室内犬が「アリの巣コロリ」を舐めてしまった!対処法と予防策

室内犬(キャバリア)が部屋の隅においてあった「アリの巣ころり」を引っ張り出して舐めていました。私が早く気づいたので、たぶん食べた量はひと舐め程度だと思います。急いで口を洗浄し、水を飲ませたました。5分経過・・・今のところ元気ですが放って置いて大丈夫でしょうか?

愛犬がアリの巣コロリを舐めた時の対処法

愛犬が「アリの巣コロリ」のような殺虫剤を舐めてしまった場合、非常に危険です。たとえ少量であっても、愛犬の健康に深刻な影響を与える可能性があります。「アリの巣コロリ」に含まれるフィプロニルなどの殺虫成分は、犬にとって毒性があり、摂取量によっては嘔吐、下痢、神経症状、呼吸困難などの症状を引き起こす可能性があります。

ご質問者様は、愛犬が「アリの巣コロリ」を舐めた後、すぐに口を洗浄し、水を飲ませたとのこと。これは適切な初期対応です。しかし、安心はできません。 少量でも摂取した可能性があるため、愛犬の様子を注意深く観察することが非常に重要です。

緊急時の対応

愛犬が「アリの巣コロリ」を舐めた後、以下の点に注意して観察しましょう。

  • 嘔吐:吐き気や嘔吐がないか。
  • 下痢:下痢や軟便がないか。
  • 神経症状:震え、ふらつき、よだれ、呼吸困難などの症状がないか。
  • 食欲不振:いつものようにご飯を食べているか。
  • 元気・行動:普段と比べて元気がない、活動量が減っていないか。

これらの症状が見られた場合は、すぐに動物病院へ連絡しましょう。 症状の程度や経過を獣医師に詳しく説明し、指示を仰ぎましょう。 電話で相談できる動物病院もありますので、まずは電話で相談することをお勧めします。

経過観察と注意点

5分経過して今のところ元気とのことですが、油断は禁物です。 殺虫剤の成分は、時間差で症状が現れる場合があります。少なくとも24時間は、愛犬の様子を細かく観察しましょう。 少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

さらに、愛犬が「アリの巣コロリ」を舐めた可能性のある場所を、念入りに清掃しましょう。 残留物を取り除くことで、愛犬が再度舐めてしまうリスクを減らすことができます。

「アリの巣コロリ」などの殺虫剤の安全な保管方法

愛犬が殺虫剤を舐めてしまう事故を防ぐためには、安全な保管方法が重要です。

保管場所の工夫

  • 手の届かない高い場所:愛犬が絶対に届かない高い場所に保管しましょう。棚の上や戸棚の中など、愛犬の視界に入らない場所が理想です。
  • 鍵付きの収納:可能であれば、鍵付きの収納ケースに保管しましょう。これにより、愛犬だけでなく、小さなお子さんにも触れられるのを防げます。
  • ペット専用の部屋:もし可能であれば、ペットが自由に立ち入れない部屋に保管しましょう。
  • 目立たない場所:普段からあまり目に入らない場所に保管することで、愛犬の注意を引く機会を減らすことができます。

代替策の検討

「アリの巣コロリ」のような殺虫剤は、愛犬にとって危険です。 ペットにも安全なアリ対策を検討しましょう。 例えば、天然成分のアリ忌避剤や、アリの通り道を塞ぐなどの物理的な対策があります。 ペット用品店やホームセンターで、ペットに安全なアリ対策グッズを探してみましょう。

インテリアとペットの安全性の両立

安全なインテリア選びは、ペットを飼う上での重要な課題です。特に、小さくて好奇心旺盛なキャバリアのような犬種の場合、注意が必要です。

安全な素材を選ぶ

家具やインテリアを選ぶ際には、ペットに安全な素材を選びましょう。 例えば、無垢材の家具や、ペット用塗料を使用している家具は安全です。 有害な化学物質が含まれていないか、製造元の情報を確認しましょう。

危険なものを隠す

愛犬が口に入れてしまう可能性のあるものは、手の届かない場所に保管しましょう。 これは、殺虫剤だけでなく、洗剤、薬品、小さな部品など、あらゆるものに当てはまります。

定期的なチェック

定期的に、家の中を愛犬の視点でチェックしましょう。 愛犬が危険なものを口にしてしまう可能性のある場所がないか、確認しましょう。

専門家の意見

獣医師によると、「アリの巣コロリ」のような殺虫剤を犬が舐めた場合、症状の現れ方は個体差があり、少量でも重篤な症状を引き起こす可能性があるため、早期の獣医への相談が非常に重要です。 自己判断せず、必ず獣医の診察を受けるべきです。

まとめ

愛犬が「アリの巣コロリ」を舐めてしまった場合、すぐに口を洗浄し、水を飲ませ、その後は愛犬の様子を24時間以上注意深く観察することが大切です。 少しでも異変があれば、すぐに動物病院へ連絡しましょう。 そして、何よりも重要なのは、愛犬が殺虫剤にアクセスできないように、安全な保管方法を徹底することです。 インテリアを選ぶ際にも、ペットの安全性を考慮し、危険なものを隠す、安全な素材を選ぶなど、工夫を凝らし、安全な住環境を築きましょう。

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