室内干し専用室の設計:快適な家事動線を叶えるためのポイント

室内干し専用室についてアドバイスをください! 現在、新築を検討しているところです。 共働きなので、平日は室内干しにする予定です。 夜、洗濯をしてそのまま干し、翌日の夕方、帰宅して取り込むという家事の流れのなかで、3畳ほどの室内干し専用部屋を作ろうと考えています。 部屋には洗濯機を設置し、天井にはホスクリーンを2本セット。 また、乾燥の方法としては、深夜電力を活用しながら、除湿機+壁付け扇風機を考えています。 このような部屋を設ける場合、床材や天井材にはなにがおすすめでしょうか? また、その他に構造・間取り等に関して望ましいものがあればアドバイスもらえませんでしょうか? よろしくお願いします。補足アドバイスありがとうございます。浴室乾燥は、使いづらいと思うので専用室は必ず設けたいです。 その場合、普通のビニールクロスで大丈夫でしょうか?より調湿性の高い調湿石膏ボードや、調湿クロスなどを検討した方がいいでしょうか?

室内干し専用室の設計:快適な家事動線を叶えるためのポイント

共働き世帯にとって、効率的な洗濯動線は家事の負担軽減に大きく貢献します。3畳の室内干し専用室の計画、素晴らしいですね! 洗濯機、ホスクリーン、除湿機、壁掛け扇風機という設備計画も、室内干しの効率化を追求したもので、大変合理的です。本記事では、床材、天井材、構造、間取り、そして壁材の選択について、具体的なアドバイスと、専門家の視点も交えて解説します。

床材の選び方:耐久性と清掃性を重視

室内干し専用室の床材選びは、水濡れや湿気への耐久性、そして清掃のしやすさが重要です。以下に、おすすめの床材と、そのメリット・デメリットをまとめました。

  • クッションフロア: 水に強く、お手入れが簡単。デザインも豊富で、価格も比較的安価です。ただし、耐久性は他の素材に比べると劣る可能性があります。
  • 塩ビシート: クッションフロアと同様、水に強く、お手入れが簡単です。耐久性も高く、長期間の使用に耐えます。
  • タイル: 水に強く、耐久性も非常に高いです。清掃も簡単ですが、価格が高く、冷たさを感じやすい点がデメリットです。
  • フロアタイル:タイルのメリットを踏襲しつつ、DIYでも施工しやすい点が魅力です。デザインも豊富で、部屋の雰囲気に合わせて選べます。

おすすめは、塩ビシートまたはフロアタイルです。 耐久性と清掃性を両立し、価格も比較的リーズナブルです。

天井材の選び方:湿気対策とメンテナンス性を考慮

天井材は、湿気対策が重要です。ビニールクロスは安価で手軽ですが、湿気がこもりやすいというデメリットがあります。

  • ビニールクロス:安価で施工が容易。ただし、湿気対策には不向きです。調湿機能のあるクロスを選ぶことをおすすめします。
  • 調湿石膏ボード:湿気を吸放湿する機能があり、室内環境の快適性を高めます。価格はやや高めですが、長期的な視点で見ればメリットが大きいです。

調湿石膏ボードの使用を強くおすすめします。 初期費用は高くなりますが、結露防止やカビ対策に繋がり、健康面や建物の寿命にもプラスに作用します。

構造と間取り:換気と動線を重視

3畳の室内干し専用室を最大限に活用するためには、以下の点を考慮しましょう。

換気について

  • 窓の設置:自然換気が可能なように、窓を設けることをおすすめします。窓は、できれば二箇所設置し、風通しをよくしましょう。小さめの窓でも効果があります。
  • 換気扇の設置:窓だけでは不十分な場合は、換気扇の設置も検討しましょう。浴室乾燥機と連動できるタイプもあります。

動線について

  • 洗濯機の位置:洗濯機から物干しスペースへの動線をスムーズにするため、洗濯機の位置を検討しましょう。ホスクリーンへのアクセスも考慮してください。
  • 収納スペース:洗剤や柔軟剤などの収納スペースを確保しましょう。棚や引き出しなどを設置すると便利です。
  • 隣接する部屋との関係:脱衣室や洗面所と隣接させることで、家事動線が効率化されます。

壁材の選び方:調湿性と清掃性を両立

質問にあったビニールクロスですが、湿気対策としては不十分です。調湿機能のあるクロスや、珪藻土の壁材なども検討しましょう。

  • 調湿クロス:ビニールクロスよりも湿気対策に優れています。デザインも豊富なので、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
  • 珪藻土:調湿効果が高く、カビの発生も抑制します。自然素材で安心安全です。ただし、価格はやや高めです。

費用を抑えたい場合は調湿クロス、より高い効果を求めるなら珪藻土がおすすめです。

専門家の視点:設計段階での相談が重要

室内干し専用室の設計は、専門家である建築士や設計士と相談することが重要です。具体的な間取りや設備、素材の選定についてアドバイスを受けることで、より快適で効率的な空間を実現できます。

まとめ:快適な室内干し空間を実現するために

3畳の室内干し専用室を快適な空間にするためには、床材、天井材、壁材の選択、換気、動線、収納スペースの確保など、様々な要素を考慮する必要があります。本記事で紹介したポイントを参考に、理想の室内干し専用室を設計してください。 そして、専門家への相談も忘れずに行いましょう。

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