室内に屋外用塗料を塗ってしまった!安全対策と対処法

みなさん、どうかお知恵を下さい。部屋の窓辺のフローリング床が痛んでいたので、3日前に塗料を塗りました。塗った範囲は窓辺部分(20センチ幅で180センチ位の長さ)です。臭いは強いけどまあ良いかと、何も考えず以前、外のウッドデッキを塗った物の余りを使ったのですが、屋外用の塗料を室内に塗るのは良くないと後になって聞きました。それからネットで調べてみると、発ガン性物質などが含まれているなどと書かれていて血の気が引きました。どうしてあらかじめ調べてから塗らなかったのかと自分を責めるばかりです。ペンキの様な物ではなく、オイルステインと言うのでしょうか、染み込む様な塗料です。商品の缶には、CAINZ HOME ニッペペイント 屋外木部塗料 油性と書いてありました。説明を良く見ると、「有毒」とも書いてあります。キシラデコールやクレオソートなどの名前は書いておらず、防腐剤、防虫剤と書いてありました。どうして良く見なかったのか・・・本当に馬鹿な事をしたなあと泣きたい気持ちです(T_T)これからどうすれば良いのでしょうか?塗料はもう染み込んでいます。臭いは我慢できるのですが、発ガン性物質と言う点が気になります。もう染み込んでいるのですが、上から何か塗っておいた方が良いでしょうか。こういう事には詳しくないので、それで防げるかどうかもわかりません。最悪、床を張り替えなければならないのでしょうか?何か対策があればご教示下さい。宜しくお願い致します。

屋外用塗料の室内使用の危険性

屋外用塗料、特に油性塗料は、耐候性や防腐・防虫効果を高めるため、室内用塗料には含まれていない成分が含まれている場合があります。それらの成分の中には、揮発性有機化合物(VOC)や、発がん性・変異原性・生殖毒性(CMR)の疑いのある物質が含まれている可能性があり、健康に悪影響を及ぼす危険性があります。 今回のケースでは、「有毒」と明記されている点、そして防腐剤・防虫剤が含まれていることから、VOCやCMR物質が含まれている可能性が高いと考えられます。

現状と緊急対策

すでに塗料が床に染み込んでいる状態とのことですので、まずは換気を徹底しましょう。窓を開け放ち、扇風機などで空気を循環させることで、室内のVOC濃度を下げることが重要です。可能であれば、空気清浄機を使用するのも効果的です。特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、より一層の換気と空気清浄機の活用が求められます。

緊急時の対処法

* 換気:窓を開け放ち、扇風機などで空気を循環させましょう。
* 空気清浄機:空気清浄機を使用し、室内の空気を浄化しましょう。
* マスク着用:塗料の臭いが気になる場合は、マスクを着用しましょう。
* 手洗い:作業後は必ず手を洗いましょう。

今後の対策と専門家への相談

現状では、完全に塗料を除去することは難しいかもしれません。しかし、健康への影響を最小限に抑えるための対策は可能です。

専門家への相談

まず、専門家(医師や建築業者、または塗料メーカー)に相談することを強くお勧めします。 塗料の種類や成分、健康への影響について詳しい情報を得ることができ、適切な対策を講じることができます。 ニッペペイントの問い合わせ窓口に連絡し、製品に関する情報や安全対策について相談するのも良いでしょう。

追加塗装の検討

完全に除去が難しい場合、上から安全な塗料を塗ることで、VOCの放散を抑制できる可能性があります。ただし、どのような塗料を使用するかは専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。 安易に市販の塗料を使用すると、化学反応を起こし、かえって状況を悪化させる可能性があります。

床の張り替え

最悪の場合、床の張り替えが必要になるかもしれません。 しかし、張り替えの費用や作業の手間などを考慮すると、専門家のアドバイスに基づいて、より適切な対策を検討することが重要です。

予防策:次回以降の塗料選び

今回の経験を踏まえ、次回以降の塗料選びには十分注意しましょう。

塗料選びのポイント

* 用途に合った塗料を選ぶ:室内用塗料は、室内で使用することを前提に製造されているため、VOCの含有量が少なく、人体への影響も少ないです。
* 成分表示を確認する:塗料の成分表示を必ず確認し、VOCやCMR物質が含まれていないかを確認しましょう。
* 安全データシート(SDS)を確認する:SDSには、塗料の成分や危険性に関する情報が詳しく記載されています。購入前に必ず確認しましょう。
* 信頼できるメーカーの製品を選ぶ:信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、品質や安全性も確保できます。
* 専門家のアドバイスを受ける:専門家のアドバイスを受けることで、適切な塗料を選ぶことができます。

まとめ

室内に屋外用塗料を使用することは、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。今回のケースでは、換気と空気清浄機の活用、そして専門家への相談が最優先事項です。 今後の対策として、安全な塗料を選び、適切な使用方法を理解することが重要です。 この経験を活かし、安全で快適な住空間を築いていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)