室内でガジュマルとベンジャミンを育てる方法|葉落ちの原因と対策

ガジュマルとベンジャミナをかいましたが、ベランダに出しておかないと、すぐに葉が落ち枯れてきます。これは室内観葉植物ではないのでしょうか? 補足 買ってそろそろ半年です。あまりに葉落ちがひどく、ベンジャミナは枯れてきたので夏の間、ベランダで復活させました。 部屋は暗いです。 無理でしょうか?

ガジュマルとベンジャミンの性質と室内栽培の可否

ガジュマルとベンジャミンはどちらも人気の観葉植物ですが、その性質をよく理解した上で室内で育てる必要があります。結論から言うと、完全な室内栽培は難しいと言えるでしょう。特に、光量が少ない環境では葉落ちや枯れの原因となります。

ガジュマルもベンジャミンも、本来は日当たりの良い場所を好む植物です。直射日光は避けるべきですが、十分な光合成を行うためには、明るい窓辺などの場所に置くことが重要です。ベランダで復活したというご経験からも、光が不足していることが葉落ちの原因の一つであると推測できます。

葉落ちの原因を徹底的に分析

半年ほどで葉が落ち、ベンジャミンが枯れかけたとのことですので、光量不足以外にも原因が考えられます。

1. 光量不足

  • 症状:葉が黄色くなってから落ちたり、葉が小さくなったり、間延びする。
  • 対策:できるだけ明るい場所に移動する。窓際に置く場合、カーテン越しではなく、直射日光を避けて窓際に置く。人工照明(植物育成ライト)を補助的に使用することも有効です。

2. 水やり不足・過剰

  • 症状:葉がしおれたり、土が乾ききっていたり、逆に土が常に湿っている。
  • 対策:土の表面が乾いてから水やりをする。鉢底から水が流れ出るまでしっかり水をやり、次に水やりをするまで土の表面が乾くのを待つ。鉢の大きさや季節、室温によって水やりの頻度は変わるので注意が必要です。

3. 温度と湿度

  • 症状:葉が急に萎れたり、茶色く変色したりする。
  • 対策:温度変化の激しい場所を避け、なるべく一定の温度を保つ。冬場は窓際から離すなど工夫する。加湿器を使用したり、霧吹きで葉に水を吹きかけることで湿度を上げる。

4. 害虫

  • 症状:葉に小さな虫が付着していたり、葉に穴が開いている。
  • 対策:葉の裏側などをよく確認し、害虫を発見したら適切な殺虫剤を使用する。定期的なチェックが重要です。

5. 根詰まり

  • 症状:成長が止まり、葉が小さくなったり、生育不良になる。
  • 対策:根詰まりを起こしている場合は、一回り大きな鉢に植え替える。

室内でガジュマルとベンジャミンを育てるための具体的なアドバイス

室内でガジュマルとベンジャミンを育てるには、以下の点を注意しましょう。

1. 明るい場所を選ぶ

南向きの窓辺が理想的ですが、直射日光は葉焼けの原因となるため、レースのカーテンなどで遮光しましょう。東向きの窓辺でも十分な光量を得られる場合があります。

2. 適切な鉢と土を選ぶ

通気性の良い鉢を選び、水はけの良い観葉植物用の土を使用しましょう。鉢底に軽石などを敷いて排水性を高めるのも効果的です。

3. 適切な水やりを行う

土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。冬場は水やりの頻度を減らしましょう。指で土の湿り気を確認する習慣をつけましょう。

4. 湿度を保つ

乾燥した室内では葉が落ちやすいため、加湿器を使用したり、霧吹きで葉に水を吹きかけたりするなどして湿度を保つ工夫が必要です。

5. 定期的な葉の掃除

葉の表面にホコリが積もると光合成が阻害されるため、定期的に柔らかい布などで葉の掃除を行いましょう。

6. 肥料を与える

生育期(春~秋)には、観葉植物用の液体肥料を規定量で与えましょう。冬場は肥料を与えなくても大丈夫です。

7. 定期的な観察

葉の色や状態、土の乾き具合などを定期的に観察し、異変があればすぐに対応しましょう。

専門家の視点

観葉植物の専門家によると、「ガジュマルとベンジャミンは比較的育てやすい植物ですが、室内で育てるには、光量、水やり、湿度管理に細心の注意が必要です。特に、光量が不足すると葉落ちが激しくなり、枯れてしまう可能性があります。」とのことです。 光量不足を解消するために、植物育成ライトの使用も検討してみましょう。

まとめ

ガジュマルとベンジャミンは、十分な光量と適切な管理が必要です。室内で育てるには工夫が必要ですが、上記のポイントに注意すれば、美しい緑を室内で楽しむことができます。葉落ちが止まらない場合は、原因を一つずつ確認し、適切な対策を行うことが重要です。

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