実母の死後、相続と家族関係の問題:グレーな状況からの脱出

実母が先月亡くなり、他県に住む私と弟は全く知らされていません。会えると思って帰省し先祖の墓参りに行きましたら既に墓に入っていました。兄は母と同居もしておらず、実母と同じ県に住み長男と言うだけで喪主を 務めたようです。色々質問をさせて頂き、亡くなった事を知らせる・新聞のお悔やみに載せる載せないは喪主の判断だそうですが、お悔やみも新聞に載せていない為、親戚筋も誰も知りません。私と弟は母の名誉回復の為、母の実家の町内会の区長さんに相談し母の死を知って貰おうと考えています。また嫁に行った妹は私や弟と連絡を一切取らなかったにも関わらず母は亡くなった日や葬儀にも出席していました。喪主でも無くましてや嫁に行った妹が①【自分の家族を実家のゴタタに巻き込みたくない】と言っておきながら自分が知っていながら知らせなかった妹に対して精神的苦痛で慰謝を請求したいと思っていますが具体的にはどのような方法がありますか?② 今月の下旬に母の遺言があったそうで家庭裁判所で検認作業がありますが、以前から実家には既に亡くなった父や先祖の位牌が有るため手を合わせたいと兄に頼んでいましたが母の存命中から弁護士を立てて拒否しています。昨日司法書士の方に確認しましたら検認の時に家庭裁判所に確認すれば良いと答えて頂きましたが私も個人的には分割協議が済む迄は共同相続人ですので家に入る権利は有ると思っていますが教えて頂きたく思います。私や弟は金銭的では無く何度も母の様子を教えて欲しいと頼んでいたにも関わらず電話・メールも拒否し介護施設や病院・神主にも私達に存命を教えるなと言っている兄、またそれに従った妹を許したくないのです。 よろしくお願いします。実家の鍵は兄が2本持っている為本人は別に困らない筈なんです。 補足 ①実家への立ち入りを禁じた事については病院で妻と直接、ボイスレコーダに声を撮り、弁護士には一切頼んでいないそうです。この時の内容は主治医・看護士にも聞いて貰い母は痴呆状態では有りませんでした。財産は兄弟4人平等に分けてと言ってます。 ※ 16年前に兄から弟に手紙が行き、両親に大事にされなかったから実家の家屋敷を元に財産作りに走らせたと言って います。母が入院した頃から兄弟・親戚の排除が始まりました。

1.実母の死の知らせと名誉回復について

ご実母様の突然の訃報、そしてご兄弟からの連絡がないこと、大変お辛い状況だとお察しします。まず、ご実母様の名誉回復のため、町内会の区長さんに相談されるご計画は素晴らしいと思います。区長さんは地域社会の事情に精通しており、適切なアドバイスや支援をしてくれる可能性があります。具体的には、ご実母様の訃報を町内会報などに掲載してもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。また、近隣の方々へのご挨拶を通じて、ご実母様の人となりや生前の様子を伝えることも有効です。

2.妹への慰謝料請求について

妹さんがご実母様の死を知らせることなく、葬儀に出席したことに対する精神的苦痛の慰謝料請求は、民法上の不法行為に基づいて検討できます。しかし、慰謝料請求が認められるためには、妹さんの行為に「故意または過失」があり、かつ、それがあなたに「損害」を与えていることを証明する必要があります。

慰謝料請求の成功可能性を高めるためのポイント

* **証拠集め:** 妹さんがご実母様の死を知っていたことの証拠(メール、電話記録、証人など)をしっかりと集めましょう。
* **精神的苦痛の具体的な説明:** 具体的な精神的苦痛の内容(不眠、食欲不振、不安感など)を詳細に記録し、医師の診断書などを取得することも検討しましょう。
* **弁護士への相談:** 慰謝料請求は法律の専門知識が必要なため、弁護士に相談し、勝訴の可能性や必要な手続きについてアドバイスを受けることを強くお勧めします。弁護士費用は高額になる可能性がありますが、法テラスなどの制度を利用することも可能です。

3.実家への立ち入りと遺言の検認について

ご実家への立ち入りについては、相続開始後、相続人全員で協議して決めなければなりません。兄が鍵を所有しているからといって、勝手に立ち入るのは法律違反となる可能性があります。

実家への立ち入り方法

* **家庭裁判所への申し立て:** 検認手続きの際に、家庭裁判所に現状を説明し、位牌への供養を許可してもらうよう申し立てることができます。
* **相続人全員の合意:** 兄弟姉妹で話し合い、合意の上で実家へ立ち入ることも可能です。しかし、現状から見て、兄と妹との合意を得るのは難しいかもしれません。
* **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、法的措置を検討することもできます。

4.兄と妹への対応について

ご兄弟からの連絡拒否、そしてご実母様の死を知らされなかったことへの怒りや悲しみはごもっともです。しかし、感情的な対応はかえって事態を悪化させる可能性があります。

冷静に対処するためのポイント

* **記録の保持:** 兄や妹とのやり取り(メール、電話記録など)を全て記録として残しておきましょう。
* **証拠集め:** 兄がご実母様の意思に反して行動している証拠(ボイスレコーダーの録音、証人など)を集めましょう。
* **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをお勧めします。弁護士は、法的観点から適切な対応策を提案してくれます。

5.具体的な行動ステップ

1. **弁護士への相談:** まずは弁護士に相談し、慰謝料請求、実家への立ち入り、相続問題について、法的アドバイスを受けましょう。
2. **証拠集め:** 弁護士の指示に従い、必要な証拠を集めましょう。
3. **町内会への相談:** ご実母様の名誉回復のため、町内会の区長さんに相談し、適切な方法を検討しましょう。
4. **兄弟姉妹との話し合い(弁護士同席):** 弁護士を同席させ、兄弟姉妹で話し合い、相続問題や今後の関係について話し合ってみましょう。ただし、話し合いが難航する可能性が高い場合は、裁判という手段も視野に入れる必要があります。

専門家の視点:相続問題における弁護士の役割

相続問題は複雑で、感情的な問題も絡みやすいものです。弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、紛争解決に向けてサポートします。特に、今回のケースのように家族間のトラブルが複雑に絡み合っている場合は、弁護士の専門的な知識と経験が不可欠です。弁護士に相談することで、感情に左右されず、冷静に状況を判断し、最善の解決策を見つけることができます。

まとめ

ご実母様の死を巡る様々な問題、大変お辛い状況の中、冷静に対処していくことが重要です。弁護士への相談を最優先に行い、証拠を集め、段階的に問題解決を進めていきましょう。ご実母様のご冥福をお祈りいたします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)