実家の猫を外飼いする?臆病な猫の幸せと家族の安心を両立させる方法

実家の両親が、今まで室内飼いだった猫を外飼いにしたがっています。家を新しくして引っ越す為、荒らされたくない両親が、猫を外に出そうと考えていますが、大丈夫なんでしょうか? 去勢済みのオス猫ですが、かなり臆病な性格で、気性も荒い子なので もともと飼っていた兄夫婦に子供が産まれたため、実家でしぶしぶ飼う事になった経緯があります。 実家にいる頃、私はとてもかわいがっていたので、とても心配でなりません。 しかし、私自身は軽い猫アレルギーがあり、妊娠中の現在、ペット不可の家に住んでいる為 現状ですぐに引き取る事も出来ません・・・ なので、強く反対も出来ず両親の気持ちに委ねるしかないところもあります。 せっかく新しくした自分達が死ぬまで暮らす家を荒らされたくない、という気持ちもわからないのでもないのですが それなりにかわいがってきた猫に、それは冷たいのではないかと寂しくなっています。 いままで、囲いのあるベランダなどには出たがるため、出していましたが 一度、柵の隙間から階下に落ちてしまったこともあり、それ以外の外は 怖がって玄関から外階段を下りる事もできなくなったようです。 そんな猫がいきなり外に出されるというので、いろんな不安がつきまといます。 父親などは「猫は適応能力が高いから大丈夫」だと言うのですが・・・ どうしたらよいのでしょうか・・・ ちなみに家は1階で、玄関の目の前は道路です。家の裏手には外と直結する裏口があり 洗濯物などはその裏口にあるスペースに干す事になるので、ベランダ等はありません。 おそらくその裏口スペースにトイレやえさ置き場をと考えているようです・・・ 猫の飼い方など、詳しい方にアドバイスを頂ければ助かります。補足たくさんご意見頂いて感謝致します。ほんとうに無責任な一家だと反省しきりです・・・ まさか、私も実家が引っ越しをするなど全く考えも及びませんでしたので かなり動揺して、色んな意見を聞きたいとこちらに質問させて頂きました。 嫁に行った先が猫を飼えない状況だった事をとても後悔しています・・・ 里親探しも視野に入れ、老夫婦の為の狭い家なのですが、頑固な父親になんとか一室猫のスペースを作るよう お願いしてみます。

臆病な猫を外飼いすることの危険性

まず結論から言うと、臆病で気性の荒い猫を外飼いにすることは非常に危険です。猫は適応能力が高いと一般的に言われますが、それはあくまで個体差があり、特にあなたの猫のように臆病な性格の猫は、外の世界に適応できない可能性が高いです。

具体的にどのような危険があるか見ていきましょう。

  • 交通事故:道路に面した家なので、猫が道路に飛び出して交通事故に遭うリスクが非常に高いです。
  • 他の猫とのトラブル:縄張り意識の強い猫同士の喧嘩で怪我をする可能性があります。気性の荒い猫は特に危険です。
  • 病気:野良猫から感染症にかかる可能性があります。ノミやダニなどの寄生虫にも感染するリスクがあります。
  • 盗難・迷子:猫が盗まれたり、迷子になる可能性もあります。特に臆病な猫は、知らない環境でパニックになり、逃げ出してしまう可能性があります。
  • 虐待:残念ながら、動物虐待をする人もいます。臆病な猫は、攻撃の対象になりやすいです。

これらのリスクを考えると、臆病な猫を外飼いにするのは非常に危険であり、猫の安全と幸せを考えると避けるべきです

室内飼いを継続するための提案

両親の「家を荒らされたくない」という気持ちも理解できますが、猫の安全を優先し、室内飼いを継続するための方法を検討しましょう。

1. 猫のための専用スペースを作る

ご両親が猫のために一室を提供することに同意されたとのこと、大変素晴らしいです! 猫が安全に過ごせる専用のスペースを作りましょう。

  • トイレ、餌場、寝床、爪とぎなどを設置:猫が快適に過ごせるように、必要なものを揃えましょう。猫用家具なども活用すると良いでしょう。
  • 安全な素材を使用:猫が噛んだり引っ掻いたりしても大丈夫な素材を選びましょう。壁や床の保護も検討しましょう。
  • 脱走防止対策:猫が脱走しないように、ドアや窓に工夫を凝らし、しっかりとした脱走防止対策を行いましょう。

2. 猫の行動をコントロールする

猫が家の中で落ち着いて過ごせるように、工夫が必要です。

  • 猫が好きな場所を作る:猫が落ち着いて過ごせる場所(猫ベッド、キャットタワーなど)を用意しましょう。日光浴が出来る場所なども良いでしょう。
  • おもちゃで遊ぶ時間を作る:猫と遊ぶことで、猫のストレスを軽減し、運動不足を防ぎましょう。遊びを通して、猫との絆を深めることもできます。
  • 環境エンリッチメント:猫が退屈しないように、様々な工夫をしましょう。例えば、窓辺に鳥が来る様子を観察できる場所を作ったり、猫が登れる棚を設置するなどです。
  • 定期的なブラッシング:ブラッシングは猫のストレス軽減にも繋がります。毛玉の除去にもなります。

3. 猫の爪とぎ対策

猫による引っ掻き傷を防ぐために、以下の対策をしましょう。

  • 猫専用の爪とぎを用意する:猫が好きな素材の爪とぎを用意しましょう。定期的に交換しましょう。
  • 引っ掻きやすい場所に保護シートを貼る:ソファやカーテンなど、猫が引っ掻きやすい場所に保護シートを貼ることで、家具の傷を防ぎます。
  • 猫が引っ掻かないように工夫する:猫が興味を示さない素材の家具を選ぶ、猫がアクセスできない場所に家具を配置するなどの工夫をしましょう。

4. 専門家のアドバイスを受ける

どうしても不安な場合は、獣医さんや動物行動学の専門家に相談してみましょう。猫の性格や行動パターンを詳しく教えてもらうことで、より適切な対策を立てることができます。

里親探しについて

もし、どうしても室内飼いでの飼育が難しい場合は、里親探しも検討しましょう。猫を愛する新しい家族が見つかる可能性があります。

里親探しの際には、以下の点に注意しましょう。

  • 信頼できる里親探し団体に相談する:適切な里親探しをサポートしてくれる団体を選びましょう。
  • 猫の性格や健康状態を詳しく伝える:新しい飼い主が猫の性格や健康状態を理解できるように、詳しく伝えましょう。
  • 新しい飼い主と面会する:新しい飼い主と面会し、猫の性格や生活環境に合うかを確認しましょう。

まとめ

臆病な猫を外飼いにすることは、非常に危険です。猫の安全と幸せを第一に考え、室内飼いを継続するための工夫をしましょう。それでも難しい場合は、里親探しという選択肢もあります。ご家族でよく話し合い、猫にとって最善の選択をしてください。

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