実家の増築で二世帯住宅を実現!キッチンダイニング・子供部屋増築の可能性と費用目安

増築についての質問です。実家を二世帯にして親と同居したい為、庭にキッチンダイニング、玄関を増築して母屋と繋ぎたいと考えています。 そこで実家の配置図や建築概要を見てみたのですが、どう見れば良いのか分かりません。 この状況だと、どれくらいのキッチンダイニングが増設可能でしょうか。また、2階建てにしてトイレやお風呂、子供部屋(出来れば2部屋)等も増設可能でしょうか。建築の知識が全くないので、何畳位のダイニングキッチンが(出来ればリビングも)出来るか、2階も何畳位の部屋なら作れるか等教えていただけると嬉しいです。 配置図を画像添付します。 建築概要は以下の通りです。 (ちなみに実家は平成2年に建てています) 用途地域:第一種住居専用地域 高度地区:指定ナシ 防火地区:指定ナシ 敷地面積:208.15m2 建設面積:85.56m2 延床面積:156.22m2 1階床面積:78.60m2 2階床面積:69.25m2 PH床面積:8.37m2 建ぺい率:60.00% > 39.66% (82.56m2 / 208.15m2) 容積率:100.00% > 75.05% (156.22m2 / 208.15m2) (平方メートルをm2と表記しています) ちなみにだいたいの費用の目安を教えていただけたら嬉しいです。 (ちなみに地盤のあまり良くない場所です)

増築計画:二世帯住宅実現へのステップ

実家を二世帯住宅に改築し、親と同居する計画、素晴らしいですね!庭にキッチンダイニングと玄関を増築し、母屋と繋げるという構想も魅力的です。しかし、建築の知識がないと、配置図や建築概要の解釈、増築可能範囲の判断は難しいでしょう。この記事では、段階的に解説していきます。

1. 配置図と建築概要の読み解き方

まず、ご提供いただいた建築概要から、現状を把握しましょう。

* **敷地面積:208.15m²**: 土地全体の広さです。増築できる面積はこの範囲内となります。
* **建設面積:85.56m²**: 建物の占める面積です。建ぺい率と合わせて、増築可能な面積を算出します。
* **延床面積:156.22m²**: 建物の全フロアの面積の合計です。容積率と合わせて、増築可能な延床面積を算出します。
* **建ぺい率:39.66%**: 敷地面積に対する建物の面積の割合です。この割合を超えて建築することはできません。
* **容積率:75.05%**: 敷地面積に対する建物の延床面積の割合です。この割合を超えて建築することはできません。

これらの数値を元に、増築可能な面積を計算し、キッチンダイニング、子供部屋、浴室、トイレなどの配置を検討します。配置図と照らし合わせながら、庭のスペース、既存建物の構造、上下水道、電気、ガスなどのインフラ状況も確認する必要があります。

2. 増築可能面積の推定

正確な増築可能面積は、建築士による現地調査と設計が必要です。しかし、概算として、建ぺい率と容積率を考慮すると、以下の点を考慮する必要があります。

* **建ぺい率**: 現在の建ぺい率は39.66%です。60%まで許容されますので、まだ余裕があります。
* **容積率**: 現在の容積率は75.05%です。100%まで許容されますので、増築の余地はあります。

しかし、単純にこれらの数値から増築面積を計算することはできません。増築部分の形状、既存建物との接続方法、隣地との距離、日照、採光などの条件も考慮する必要があります。

3. キッチンダイニングと子供部屋の広さ

キッチンダイニングと子供部屋の広さは、ご家族の生活スタイルや人数によって大きく異なります。

* **キッチンダイニング**: 4畳半~6畳のキッチンと、4畳半~6畳のダイニングを想定すると、合計9畳~12畳程度が必要となるでしょう。リビングを併設する場合は、さらに広さが必要になります。
* **子供部屋**: 子供部屋を2部屋設ける場合、それぞれ6畳~8畳程度が理想的です。

これらの広さを確保できるかどうかは、増築可能面積と配置図を詳細に検討する必要があります。

4. 2階建て増築の可能性

容積率に余裕があるため、2階建ての増築は可能です。しかし、地盤が良くないとのことですので、地盤改良費用が追加で発生する可能性があります。2階にトイレ、浴室、子供部屋2部屋を設けるには、相当な面積が必要になります。

5. 費用目安

増築費用は、以下の要素によって大きく変動します。

* **増築面積**: 面積が大きくなるほど費用は高くなります。
* **構造**: 木造、鉄骨造、RC造など、構造によって費用が大きく異なります。
* **仕上げ**: 使用する建材のグレードによって費用が異なります。
* **地盤改良**: 地盤が弱い場合は、地盤改良費用が必要になります。これは、今回のケースで特に重要な要素です。
* **その他**: 設計料、申請費用、諸経費など。

概算費用としては、増築面積10坪あたり300万円~500万円程度と想定されます。しかし、地盤改良が必要な場合は、さらに費用が追加される可能性があります。正確な費用は、設計図を作成し、複数の業者に見積もりを依頼することで算出できます。

専門家への相談が重要

増築計画は、建築士や設計事務所、施工業者に相談することが非常に重要です。彼らは、配置図や建築概要を正確に解釈し、増築可能面積、構造、費用などを詳細に検討し、最適なプランを提案してくれます。また、地盤調査を行い、地盤改良の必要性と費用についてもアドバイスしてくれます。

具体的なステップ

1. **複数の建築士や設計事務所に相談する**: 複数の業者からプランと見積もりを取り、比較検討することで、最適な選択ができます。
2. **地盤調査を行う**: 地盤が弱い場合は、地盤改良費用が大きく影響します。
3. **詳細な設計図を作成する**: 設計図に基づいて、正確な見積もりを作成してもらうことができます。
4. **建築許可申請を行う**: 建築基準法に適合した設計であることを確認し、建築許可を取得します。
5. **施工業者を選定する**: 複数の業者から見積もりを取り、信頼できる業者を選びましょう。

まとめ

二世帯住宅への改築は、ご家族にとって大きな転換期となるでしょう。計画段階から専門家の力を借り、慎重に進めることが大切です。この記事が、皆様の増築計画の一助となれば幸いです。

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