実家の井戸の上の部屋をリフォームして娘夫婦の寝室に…安全面と活用方法について

実家に井戸がありその上に階段の踊り場と二階の部屋があります。その部屋はしばらく未使用でしたがリフォーム後娘が結婚して寝室として使用します。井戸は昔土間でしたが何度か改築され土間がなくなり廊下や部屋の隣になりました。井戸の上は踏んでもいけないと聞きますし、ましてむすめ夫婦に災いがあっても困るので悩んでいます。また井戸の水質検査では、鉄分が多く使用不可の結果が出てせめて散水としてしようしたいところですが、そのための浄水器も必要とのこと、それなら井戸を埋めたほうがいいのかと考えたりします。しかし井戸を埋めるなら井戸の周りは四方かべなので井戸枠は取り外せないのですがそのままでいいのか良い方法を教えてください。庭の木や花の水やりに使う場合お払いをして浄水器をつけ水質検査をして使えばいいかと考えますがアドバイスをお願いします。

井戸の上の部屋のリフォームと安全性の確保

ご実家の井戸の上の部屋を娘さんの寝室としてリフォームされるご計画、おめでとうございます。しかし、井戸の存在による不安はごもっともです。井戸の上は不安定で危険という迷信もありますが、実際の問題は、井戸の構造と老朽化、そして地盤の安定性にあります。

井戸の現状調査が重要

まず、専門家による井戸の現状調査が不可欠です。構造上の問題点(井戸の劣化、枠の腐食など)、地盤の強度、そして井戸周辺の土壌状況を正確に把握する必要があります。これには、土木・建築の専門家、または井戸の保守管理業者への依頼が最適です。調査の結果に基づき、安全性を確保するための対策を検討しましょう。

例えば、井戸の上部が十分な強度を保っているか、床下に補強が必要か、といった点が明らかになります。もし、構造的に不安定な場合は、補強工事が必要となるでしょう。また、地盤沈下などのリスクも考慮し、必要に応じて地盤改良工事も検討すべきです。

井戸の上への対策

調査の結果、安全性が確保できないと判断された場合は、寝室としての使用を見送ることも検討する必要があります。他の部屋への変更、もしくは井戸を埋めるなどの抜本的な対策が必要になるかもしれません。

井戸水の活用と浄水

水質検査で鉄分が多いとの結果が出ているとのことですが、庭木の散水に利用する場合は、適切な浄水器の設置が必須です。鉄分が多い水は、植物にも悪影響を与える可能性があります。浄水器を選ぶ際には、鉄分除去に効果的なものを選び、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。

井戸の埋設は慎重に

井戸を埋めることは、土壌汚染や地盤沈下などのリスクを伴うため、安易に決断すべきではありません。専門家(土木・建築の専門家、または井戸の保守管理業者)に相談し、適切な方法を検討することが重要です。特に、井戸枠が取り外せないとのことですので、撤去方法や周辺環境への影響を十分に考慮する必要があります。

埋設する場合、行政への届け出が必要となる場合もありますので、事前に確認しましょう。また、埋設後に地盤沈下などの問題が発生した場合の責任についても、専門家と相談の上、明確にしておくことが重要です。

インテリアとの調和

井戸の上の部屋を寝室としてリフォームする際には、安全性だけでなく、快適性も考慮しなければなりません。娘さん夫婦が心地よく過ごせる空間にするために、インテリアにも気を配りましょう。

寝室のインテリアデザイン

井戸の存在を意識させない、落ち着いた雰囲気の寝室を作ることをおすすめします。ブラウン系の落ち着いた色調の家具や壁の色を選ぶことで、安心感を与え、リラックスできる空間を演出できます。

例えば、床材には無垢材を使用し、壁には自然素材のクロスを貼ることで、温かみのある空間を作り上げることができます。また、間接照明を効果的に使用することで、よりリラックスできる雰囲気を演出できます。

収納と機能性

寝室には、収納スペースが十分に確保されていることが重要です。ベッドサイドテーブルやチェストなどの家具を配置し、収納力を高めましょう。また、クローゼットやウォークインクローゼットを設けることで、衣類や身の回りの物を整理整頓できます。

風水を取り入れる

風水では、寝室はリラックスできる空間であることが重要とされています。ブラウンは、大地の色として安定感と安心感を与えてくれる色とされています。また、自然素材を取り入れることで、よりリラックスできる空間を作ることができます。

まとめ

実家の井戸の上の部屋を娘さんの寝室としてリフォームする際には、安全性を最優先に考え、専門家のアドバイスを仰ぎながら慎重に進めていくことが大切です。井戸の現状調査、安全対策、そして快適な寝室空間の設計をバランスよく考慮することで、娘さん夫婦にとって安心で幸せな生活空間を実現できるでしょう。

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