完璧主義と収納:あなたのこだわりの部屋は病気?

自分は自室に異常なほどのこだわりがあって病気なのかと思うことがあります。例えば、部屋の家具は全て鏡面の黒と決めていて床までタイルを貼りカーテンまで黒です。照明は暖色光のアッパースタンドライトでとにかくモデルルームのような部屋でないと気が済みません。部屋の中にテレビやコンポ、デジタルフォトフレームなどを置いているチェストがあるのですが、中にかなりの収納スペースがあるにも関わらず中には何も入れたくないのでなにもいれていません。その他にもクローゼットがあるのですが、外出の時持っていくもの(財布など)や服、靴下、他にも靴や傘をいれていて、外出関係の物以外は何も入れたくなくて、逆に外出関係の物は靴でも傘でもまとめていれておきたいといった感じです。使わないけど捨てられない物で例えば使わないブランド物やアクセサリー、資格証、卒業アルバム、記念の写真や家電製品等の外箱や使わない銀行口座のキャッシュカードなどもできることなら部屋の空間に置きたくないです。とにかく病気なほど部屋にこだわりがあるのですが、何かの病気なのでしょうか?、、、

完璧な空間へのこだわり:それは病気?それとも個性?

まず結論から言うと、あなたの「部屋への異常なこだわり」が必ずしも病気とは限りません。 多くの人が、自分の居心地の良い空間を追求し、それに強いこだわりを持つものです。 しかし、そのこだわりが日常生活に支障をきたすレベルであれば、何らかの精神的な問題を抱えている可能性も否定できません。 あなたのケースでは、現状では病気と断定することはできませんが、いくつかの点について検討する必要があります。

こだわりの強さと日常生活への影響

あなたの記述からは、完璧な空間への強いこだわりが見て取れます。黒を基調とした統一感、モデルルームのような清潔感、そして収納への独特のルールなど、細部まで行き届いたこだわりは、ある意味で素晴らしいと言えるでしょう。しかし、このこだわりが、日常生活にどのような影響を与えているか、それが重要なポイントです。

例えば、

  • 部屋の掃除や整理整頓に多くの時間を費やし、他の活動に支障が出ているか
  • 部屋の状況が少しでも崩れると強いストレスを感じるか
  • 他の人から「こだわりが強い」と指摘されたり、理解されずに苦痛を感じるか
  • こだわりが強すぎて、友人や家族との交流が減っているか

これらの項目に当てはまることが多く、日常生活に支障が出ていると感じるのであれば、専門家への相談を検討する必要があるかもしれません。

強迫性障害の可能性

あなたの記述にある「使わないけど捨てられない物」や収納に対する独特のルールは、強迫性障害の一症状に似ている部分があります。強迫性障害とは、特定の考え(強迫観念)や行動(強迫行為)に繰り返し囚われ、強い不安や苦痛を伴う精神疾患です。 あなたのケースでは、部屋を完璧に保つという強迫観念が、収納方法や物の配置といった強迫行為に繋がっている可能性があります。

しかし、強迫性障害かどうかは、専門医による診断が必要です。自己診断は危険なので、心配な場合は、精神科医や心療内科医に相談することをお勧めします。

ミニマリズムと整理収納術との違い

あなたのこだわりは、ミニマリズムや整理収納術とは少し違います。ミニマリズムは、必要な物だけを持つことで、シンプルで自由な生活を送るライフスタイルです。整理収納術は、物を効率的に収納し、生活空間を快適にするための技術です。 あなたの場合は、これらの概念とは異なる、より強い「完璧さ」への追求が感じられます。

具体的なアドバイス:こだわりをコントロールする方法

もし、あなたのこだわりが日常生活に支障をきたしていると感じているのであれば、以下の方法を試してみてください。

1. 専門家への相談

まずは、精神科医や心療内科医に相談することをお勧めします。 専門家の意見を聞くことで、あなたの状態を客観的に把握し、適切な対処法を見つけることができます。

2. 少しずつ変化を取り入れる

一気に部屋のスタイルを変えるのではなく、少しずつ変化を取り入れてみましょう。例えば、黒以外の色の小物を取り入れてみたり、収納方法を少し変えてみたりするなど、小さな変化から始めてみましょう。

3. 捨てる練習をする

使わない物を捨てるのは難しいかもしれませんが、少しずつ捨てる練習をしてみましょう。 まずは、明らかに不要な物から捨てていくことから始め、徐々に捨てる基準を広げていくと良いでしょう。 「1ヶ月使わなかったものは捨てる」といったルールを設けてみるのも効果的です。

4. 写真やデジタルデータで保存する

思い出の品や大切な書類などは、写真やデジタルデータで保存することで、物理的な物を手放すことができます。 これにより、収納スペースを確保し、部屋の整理整頓がしやすくなります。

5. 収納を見直す

収納スペースが不足している場合は、収納家具を見直したり、新しい収納方法を検討してみましょう。 例えば、クローゼットに収納ボックスを導入したり、壁面収納を取り入れることで、収納力をアップさせることができます。

6. 部屋のテーマを見つける

あなたのこだわりを活かしながら、部屋のテーマを見つけるのも良い方法です。 例えば、「洗練された黒を基調としたモダン空間」といったテーマを設定することで、統一感のある部屋づくりを進めることができます。

7. リラックスできる空間を作る

部屋は、リラックスできる空間であるべきです。 あなたのこだわりが、逆にストレスになっていると感じているのであれば、リラックスできる要素を取り入れることを検討してみましょう。 例えば、アロマを焚いたり、観葉植物を置いたりするなど、小さな工夫で大きく変わります。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、あなたのこだわりは、ある意味では「完璧なビジョン」を持っていると言えるでしょう。 しかし、そのビジョンに固執しすぎるあまり、柔軟性が失われている可能性があります。 インテリアコーディネーターは、お客様のライフスタイルや好みを理解した上で、最適な空間づくりを提案します。 あなたの場合は、専門家の協力を得ながら、こだわりを活かしつつ、より快適でリラックスできる空間を創造していくことが重要です。

まとめ

あなたの部屋へのこだわりは、必ずしも病気ではありませんが、日常生活に支障をきたしている場合は、専門家への相談を検討しましょう。 少しずつ変化を取り入れ、こだわりをコントロールすることで、より快適な生活を送ることができるはずです。 そして、インテリアコーディネーターなどの専門家の力を借りるのも、効果的な方法の一つです。 あなたの理想の空間を実現するために、まずは一歩踏み出してみましょう。

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