完全室内飼いの猫のストレス軽減と快適な生活環境

完全室内飼いの猫について教えて下さい。 わたしは去年の5月にマンションのゴミ捨て場に捨てられている6匹子猫を発見し、2匹は虐待されたような跡があり、 3匹は虐待されたような跡はないもののかなり衰弱していて残り1匹はすでに死亡していました。 いてもたってもいられなくなり保護をして無事4匹は親切な方に里親になっていただき残り1匹はわたしが飼っているのですが、 わたしの住んでいるマンションは親戚から借りている1DKのマンションで部屋は10畳しかありません(勿論許可はとってあります) おもちゃやキャットタワーなどは与えていますがこの10畳という空間でストレスが溜まっていないかとても心配です。 わたしは在宅ワークで日曜の午前中に会社に出向けばいいだけですしあまり外出もしませんので保護して以来ほぼ24時間毎日ずっと一緒にいます。 たくさんお話をしてできる限り一緒に遊びます。 とてもなつっこくわたしのあとをトコトコとついて歩き、わたしが電話でしゃべっていると相手にされないのが嫌なのか鳴いてアピールするぐらいで、とくに見た目ではストレスが溜まっているようには見えないのですが…。 実家でも猫を飼っていて、その子を見てると自由に家中を走りまわって楽しそうなのにこの子はこの空間が窮屈じゃないかしら…と寝顔を見るとふと考えてしまいます。 ちなみに保護したとき病院から三ヶ月ぐらいだろうと言われたので今一歳くらいだと思います。 メスで避妊も済ませてあります。 もしストレスが溜まってるのであればもう少し広い所に引っ越そうかな…と思っています。 どうかよきアドバイスお願いします。

10畳の室内で暮らす猫のストレス:サインの見極め方

10畳という空間で暮らす猫がストレスを抱えているかどうか、判断するのは難しいかもしれません。猫は感情表現が犬と比べて分かりにくいため、飼い主さんが気づかないうちにストレスが蓄積されているケースも少なくありません。 しかし、安心してください。 あなたの猫ちゃんへの愛情と観察眼があれば、ストレスサインを見つけることは可能です。

ストレスサインの見分け方

  • 過剰なグルーミング:毛づくろいをしすぎるのは、ストレスや不安のサインです。脱毛や皮膚炎につながる可能性もあります。
  • 食欲の変化:食べ過ぎる、または全く食べなくなるのは、ストレスの表れです。体重の変化にも注意しましょう。
  • トイレの失敗:いつもと違う場所に排泄するようになった場合は、ストレスや病気の可能性があります。
  • 攻撃性や引っ掻き:普段はおとなしい猫が、急に攻撃的になったり、家具を引っ掻き始めたりするのも、ストレスサインです。
  • 隠れる行動:安全な場所を求めて、隠れる時間が増えるのも注意が必要です。暗い場所や高い場所に隠れることが多いかもしれません。
  • 鳴き声の変化:普段と違う鳴き方をする、または頻繁に鳴くようになった場合も、ストレスの可能性があります。
  • 活動量の減少:元気がなくなり、遊びに誘っても反応が鈍い場合は、ストレスが原因かもしれません。
  • 睡眠時間の変化:いつもより多く寝ている、または逆に眠れないなどの変化も、ストレスサインの可能性があります。

これらのサインは、必ずしもストレスを示すとは限りません。しかし、複数のサインが見られたり、変化が長期にわたる場合は、獣医への相談をおすすめします。

10畳の空間を最大限に活用する工夫

引っ越しを検討する前に、まずは現在の10畳の空間を工夫して、猫が快適に過ごせる環境を作ることを試みましょう。

垂直空間の活用

猫は高い場所が好きです。キャットタワーだけでなく、棚や本棚などを活用して、猫が自由に登ったり降りたりできる空間を作りましょう。 窓辺は日光浴ができる快適な場所になります。

遊びの工夫

猫が飽きないように、様々な種類の猫のおもちゃを用意しましょう。 おもちゃは定期的にローテーションして、新鮮さを保つことが重要です。 また、レーザーポインターなどで追いかける遊びも、猫の狩猟本能を満たし、運動不足解消に役立ちます。 ただし、レーザーポインターは必ず捕まえられるようにしましょう。捕まえられないと、猫はフラストレーションを感じてしまいます。

隠れ家の確保

猫は安全な隠れ家を求めます。段ボール箱や猫用のハウスなどを設置し、猫が自由にリラックスできる空間を作りましょう。 隠れ家は、複数の場所を用意することで、猫の気分に合わせて使い分けることができます。

環境エンリッチメント

環境エンリッチメントとは、動物の自然な行動を促すための環境整備です。 例えば、猫が登ったり隠れたりする場所を増やす、様々な素材の触感を楽しめるおもちゃを用意する、窓から見える景色を変えるなど、猫の五感を刺激する工夫をしましょう。

清潔な環境

清潔な環境は、猫のストレス軽減に非常に重要です。 トイレは常に清潔に保ち、定期的に部屋の掃除を行いましょう。 猫の臭いが気になる場合は、猫用の消臭剤を使用しましょう。

獣医への相談

もし、上記の工夫をしても猫のストレスが改善しない場合は、獣医に相談することをお勧めします。 獣医は、猫の健康状態をチェックし、ストレスの原因を特定し、適切なアドバイスをしてくれます。 また、必要に応じて、抗不安薬などの治療を行うこともあります。

引っ越しを検討する場合

それでもストレスが解消されない場合、引っ越しも一つの選択肢です。 しかし、引っ越しは猫にとって大きなストレスとなる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。 引っ越し後も、猫が新しい環境に適応できるよう、十分な配慮が必要です。

まとめ

10畳の空間でも、工夫次第で猫は快適に暮らすことができます。 まずは、猫のストレスサインを見極め、環境を改善する努力をしましょう。 それでも改善しない場合は、獣医に相談したり、引っ越しを検討したりするのも一つの方法です。 大切なのは、あなたの猫が幸せに暮らせる環境を作ることです。 あなたの愛情と観察眼が、猫の健康と幸福に繋がります。

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