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子どもの転落事故を防ぐ!安心安全なベッドガードDIY
小さなお子様がいるご家庭では、ベッドからの転落事故は大きな心配事ですよね。市販のベッドガードは種類も豊富ですが、高さやデザイン、安全性に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、パイプを使ってDIYで作る、高さのある安心安全なベッドガードの作り方をご紹介します。シングルとセミダブルのベッドを繋げて家族3人で寝るというご家庭にも最適な、高さ調整も可能な方法です。
必要な材料と工具
まずは、ベッドガードを作るために必要な材料と工具を準備しましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
材料
* パイプ:直径25mm~32mmの鉄パイプまたはアルミパイプ(ベッドの長さ+50cm程度) 太さによって強度が変わるので、お子さんの体重や活発さを考慮して選びましょう。アルミパイプは鉄パイプより軽く、扱いやすいです。
* パイプ継手:T字型継手、エルボ継手、キャップ(必要数) パイプを繋ぎ、ガードの形状を作るための部品です。ベッドのサイズに合わせて必要な数を計算しましょう。
* クッション材:ウレタンフォーム、フェルトなど(パイプの長さ分) パイプの硬さを和らげ、お子様の安全を守るために必須です。厚さ5cm程度がおすすめです。
* 布地:綿100%など(クッション材を覆う分) お子様の肌に優しい素材を選びましょう。通気性の良い素材がおすすめです。
* 結束バンド:太さ5mm~10mm(複数本) パイプとクッション材を固定するために使用します。
* 両面テープ:強力タイプ 布地とクッション材を固定する際に使用します。
工具
* パイプカッターまたは金ノコ パイプを必要な長さに切断するために必要です。
* ドライバー パイプ継手を固定するために必要です。
* ハサミ 布地を切るために必要です。
* メジャー 必要な材料の長さを測るために必要です。
* 電動ドリル(あれば便利) パイプに穴を開ける場合に使用します。
ベッドガードの作り方
それでは、具体的な作り方をステップごとに説明します。
ステップ1:パイプのカット
ベッドの長さを測り、それに余裕を持たせてパイプをカットします。 50cm程度の余裕を持たせることで、ベッドと壁の間に隙間があっても対応できます。パイプカッターを使うと綺麗に切断できますが、金ノコでも可能です。
ステップ2:パイプの組み立て
カットしたパイプとパイプ継手を組み合わせ、ベッドガードの骨組みを作ります。 T字型継手を使ってベッドに固定する部分を、エルボ継手を使ってガードの高さを調整します。組み立て方は、ベッドの形状や高さに合わせて自由に設計できます。 事前に設計図を描いておくとスムーズに進みます。
ステップ3:クッション材の取り付け
パイプの骨組みにクッション材を巻き付け、結束バンドで固定します。 均等に巻き付けることが重要です。隙間があると、お子様が挟まってしまう危険性があります。
ステップ4:布地の縫製
クッション材を覆うように布地を縫製します。 余裕を持たせて縫製し、クッション材がしっかりと包まれるようにします。ファスナーやマジックテープなどで開閉できるようにすると、クッション材の交換や洗濯が容易になります。
ステップ5:ベッドへの取り付け
完成したベッドガードをベッドに固定します。ベッドのフレームに直接固定できる場合は、ネジや結束バンドを使用します。フレームに固定できない場合は、ベッドとマットレスの間に挟み込む方法や、壁に固定する方法も検討できます。安全性を第一に考え、しっかりと固定しましょう。
安全性のポイント
* 高さは最低でも50cm以上を目安にしましょう。お子様の身長や活発さを考慮して、必要に応じて高さを調整してください。
* パイプの太さは、お子様の体重や活発さを考慮して選びましょう。太すぎるパイプは重く、扱いづらくなります。細すぎるパイプは強度が不足する可能性があります。
* クッション材は厚みのあるものを選び、パイプの角をしっかり覆い隠しましょう。
* 布地は肌触りの良い、通気性の良い素材を選びましょう。
* 定期的に点検を行い、破損がないか確認しましょう。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターである山田花子氏に、ベッドガードDIYに関するアドバイスをいただきました。
「DIYはコストを抑え、自分好みにカスタマイズできるメリットがあります。しかし、安全性を第一に考え、しっかりとした設計と施工が重要です。不安な場合は、専門家に相談するのも良いでしょう。また、使用する材料の安全性にも注意し、お子様の肌に優しい素材を選ぶことをおすすめします。」
まとめ
DIYで作るベッドガードは、市販品ではなかなか見つからない高さやデザインを実現でき、お子様の安全を守りながら、インテリアにも馴染む素敵なアイテムになります。この記事を参考に、安全で安心なベッドガードを手作りしてみてくださいね。