子猫の保護と飼育:ゲージへの入室、トイレトレーニング、日中の過ごし方、動物病院への通院

子猫についてです。 生後5ヵ月くらいのオスの野良子猫を今日保護しました。 3ヵ月くらいの時に庭で1匹でフラフラしてて、餌を与えてしばらく外で餌付け状態だったんですが、 あまりにも人なつっこく甘えてきて、足に絡みついたりお腹を丸出しにして寝転んだり、すりすりしてくるので交通事故も心配だったので決心して飼うことにしました。 それでゲージやトイレなど準備したんですが、悩んでることがあります。 ①先住猫もいるので1部屋に隔離して飼うつもりですが、ゲージに入りたがりません。 どうしたらいいでしょうか? (部屋に解放してますが、先住猫と対面させるのにもゲージに慣れて欲しいです) ②トイレの教え方がわかりません。現在トイレはゲージ内に入れて、トイレしつけ用スプレーをかけてるんですが、囲いがあるタイプで怖いのか入ってくれません。 野良猫の時は外でしてたので便秘になったら大変だと思い、一瞬外に出したんですが何分たってもしに行く気がせず、断念して部屋につれてきました。 トイレがわからなくて便秘や膀胱炎になって具合がわるくなったらどうしようかと切実に悩んでいます。 どうしたらいいですか? ③日中仕事で家をあけるんでその時はゲージに入れておくべきか、それとも部屋に解放しておくべきか悩みます。 閉じ込めておくことに私が勝手に抵抗があって。 野良の時は自由だったのに、飼う=自由を奪うこと。 と思い、飼うことさえ2ヵ月悩みました。 ④野良猫なのでまず動物病院につれていって検査を受けさせたいんですが、猫用のカゴに入ってくれません。無理やり入れようとしても、全力で出てきます。どう頑張っても入ってくれません。 病院はもう少し慣れてからで大丈夫でしょうか? 以上質問です。色々と考えすぎかもしれませんが、この子猫を真剣に面倒みたいのでよろしくお願いします。

1. ゲージに入らない子猫への対処法

保護されたばかりの子猫がゲージを嫌がるのは、新しい環境への不安や、ゲージを閉じ込められる場所と認識しているためです。いきなりゲージに入れるのではなく、段階的に慣れさせていくことが重要です。

ゲージへの慣れさせ方

  • ゲージを快適な空間に:ゲージの中に猫ベッド、おもちゃ、お気に入りのブランケットなどを入れ、安全で居心地の良い場所だと認識させましょう。おやつやご飯もゲージ内で与えることで、良いイメージを結びつけることができます。
  • 扉を開けておく:最初はゲージの扉を開けたまま、猫が自由に出し入れできるようにします。猫が自らゲージの中に入るようになれば、徐々に扉を閉める時間を長くしていきましょう。決して無理強いはしないでください。
  • 遊びで誘導:お気に入りのオモチャを使って、ゲージの中まで誘導してみましょう。猫がゲージの中に入ったら、褒めてご褒美を与えましょう。
  • フェロモン製品の活用:猫のフェロモンを模倣したスプレーやディフューザーを使用することで、猫の安心感を高めることができます。獣医さんに相談の上、適切な製品を選びましょう。
  • 時間をかける:猫がゲージに慣れるには時間がかかります。焦らず、猫のペースに合わせてゆっくりと進めていきましょう。数日、場合によっては数週間かかることもあります。

2. トイレトレーニング

野良猫だった子猫は、トイレの場所や方法を理解していない可能性があります。トイレトレーニングには、適切なトイレ選びと、猫がトイレを使うよう促す工夫が必要です。

トイレトレーニングの方法

  • 適切なトイレ選び:大きすぎず小さすぎない、猫が入りやすいタイプのトイレを選びましょう。囲いのあるトイレが怖いようであれば、オープンタイプのトイレを試してみましょう。トイレの素材や高さも、猫の好みによって変わるため、いくつか試してみるのも良いでしょう。
  • トイレの位置:トイレは静かで落ち着ける場所に置きましょう。餌場や寝床から離れた場所に設置することが重要です。また、アクセスしやすい場所に置くことも大切です。
  • トイレ砂の種類:猫砂の種類も重要です。猫砂の粒の大きさ、香り、吸収性など、猫の好みによって適切な猫砂は異なります。いくつかの種類を試して、猫が好む猫砂を見つけることが大切です。
  • トイレの清掃:トイレは毎日清掃し、清潔に保ちましょう。猫は清潔なトイレを好みます。汚れたトイレは猫が嫌がる原因となります。
  • しつけスプレーの使用:トイレしつけスプレーは、猫がトイレを使うことを促す効果がありますが、猫によっては嫌がる場合もあります。スプレーを使用する場合は、猫の反応をよく観察し、必要に応じて使用を中止しましょう。
  • 成功体験を積ませる:猫がトイレで排泄したら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。これにより、トイレを使う行動と良い経験を結びつけることができます。

もし、数日経ってもトイレを使わない場合は、獣医さんに相談しましょう。便秘や膀胱炎などの可能性もあります。

3. 日中のゲージと部屋の解放

日中、仕事で家を空ける場合、ゲージに入れるか部屋に解放しておくか悩むのは当然です。どちらが良いかは、猫の性格やこれまでの生活環境、そしてあなたの状況によって異なります。

日中の過ごし方

  • ゲージに入れる場合:ゲージに猫ベッド、おもちゃ、水、フードなどを十分に用意し、快適な空間にしてあげましょう。ゲージの中で過ごす時間が長くなるため、ストレス軽減のために、安全で安心できる環境づくりが重要です。定期的に様子を見に行き、猫の様子を確認しましょう。
  • 部屋に解放する場合:猫が自由に動き回れるように、安全な環境を整えましょう。危険な場所や物をなくし、猫が隠れることができる場所を用意しましょう。ただし、先住猫とのトラブルを防ぐため、最初は隔離した方が安心です。

どちらが良いか判断に迷う場合は、まずはゲージに入れて様子を見て、猫の反応を見ながら、徐々に部屋に解放する時間を増やす方法が良いでしょう。

4. 動物病院への通院

野良猫だった子猫は、病気や寄生虫を持っている可能性があります。そのため、動物病院で健康診断を受けることが重要です。

動物病院への連れて行き方

猫がキャリーケースを嫌がる場合は、無理強いせず、徐々に慣れさせていくことが重要です。

  • キャリーケースに慣れさせる:キャリーケースを普段から部屋に置いておき、猫が自由に出し入れできるようにします。中には猫のお気に入りのブランケットやオモチャを入れて、良いイメージを持たせましょう。おやつを与えたり、一緒に遊んであげたりすることで、キャリーケースへの抵抗感を軽減できます。
  • フェロモン製品:キャリーケースの中にフェロモン製品を使用し、猫の安心感を高めるのも効果的です。獣医さんに相談の上、適切な製品を選びましょう。
  • タオルで包む:猫がキャリーケースに入るのが難しい場合は、タオルで優しく包んでから、キャリーケースに入れる方法を試してみましょう。暗くて狭い空間は、猫にとって安心感を与える場合があります。
  • 複数人で運ぶ:猫が暴れる場合は、複数人で協力して運ぶと安全です。

どうしてもキャリーケースに入らない場合は、獣医さんに相談し、適切な方法をアドバイスしてもらいましょう。ただし、健康状態に問題がある可能性があるため、なるべく早く動物病院に連れて行くことをお勧めします。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、新しい環境に適応するには、猫の性格や過去の経験によって大きく異なり、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。焦らず、猫のペースに合わせて、根気強く接することが大切です。

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