子猫と先住犬の仲良し作戦!多頭飼育の成功への道

子猫達と先住犬との関係を修復させる事は可能でしょうか? これまでの経緯をかいつまんで書きます。生後まもない兄妹子猫を保護し、人工保育で育てています。現在生後7週になり、元気いっぱいです。我が家には先住犬としてラブラドール一頭とシーズー二頭がいます。生後1日と経たない子猫を保護、自宅の自室で人工保育を始めました。ある程度抵抗力がつくまではと、生後3週辺りまでは愛犬達と子猫達を逢わせることはしませんでした。生後3週を越えた辺りから、まず末弟シーズー(4歳)を部屋に入れ、子猫達に逢わせました。シーズーは子猫達を受け入れていましたし、子猫達も好奇心いっぱいでシーズーに寄っていっていました。それから一週間ほど、1,2日に一回は末弟シーズーとの対面を続けました。その後、長兄ラブ(13歳)と次兄シーズー(11歳)とも子猫達を逢わせました。生後一ヶ月弱の頃だったと思います。多少なりとも心配していたのですが、この二頭も何の抵抗もなく子猫達を受け入れてくれましたし、子猫も鼻先をつんと付き合わせたりと仲良くしていました。ところが4日前、子猫達を私の部屋以外の場所(室内)に出してあげた時、状況が一変しました。最初は私の部屋の前にある廊下へ、扉を開けると、子猫達は興味津々で自ら出ていきました。そこへ先住犬達がやってきました。そこで兄猫が突然狭い場所に隠れて、ラブに対してのみ「ウー」と唸り始めました。次には「シャー!」とまで。対してラブの方は、何で唸られたのかもわからず困り顔でしたが、とりあえずその場は引き下がっていました。そして翌日、私の部屋(子猫の居場所)にやってきたラブに対しても、「ウー」と唸り始めたのです。しかも兄猫だけでなく、妹猫まで。今までそんなことはなかったのに。ちなみに今の所、シーズー達にはそのような態度は取っていません。ラブは心優しい子です。子猫達に対して唸ったりしたことはありません。けれど社会化期の前半、子猫達と逢う機会が一番少なかったのはラブです。それと初探検の日、子猫達の傍で二度程吼えたことがあります。それは子猫達に対して吼えたのではなく、窓の外に見えた鴉に向かって吼えたのですが、子猫達はそれが怖かったのでしょうか?部屋の外に出たのが引き金となって、ラブの事を「大きくて怖い」と思うようになったのでしょうか?出来れば仲良くなってほしいですが、子猫達のラブへの警戒を解く事は、もう無理でしょうか?もし何か方法があるようでしたら、是非教えて下さいませ。

状況の整理と問題点の特定

ご質問ありがとうございます。生後7週の子猫と、ラブラドールレトリバー(13歳)、シーズー(11歳、4歳)の多頭飼育における、子猫とラブラドールレトリバー間の関係修復についてですね。最初は良好な関係を築いていたものの、子猫が部屋の外に出たことをきっかけに、子猫たちがラブラドールレトリバーに対して警戒感を示すようになったとのこと。特に、ラブラドールレトリバーが窓の外の鴉に向かって吠えたことが、子猫たちに恐怖を与えた可能性も懸念されています。

  • 問題:子猫がラブラドールレトリバーを怖がり、唸りやシャーという威嚇行動をとるようになった。
  • 原因:ラブラドールレトリバーの吠え声、子猫の初めての部屋外体験による恐怖、社会化期の遅れによるラブラドールレトリバーとの接点の少なさ。

解決策:段階的な再社会化と安心感の醸成

子猫とラブラドールレトリバーの関係修復は可能です。焦らず、段階的に進めていきましょう。ポイントは、子猫たちに安心感を与え、ラブラドールレトリバーとの良い経験を積み重ねることです。

ステップ1:距離を保った観察

まずは、子猫とラブラドールレトリバーを完全に隔離することから始めましょう。子猫は安全な場所で、ラブラドールレトリバーは別の部屋にいます。数日間、この状態を維持し、お互いの存在に慣れさせます。この間、子猫には十分な愛情と安心感を与えましょう。

ステップ2:フェロモン製品の活用

動物病院で入手できるフェロモン製品(フェリウェイなど)を使用しましょう。フェロモンは猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。子猫のいる部屋と、ラブラドールレトリバーのいる部屋の両方に、フェロモン製品を拡散させます。

ステップ3:間接的な接触

子猫とラブラドールレトリバーの間に、扉やケージなどの物理的な障壁を置き、お互いの存在を認識させます。最初は数分間だけ、徐々に時間を延ばしていきます。この間、落ち着いて穏やかな声で話しかけ、子猫とラブラドールレトリバーを褒めましょう。

ステップ4:視覚的な接触

障壁越しに、子猫とラブラドールレトリバーが互いに見える状態にします。この時、ラブラドールレトリバーが子猫に直接近づいたり、威嚇したりしないように、注意深く観察します。必要であれば、ラブラドールレトリバーに落ち着くためのコマンドを教え、実行させましょう。

ステップ5:直接的な接触(厳重な監視の下)

子猫とラブラドールレトリバーが落ち着いていれば、いよいよ直接的な接触を試みます。最初は短い時間から始め、常に監視が必要です。子猫が怖がったり、威嚇したりする場合は、すぐに接触を中止します。ラブラドールレトリバーが子猫に優しく接するように、褒めて励ましましょう。

ステップ6:遊びを通しての交流

子猫とラブラドールレトリバーが互いに警戒心なく過ごせるようになったら、一緒に遊べるおもちゃを使って、楽しい時間を共有しましょう。おもちゃを使うことで、お互いにポジティブな感情を結びつけることができます。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、多頭飼育における成功の鍵は「段階的な導入」と「十分なリソースの確保」です。子猫と犬が同じ環境を共有する際には、十分なエサ場、トイレ、寝床を用意し、競争を避けることが重要です。また、それぞれの動物の個性や行動パターンを理解し、適切な対応をすることが不可欠です。

インテリアと多頭飼育

多頭飼育において、インテリアも重要な役割を果たします。例えば、子猫が安全に逃げ込める隠れ家となるキャットタワーや、犬がリラックスできる快適なベッドなどを配置することで、ストレスを軽減することができます。また、それぞれの動物が自由に動き回れるスペースを確保し、縄張り争いを防ぐことも重要です。

ベージュの壁や家具は、落ち着いた雰囲気を作り出し、動物たちのストレスを軽減する効果が期待できます。 また、視覚的な刺激を少なくすることで、動物たちの緊張感を和らげることができます。

まとめ

子猫と先住犬の関係修復には、時間と忍耐が必要です。焦らず、段階的に進めていくことで、必ず良い結果が得られるはずです。専門家のアドバイスを参考に、安全で快適な環境を整備し、子猫と犬がお互いを理解し、仲良くなれるよう、根気強くサポートしていきましょう。

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