子犬の留守番10時間と多頭飼いの問題:共働き家庭での犬との生活

子犬を飼いたいけど留守番10時間は平気? 共働きです。 子犬がほしいのですが、10時間も留守番できるのか不安です。 帰宅したら、興奮して、言うこと聞かなかったり、関係ないところでおしっこもらしたり、 精神的に大丈夫かなー?って思うのですが、どうでしょうか? 病気になったときは、仕事は休めるので大丈夫なんですが、 犬の立場で考えて、長時間、室内に1匹で留守番って、どうなんでしょうか? ちなみに、うちには猫を飼っていて、小さかった頃はワンルームにいて 精神的におかしくなってしまったので、質問させていただきました。 もし飼ったとしても、犬と猫は別々の部屋になります。補足子犬2匹はどうでしょうか? 成犬でも、かわいそうですよね?

子犬の10時間留守番:可能か?問題点と解決策

子犬を10時間も留守番させることは、犬種や年齢、性格、そして適切な環境が整っているかによって大きく変わります。結論から言うと、子犬期に10時間もの長時間留守番は、理想的ではありません。特に、トイレトレーニングが完了していない子犬にとっては、大きな負担となり、問題行動の原因にも繋がります。

問題点:長時間留守番によるリスク

* トイレ事故:子犬は膀胱が小さく、我慢できる時間が限られています。10時間もの間、トイレを我慢させると、トイレの失敗だけでなく、膀胱炎などの健康問題を引き起こす可能性があります。
* 分離不安:飼い主と離れることに強い不安を感じる子犬は、留守番中に過剰な鳴き声や破壊行動を起こす可能性があります。これは、犬にとって大きなストレスとなり、精神的な問題に発展する可能性があります。
* 社会化不足:子犬期は社会化の重要な時期です。長時間留守番を続けると、適切な社会化ができないため、他の犬や人に対して攻撃的になったり、臆病になったりする可能性があります。
* 健康問題:ストレスや不安は、免疫力の低下や様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

解決策:長時間留守番を軽減するための工夫

10時間もの留守番を完全に回避することは難しいかもしれませんが、以下の工夫でリスクを軽減することができます。

  • 留守番時間を短縮する:可能であれば、ペットシッターやドッグデイケアを利用して、留守番時間を短縮しましょう。短時間でも、子犬にとってのストレス軽減に繋がります。
  • トイレトレーニングの徹底:子犬がトイレを覚えるまで、こまめなトイレ休憩とトレーニングが必要です。サークルやケージを使用し、トイレの場所を明確にすることが重要です。吸収性の高いペットシーツを使用し、こまめに交換しましょう。
  • 安心できる環境を作る:子犬が安心して過ごせる空間を用意しましょう。落ち着けるベッドや、お気に入りの玩具を用意することで、留守番中の不安を軽減することができます。フェロモン系の製品も効果的です。
  • 徐々に留守番時間を慣れさせる:いきなり長時間留守番させるのではなく、最初は数十分から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、子犬が留守番に慣れていきます。
  • ペットカメラの活用:ペットカメラを設置することで、留守中の様子を確認し、異常がないかチェックすることができます。鳴き声が大きくなったり、落ち着きがない場合は、すぐに対応できます。
  • 多頭飼いの検討:子犬を2匹飼うことで、お互いに遊び相手となり、留守番中の不安を軽減できる可能性があります。しかし、多頭飼いは、適切な飼育環境と飼い主の負担増加を考慮する必要があります。後述します。

多頭飼いのメリットとデメリット:子犬2匹の場合

子犬を2匹飼うことは、留守番中の寂しさを軽減する効果が期待できますが、同時に様々な問題も発生する可能性があります。

メリット

* お互いに遊び相手になる:留守番中、お互いに遊び相手になることで、寂しさを軽減できます。
* 社会化の促進:兄弟犬同士で社会性を学ぶことができます。

デメリット

* 飼育スペースと費用:2匹分のスペース、フード、トイレ用品など、飼育費用が倍増します。
* しつけの難易度:2匹同時にしつけをするのは、1匹よりもはるかに困難です。
* ケンカやトラブル:兄弟犬であっても、ケンカやトラブルが発生する可能性があります。
* 病気のリスク:1匹が病気になると、もう1匹にも感染する可能性があります。

成犬でも長時間留守番はかわいそう?

成犬であっても、長時間留守番はストレスの原因となります。犬は社会的な動物であり、飼い主とのコミュニケーションを必要としています。長時間一人ぼっちの状態が続くと、分離不安や鬱状態に陥る可能性があります。

成犬の場合も、ペットシッターやドッグデイケアの利用、留守番時間を短縮する工夫、安心できる環境づくりなどが重要です。

猫との多頭飼育について

以前、猫がワンルームで精神的に不安定になった経験から、犬と猫の多頭飼育への懸念をお持ちのようです。犬と猫は性格や生活スタイルが異なるため、適切な環境と配慮がなければ、共存は難しい場合があります。別々の部屋にすることは良い選択ですが、お互いの存在を完全に隔離するのではなく、時々、見える範囲で過ごす時間を作るなど、少しずつ慣れさせる工夫も必要です。

専門家の意見:動物行動学者の視点

動物行動学者の視点から見ると、子犬を10時間留守番させることは、理想的とは言えません。犬種や個体差はありますが、多くの犬にとって、長時間の一人ぼっちの状態は大きなストレスとなります。可能な限り、留守番時間を短縮し、犬が安心して過ごせる環境を整えることが重要です。多頭飼いの場合も、犬同士の相性や性格、飼育環境などを考慮し、慎重に検討する必要があります。

まとめ:犬との幸せな生活のために

子犬を飼うことは、大きな喜びと責任を伴います。10時間もの長時間留守番は、子犬にとって大きな負担となる可能性があるため、可能な限り留守番時間を短縮する工夫や、適切な環境づくりを心がけましょう。多頭飼いの検討も、メリットとデメリットを十分に理解した上で、慎重に進める必要があります。犬との幸せな生活を送るためには、犬の気持ちに寄り添い、適切なケアをすることが不可欠です。

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