子犬の性格と飼い主との関係:内弁慶な子犬への適切な接し方

内弁慶な子犬 2か月半のミックス(キャバリア×トイプードル)を飼っています。先日ドックトレーナー(とても小柄な可愛らしい女性)にカウンセリングをしに我が家へ来て頂きました。 それがまた 借りてきた猫のように愛犬が大人しくなり身体をかがめながら尻尾をふりふり寄って行き 仰向けにされても持ち上げられても無抵抗 甘噛みもなくトレーナーさんの手をペロペロ 体中どこを触られてもぬいぐるみの様に身を任せていました!! トレーナーさんは 「20頭に1頭いるかいないかの穏やかな性格の子ですよ こんな性格のいい子久々に見ました! この子のどこに悩んでいるのですか?この子にはトレーニングは必要ないと思います」と言われました。 私はいつもはこんなんじゃないんですよ と言ったら 「いくら子犬が緊張していても身体をさわって反応で分かりますよ」といわれました。 そしてトレーナーさんが帰って 同じことを私がすると暴れるし甘噛み痛いし あちこち噛むし 怒っても興奮するし うーんこの子の本当の性格はどうなのだろう。私甘やかしすぎか?と思ってしまいました。 本日は何度言ってもコードをかじるのでワンコのお気に入りのぬいぐるみに相当怒ったら(本人の身代わりと言ったらおかしいですが)ショックっだったのか私の後ろに身を隠して吐いてしまいました(繊細で内気な所の有る子なので本人にはあまりきつくはなかったので)。私がケージの有る部屋からマテと言って別の部屋へ出ると扉の前で待っていてくれたりします イタズラしても、聞き分けのいい時はダメと言えばやめてくれますが興奮すると私の声は届きません(普段は飛んできてくれることが多いですが) 時間がたてば私にもトレーナーさんの様に対応してくれる日がきますか? 補足 愛犬と初めて会った時はトレーナーさんにしてくれた態度と同じ様に私に接してくれました。ただ単に私とこの家に慣れたのでしょうか それとも私の対応が悪かったのでしょうか。 日課で毎日1時間30位歩いているので 散歩が可能な時期になって充分運動させれば多少落ち着くでしょうか?

子犬の「内弁慶」な行動の原因を探る

2か月半の子犬は、まだ社会性を十分に学んでいません。そのため、人や環境によって異なる反応を示すのは、ごく自然なことです。今回のケースでは、愛犬がドッグトレーナーに対しては非常に従順で、飼い主であるあなたに対しては活発でやんちゃな行動をとるという「内弁慶」な様子が見られます。これは、以下の要因が考えられます。

1. 人見知り、環境への適応

子犬は新しい人や環境に最初は警戒心を抱きます。ドッグトレーナーは専門家であり、犬の扱いに慣れているため、愛犬は安心感を感じ、リラックスできたと考えられます。一方、毎日接する飼い主に対しては、安心感から甘えや遊び心を出すことで、本来の性格を表している可能性があります。

2. 飼い主との関係性

飼い主との信頼関係が、子犬の行動に大きく影響します。愛犬は、あなたとの関係性を確立する過程にあり、まだあなたを完全に信頼しきれていない可能性があります。甘噛みやいたずら、興奮した状態での反応は、あなたとのコミュニケーションの仕方を模索している、一種の「自己表現」と捉えることができます。

3. コミュニケーション方法の誤解

興奮している時の叱責は、子犬にとって理解しにくい場合があります。興奮状態では、あなたの言葉が全く届かないことも珍しくありません。叱るのではなく、落ち着いて、明確な指示を出すことが重要です。例えば、「ダメ!」と声をかけるだけでなく、同時に噛むのをやめさせるなどの物理的な行動で、子犬にあなたの意思を伝えましょう。

4. 運動不足の可能性

1時間30分の散歩は、子犬のエネルギー消費には十分ではない可能性があります。子犬は遊びを通して社会性を学び、エネルギーを発散します。散歩だけでなく、室内での遊びやトレーニングを取り入れることで、落ち着きが増す可能性があります。

具体的な解決策とアドバイス

愛犬との良好な関係を築き、落ち着きのある子犬に育てるためには、以下の点を意識しましょう。

1. 信頼関係の構築

  • ポジティブな強化:良い行動にはすぐに褒めてご褒美を与えましょう。言葉だけでなく、優しく撫でたり、笑顔を見せることも効果的です。例えば、マテをきちんと守った時は、すぐに褒めて、おやつを与えましょう。
  • 穏やかなコミュニケーション:興奮している時は、叱るのではなく、一旦落ち着かせてから、優しく注意しましょう。高い声で叱ると、子犬は更に興奮してしまいます。
  • スキンシップ:毎日、優しく撫でたり、抱っこしたりすることで、安心感を与えましょう。ただし、子犬が嫌がる場合は無理強いしないように注意しましょう。

2. 適切なトレーニング

  • 基本的なしつけ:「おすわり」「待て」「伏せ」などの基本的なコマンドを教えましょう。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが重要です。成功したら必ず褒めてあげましょう。
  • 噛み癖の改善:甘噛みは子犬の遊びの一環ですが、痛みを伴う場合は、すぐに「ダメ!」と注意し、おもちゃを与えましょう。噛む対象を明確にすることで、コードなどの噛み癖を改善できます。
  • 環境の整備:コードなど、子犬が噛んではいけないものを手の届かない場所に片付けましょう。子犬が安全に遊べるスペースを確保することも重要です。

3. 十分な運動と遊び

  • 散歩以外の遊び:散歩だけでなく、室内でボール遊びや引っ張りっこなど、子犬が楽しめる遊びを取り入れましょう。これにより、余剰エネルギーの発散と社会化を促進できます。
  • 適度な休息:子犬は十分な睡眠が必要です。適切な休息時間を確保することで、落ち着きが増します。

4. 専門家のサポート

ドッグトレーナーのアドバイスは、あくまでも参考です。愛犬の性格や行動は個体差が大きいため、必要に応じて、他のドッグトレーナーや獣医に相談することも検討しましょう。

専門家の視点:獣医の意見

獣医師の立場から見ると、子犬の行動は、その子の性格だけでなく、健康状態にも影響される可能性があります。例えば、過剰な興奮や攻撃性、落ち着きのなさなどは、何らかの病気や痛みが原因である場合もあります。心配な場合は、獣医に相談し、健康チェックを受けることをお勧めします。

まとめ

愛犬の「内弁慶」な行動は、あなたとの信頼関係がまだ十分に築けていないこと、そして、適切なコミュニケーションやトレーニング、十分な運動が不足している可能性を示唆しています。焦らず、根気強く、上記のアドバイスを実践することで、愛犬との絆を深め、穏やかで幸せな生活を送ることができるでしょう。

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