子供部屋を仕切る!仕切り壁の費用と選び方ガイド

仕切り壁の費用について教えてください。2つ扉のある子供部屋を2つに仕切ろうと考えています。天井高240cmで幅3.5メートルです。おおよそ費用はおいくらくらいになりますでしょうか?建築関係の方や同じように仕切り壁をお願いした方など参考になる意見をお願いします。ちなみに、家を新築した際にいずれ壁を作ろうと、天井の補強はしてあります。よろしくお願いします。

仕切り壁の費用:概算と影響要素

子供部屋を2部屋に仕切る、天井高240cm、幅3.5mの仕切り壁の費用は、使用する素材や施工方法によって大きく変動します。概算としては、30万円~80万円程度と幅がありますが、いくつかの要素が費用に影響します。

費用に影響する要素

  • 壁の種類:軽量鉄骨、石膏ボード、木材など、素材によって費用が大きく異なります。軽量鉄骨は比較的安価ですが、遮音性はやや劣ります。石膏ボードは安価で施工が容易ですが、強度が低いのが難点です。木材は高価ですが、デザイン性が高く、保温性・遮音性にも優れます。最近では、デザイン性と機能性を両立した様々な素材の壁材も登場しています。
  • 施工方法:既存の開口部を利用して設置するのか、新たに開口部を作る必要があるのかによっても費用が変わります。既存の開口部を利用できれば費用を抑えられますが、新たに開口部を作る場合は、解体費用や開口部作成費用などが追加されます。また、DIYで施工する場合は、材料費のみで済むため費用を抑えられますが、専門業者に依頼する場合は、人件費が加算されます。
  • 仕上げ:クロス、塗装、タイルなど、仕上げ材によっても費用が変動します。クロスは安価で種類が豊富ですが、耐久性は低めです。塗装は耐久性が高く、デザインの自由度も高いですが、費用は高めです。タイルは高級感があり、耐久性も非常に高いですが、費用は最も高くなります。クロスや塗装の色や柄によっても費用が変わってくる場合があります。
  • ドアの有無と種類:ドアを設置する場合は、ドアの種類や材質によって費用が加算されます。シンプルなドアから、防音ドア、デザイン性の高いドアまで、様々な選択肢があり、価格も大きく異なります。また、ドアの設置位置や数によっても費用は変わります。
  • 電気配線・照明:仕切り壁にコンセントや照明器具を設置する場合は、電気配線工事が必要となり、追加費用が発生します。事前に計画を立てておくことが重要です。
  • 地域差:地域によって人件費や材料費が異なるため、費用に差が生じます。都市部の方が費用が高くなる傾向があります。

費用を抑えるための工夫

高額になりがちな仕切り壁の費用を抑えるためには、いくつかの工夫があります。

DIYに挑戦する

DIYが得意であれば、材料費のみで仕切り壁を作成できます。ただし、専門知識や技術が必要となるため、事前に十分な計画と準備が必要です。失敗すると、かえって費用がかさんでしまう可能性もあるため、注意が必要です。

シンプルなデザインにする

凝ったデザインや高級感のある素材を使用するよりも、シンプルなデザインにすることで費用を抑えられます。例えば、クロス仕上げのシンプルな壁に、シンプルなドアを設置するなどです。

既存の建材を活用する

新築時に天井の補強を済ませているとのことですので、その際に余剰材が残っている可能性があります。もし、それらを利用できるようであれば、材料費を大幅に削減できます。

複数の業者に見積もりを取る

複数の業者に見積もりを取り、価格を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。相見積もりを取ることで、価格交渉もしやすくなります。

補助金制度の活用

自治体によっては、住宅改修に関する補助金制度が設けられている場合があります。該当する制度があれば、費用の一部を補助してもらうことができます。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、天井の補強が済んでいるのは大きなメリットです。しかし、既存の構造に影響を与えないよう、専門業者に依頼することが重要です。特に、電気配線や開口部の作成などは、専門知識と技術が必要な作業です。安価な業者に依頼して、後から問題が発生する可能性も考慮する必要があります。

また、将来的なことを考慮した設計も重要です。例えば、将来子供部屋を再び一つにしたい場合、簡単に解体できる構造にしておくなど、柔軟な設計を検討しましょう。

事例紹介:様々な仕切り壁

ここでは、いくつかの仕切り壁の事例を紹介します。

事例1:軽量鉄骨と石膏ボード

費用を抑えたい場合に適した方法です。遮音性は低いですが、施工が容易で、比較的短期間で工事が完了します。

事例2:木材とガラス

デザイン性が高く、開放感も得られます。費用は高めですが、高級感があり、空間を明るく演出できます。

事例3:可動式の仕切り壁

将来的な部屋のレイアウト変更を考慮する場合に適しています。費用は高めですが、柔軟性が高いのがメリットです。

まとめ

子供部屋の仕切り壁の費用は、使用する素材、施工方法、仕上げなどによって30万円~80万円と幅があります。費用を抑えるためには、DIYに挑戦したり、シンプルなデザインにしたり、複数の業者に見積もりを取ったりするなどの工夫が必要です。しかし、安全で安心な施工を行うためには、専門業者への依頼が不可欠です。専門家と相談しながら、予算とニーズに合った最適な仕切り壁を選びましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)