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ボールペンで汚れた壁の対処法:焦らず冷静に対処!
お子さんのいたずらで、せっかくの白いクロスにボールペンの落書き…ショックですよね。でも、慌てないでください。適切な方法で対処すれば、多くの場合、綺麗に落とすことができます。この記事では、小手塗り調の白いクロスに付いたボールペンのインクを落とす方法を、具体的な手順と注意点と共にご紹介します。焦らず、一つずつステップを踏んでいきましょう。
1. 落書きの種類とインクの確認
まずは、落書きに使われたボールペンの種類を確認しましょう。油性インクか水性インクかによって、対処法が変わってきます。油性インクは水に溶けにくく、水性インクは水に溶けやすいという違いがあります。インクの種類が分からなければ、少量の水を綿棒につけてインクを軽くこすり、インクがにじむようであれば水性インク、にじまなければ油性インクの可能性が高いです。
2. 準備するもの
落書きを落とす前に、必要なものを準備しましょう。用意するものは、インクの種類によって変わってきます。
油性インクの場合
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- 消しゴム(プラスチック製がおすすめ)
- メラミンスポンジ
- 中性洗剤
- マイクロファイバークロス
- 歯ブラシ(古くなったもの)
- 水
水性インクの場合
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- 濡れタオル
- 中性洗剤
- マイクロファイバークロス
- 水
3. 具体的な落とし方
3-1 水性インクの場合
水性インクは比較的簡単に落とせます。
- 濡らしたタオルで優しくインクを拭き取ります。強くこすりすぎるとクロスを傷める可能性があるので注意しましょう。
- インクが落ちにくい場合は、ぬるま湯に中性洗剤を少量混ぜて、柔らかい布に含ませ、優しく拭いてください。
- 最後に、きれいな水で洗い流し、マイクロファイバークロスで丁寧に拭いて乾燥させます。
3-2 油性インクの場合
油性インクは水性インクよりも落とすのが難しいです。
- 消しゴムで優しくこする:プラスチック製の消しゴムで、インクを少しずつ削るように優しくこすります。強くこすりすぎるとクロスを傷めるので注意が必要です。この段階でインクが完全に消えることは少ないですが、インクの量を減らすことができます。
- メラミンスポンジで軽くこする:消しゴムでこすった後、メラミンスポンジを軽く湿らせ、優しくこすります。メラミンスポンジは研磨力が高いので、強くこすりすぎるとクロスを傷めてしまう可能性があります。こする際は、軽い力で円を描くようにこすりましょう。こすり過ぎた場合は、すぐに水で洗い流してください。
- 中性洗剤を使う:それでもインクが残っている場合は、中性洗剤を水で薄めて、柔らかい布に含ませ、優しく拭いてください。この際も、強くこすりすぎないように注意しましょう。
- 歯ブラシを使う(最終手段):上記の方法でも落ちない場合は、古くなった歯ブラシの先を水で濡らし、中性洗剤を少量つけて、非常に優しくこすり洗いします。この方法はクロスを傷める可能性が高いので、最後の手段として、ごく少量の洗剤で、極めて丁寧に行いましょう。
- マイクロファイバークロスで拭き取る:洗剤を使用したら、必ずきれいな水で洗い流し、マイクロファイバークロスで丁寧に拭いて乾燥させます。
4. 注意点
* 強くこすりすぎない:クロスを傷めてしまう可能性があるので、常に優しく丁寧に作業することが大切です。
* 洗剤は中性洗剤を使用:アルカリ性や酸性の洗剤はクロスを傷める可能性があります。
* こまめに拭き取る:インクをこすり落とす際は、こまめに布を清潔なものに取り替え、インクが他の場所に広がらないように注意しましょう。
* 目立たない場所で試す:新しい洗剤や方法を試す際は、まず目立たない場所で試してから、落書き部分に適用しましょう。
* それでも落ちない場合は専門業者に相談:上記の方法を試してもインクが落ちない場合は、クロス張替えの専門業者に相談することをお勧めします。
5. 予防策
落書きを防ぐためには、以下の予防策が有効です。
*
- 子供が自由に使えるホワイトボードや黒板を用意する
- クレヨンや水彩絵の具など、壁に落書きしにくい画材を用意する
- 落書き防止シートを貼る
- 子供に壁に落書きしないようにきちんと教える
6. 専門家のアドバイス
クロス張替えの専門業者に相談すると、クロス素材の特性に合わせた適切なクリーニング方法や、必要であれば補修方法をアドバイスしてもらえます。特に、高価なクロスや特殊な加工が施されたクロスを使用している場合は、専門家の意見を聞くことをお勧めします。
7. まとめ
子供部屋の壁に付いたボールペンの落書きは、慌てず、適切な方法で対処すれば綺麗に落とせる可能性が高いです。インクの種類を判別し、上記のステップに沿って、優しく丁寧に作業を行いましょう。それでも落ちない場合は、専門業者に相談することを検討してください。