子供の犬アレルギーとインテリア:数値から見るリスクと対策

子供の犬アレルギーについてですが、数値が上がった下がったりするのはその時の体調にもよりますか? 犬のフケ*2003年→(3)14.70 2004年→(3)5.40 2009年→(3)8.94 2013年→(3)13.40でした。 2006年までは実家に犬がおり、触れ合うと症状がでていました。しかし、亡くなってしまい犬と接する機会がなくなりましたが、2013年では数値が上がっています。 軽い喘息でしたが5年発作もおきておらず完治したと思っても良いと言われました。 最近では友達の家で少し触れ合う分には何も症状はでていません。 ヤケヒョウダニ*2003年→(6)100 2004年→(4)47.20 2009年→(4)38.20 2013年→(4)27.60 ハウスダスト*2013年→(4)24.90 鼻水が出たり、くしゃみはしたりします。 この数値を見ますと、犬よりもダニやハウスダストの方がアレルギー症状が出るという事でしょうか? この数値ですと室内犬を飼うのは避けた方が良いですよね?補足ちなみにIgEですが、2003年→456 2004年→145 2009年→137 2013年→114で基準値以下ですが、以下でもすべてのアレルギーが出やすい体質とゆう事なのでしょうか? (子供は15歳になります)

アレルギー検査の数値と解釈

ご質問の検査結果を拝見すると、犬のフケ、ヤケヒョウダニ、ハウスダストに対するアレルギー反応が確認できます。数値の変動は、ご指摘の通り、体調や環境、検査方法の違いなど様々な要因で影響を受けます。例えば、2013年の犬のフケの数値上昇は、一時的な体調不良や、犬と接する機会がなくても空気中に存在する犬のフケを吸入した可能性などが考えられます。

重要なのは、数値の絶対値だけでなく、数値の推移と症状の関連性を見ることです。2006年以降犬と接する機会が減ったにも関わらず、2013年に数値が上昇していることから、犬アレルギーが完全に消失したとは言えない可能性があります。しかし、最近友達の家で犬に触れても症状が出ないことから、軽度のアレルギー反応である可能性も示唆されます。

一方、ヤケヒョウダニとハウスダストの数値は、犬のフケよりも高く、かつ経年的に減少傾向にあります。これは、生活環境の改善(例:掃除の頻度増加、ダニ対策)が効果を上げている可能性を示唆しています。鼻水やくしゃみといった症状も考慮すると、現在、犬よりもダニやハウスダストの方がアレルギー症状に影響を与えている可能性が高いと言えます。

室内犬飼育のリスクと対策

室内犬を飼うかどうかは、アレルギーの重症度、生活環境、そしてお子さんの体調管理の徹底度合いによって判断する必要があります。軽度のアレルギーであれば、適切な対策を行うことで室内犬との共存も可能ですが、重症の場合は避けた方が賢明です。

室内犬飼育を検討する際の注意点

* 犬種選び:抜け毛の少ない犬種を選ぶことが重要です。プードル、ヨークシャーテリア、ミニチュアシュナウザーなどは比較的抜け毛が少ない犬種として知られています。しかし、どんな犬種でも完全に抜け毛がないわけではありません。
* 徹底的な清掃:犬の毛やフケはアレルギー症状を悪化させるため、こまめな掃除が不可欠です。掃除機はHEPAフィルター付きのものを使用し、床は毎日掃除機をかけ、週に一度は拭き掃除を行いましょう。
* 空気清浄機:HEPAフィルター付きの空気清浄機は、空気中のアレルゲンを効果的に除去するのに役立ちます。特に、犬が過ごす場所の近くに設置することをお勧めします。
* 定期的な洗濯:犬が触れる可能性のある寝具、カーペット、ソファカバーなどは、定期的に洗濯し、乾燥機でしっかり乾燥させましょう。
* 専門家の相談:アレルギー専門医に相談し、お子さんの状態に合わせた具体的な対策を立てることが重要です。

IgE値とアレルギー体質

IgE値が基準値以下であっても、すべてのアレルギーが出やすい体質であるとは限りません。IgE値は、アレルギー反応の指標の一つではありますが、唯一の指標ではありません。症状の有無や他の検査結果も総合的に判断する必要があります。

インテリアとアレルギー対策

アレルギー症状を軽減するためには、インテリアにも配慮が必要です。

家具選び

* 素材:ダニが繁殖しにくい素材の家具を選びましょう。木製の家具や、革製の家具などがおすすめです。布製のソファやカーペットは、ダニの温床になりやすいので、避けたり、こまめな清掃を心がけましょう。
* デザイン:掃除がしやすいシンプルなデザインの家具を選ぶことが大切です。複雑なデザインの家具は、埃やダニが溜まりやすい傾向があります。

床材

* フローリング:掃除がしやすいフローリングがおすすめです。掃除機や拭き掃除で簡単にアレルゲンを除去できます。
* カーペット:どうしてもカーペットを使用したい場合は、ダニ対策加工が施されたもの、または洗濯可能なものを選びましょう。

カーテン

* 素材:洗濯可能な素材のカーテンを選びましょう。定期的に洗濯することで、ダニの繁殖を防ぐことができます。

その他

* 定期的な換気:こまめな換気は、室内の空気の入れ替えを行い、ダニやハウスダストの濃度を下げる効果があります。
* 加湿器の使用:乾燥した空気は、ダニの繁殖を促進します。加湿器を使用して、適度な湿度を保つようにしましょう。

まとめ

お子さんのアレルギー症状を軽減するためには、犬アレルギーだけでなく、ダニやハウスダスト対策も同時に行う必要があります。室内犬を飼うかどうかは、アレルギーの重症度、生活環境、そしてお子さんの体調管理の徹底度合いによって慎重に判断し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。インテリア選びも、掃除のしやすさや素材選びなどを考慮し、アレルギー対策に配慮した空間づくりを心がけましょう。

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