子ザリガニの飼育と冬眠について:水槽環境と餌の選び方

子供が子ザリガニをもらってきました。12匹くらいです。水槽、半分くらい水を入れて、水草とエアポンプは入れてあります。ここ数日寒い日が続き、丸くなって動かない日が何日かあり、今日は何匹かひっくり返って動きません。死んでしまったのでしょうか?市販の餌はあまり食べませんでした。他に何をあげたらよいでしょうか?補足として、ひっくり返って動かないので、冬眠しているのでしょうか?

子ザリガニの飼育環境と冬眠の可能性

子ザリガニを12匹も飼育することになり、戸惑っていることと思います。まず、ひっくり返って動かない状態についてですが、冬眠の可能性低温による衰弱の両方を考慮する必要があります。ザリガニは変温動物なので、水温の変化に大きく影響を受けます。特に、冬場は水温が低下し、活動が鈍くなったり、冬眠状態に入る可能性があります

水槽環境の確認と改善

水槽の水位が半分というのは、ザリガニにとって十分な空間とは言えません。特に、隠れ家となる石や流木が少ないと、ストレスを感じてしまう可能性があります。また、水温も重要です。水槽の水温を測り、15℃以下になっていないか確認しましょう。15℃を下回ると、ザリガニは活動が鈍くなり、冬眠状態に入る可能性が高くなります。

  • 水槽の大きさ:子ザリガニ12匹を飼育するには、より広い水槽が必要です。最低でも30cm以上の水槽を用意しましょう。水槽が小さすぎると、水質が悪化しやすく、ザリガニの健康に悪影響を及ぼします。
  • 隠れ家の設置:石や流木、人工の隠れ家などを複数設置し、ザリガニが自由に隠れられるようにしましょう。これはストレス軽減に効果的で、健康な飼育に繋がります。
  • 水温管理:ヒーターを使用して、水温を18~22℃に保つことが理想的です。水温計は必須アイテムです。急激な温度変化は避けましょう。
  • 水質管理:水質悪化を防ぐために、定期的な水換えが必要です。週に1回、水槽の水の1/3程度を交換しましょう。その際、新しい水は、カルキ抜き剤を使用して、水道水中の塩素を除去してください。
  • エアレーション:エアポンプによるエアレーションは、水中の酸素量を確保するために重要です。エアポンプが正常に動作しているか確認しましょう。

ひっくり返ったザリガニの確認

ひっくり返って動かないザリガニは、死んでいる可能性もありますが、必ずしも死んでいるとは限りません。軽く触れてみて、反応があるか確認してみましょう。反応がない場合は、残念ながら死んでいる可能性が高いです。死んだザリガニは、すぐに水槽から取り除きましょう。

適切な餌と給餌方法

市販のザリガニ用餌を食べないとのことですが、ザリガニは雑食性なので、様々な餌を与えてみましょう。

おすすめの餌

  • 生き餌:イトミミズ、赤虫、ブラインシュリンプなどは、ザリガニの大好物です。ただし、生き餌を与える場合は、過剰に与えないように注意しましょう。食べ残しはすぐに取り除き、水質悪化を防ぎましょう。
  • 人工飼料:ザリガニ専用のペレット状の人工飼料も販売されています。これらは栄養バランスが考えられており、手軽に与えることができます。食べ残しはすぐに取り除きましょう。
  • 野菜:レタス、キュウリ、ニンジンなどの野菜も少量与えることができます。ただし、食べ残しはすぐに取り除く必要があります。腐敗すると水質悪化の原因になります。
  • 魚肉:少量の煮干や、ゆでた白身魚なども与えることができます。ただし、与えすぎると水質が悪化しやすいので、注意が必要です。

給餌頻度と量

給餌頻度は、ザリガニの大きさや種類、水温によって異なります。一般的には、1日に1回、少量ずつ与えるのが良いでしょう。食べ残しがないか確認し、食べ残しがあれば、次の給餌を少し減らすなど調整しましょう。

専門家のアドバイス

ザリガニの飼育について、より詳しい情報が必要な場合は、ペットショップの店員や、水族館などの専門家に相談することをお勧めします。彼らは、飼育環境や餌の選び方、病気の予防など、具体的なアドバイスをしてくれるでしょう。

まとめ:健康なザリガニ飼育のために

子ザリガニの飼育は、適切な環境と餌の管理が重要です。水槽環境の見直し、適切な餌の選択、そして定期的な観察を行うことで、健康な状態を保つことができます。冬眠の可能性も考慮し、水温管理にも気を配りましょう。もし、飼育に不安を感じたり、ザリガニの様子に変化が見られた場合は、すぐに専門家に相談することをお勧めします。

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