子ガメの甲羅トラブルと飼育環境:アカミミガメの健康と快適な水槽づくり

飼っている子亀(生後1年5ヶ月)の甲羅にコケみたいなのが生え始めて来ました… そして、1年5ヶ月も経つのにまだ甲羅が柔らかいんです! この状態ってヤバイですか? もちろん、甲羅のコケみたいなのは、 歯ブラシで磨いて取りましたが、ちょっと心配です ちなみに種類は「アカミミガメ」です 是非詳しく教えて下さい。補足 クル病でウチのカメは死んじゃうんですか? また、真冬・真夏はどうやって日光に当てれば良いのでしょう?冬や夏の窓ぎわの温度差がとても心配です あと ・水槽の環境はどのような環境が良いんですか? ・水の量はどのくらいが良いんですか? (ヒーターがつかるぐらいで甲羅干しが出来るように少なめでも大丈夫ですか?) 長くなってすみません 本当に心配なんです お願いします

アカミミガメの甲羅の異常とクル病について

生後1年5ヶ月で甲羅が柔らかく、コケのようなものが生えているとのこと、ご心配ですね。アカミミガメの甲羅の状態は健康のバロメーターです。甲羅の柔らかさは、栄養不足カルシウム不足クル病の可能性を示唆しています。コケのようなものは、水質の悪化衛生状態の悪さが原因の可能性があります。

まず、甲羅に生えていたコケ状のものは、歯ブラシで除去したとのことですが、完全に除去できたか、そして再発防止策を講じているかが重要です。水質の悪化を防ぐために、こまめな水換え(週に1~2回程度、水槽の水の半分程度)と、フィルターの清掃が必要です。また、水槽内の汚れや食べ残しなども丁寧に除去しましょう。

クル病は、カメの甲羅や皮膚に異常を引き起こす病気で、重症化すると死亡することもあります。早期発見と適切な治療が重要です。甲羅の柔らかさやコケ状の付着以外にも、食欲不振動きが鈍い皮膚の腫れや出血などの症状が見られる場合は、すぐに獣医に診てもらいましょう。

アカミミガメの飼育環境:水槽、水量、日光浴

水槽環境

水槽の環境は、アカミミガメの健康に大きく影響します。適切な環境を作ることで、クル病などの病気の予防にも繋がります。

  • 水槽の大きさ:カメの大きさに対して十分な広さが必要です。生後1年5ヶ月であれば、60cm以上の水槽が望ましいです。狭い水槽ではストレスが溜まり、健康状態が悪化する可能性があります。
  • 底砂:底砂は、カメが潜ったり、甲羅を擦ったりするのに役立ちます。しかし、清掃が難しいため、砂利や小石は避け、洗える人工底床を使用することをお勧めします。底砂を使用しない場合は、水槽の底にマットなどを敷いて、カメの足への負担を軽減しましょう。
  • 隠れ家:カメは隠れ家が好きです。石や流木、人工の隠れ家などを設置して、安全な場所を提供しましょう。これはストレス軽減にも繋がります。
  • 水質:水質の悪化は、病気の原因となります。定期的な水換えとフィルターの清掃が不可欠です。水質検査キットを使って、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の値をチェックすることも重要です。
  • 紫外線灯:甲羅の形成には紫外線が不可欠です。爬虫類用のUVBランプを照射しましょう。ランプは定期的に交換することが大切です。UVBランプは、カルシウムの吸収を促進し、甲羅の健康を維持するのに役立ちます。
  • 温度管理:アカミミガメは変温動物なので、適切な温度管理が必要です。ヒーターを使用して水温を25~28℃に保ちましょう。冬場は特に注意が必要です。

水量

水量は、カメが自由に泳ぎ、甲羅干しができる程度の水深が必要です。ヒーターが浸かる程度で甲羅干しが出来るように少なめでも構いませんが、カメが完全に潜れるだけの深さは確保しましょう。水位が低すぎると、カメが脱水症状を起こす可能性があります。

日光浴

日光浴は、カメの健康に不可欠です。日光浴によって、ビタミンD3の生成が促進され、カルシウムの吸収が良くなります。

  • 時間:1日に数時間、日光浴させましょう。ただし、真夏は直射日光に長時間当てると熱中症になる危険性があるので、注意が必要です。
  • 場所:安全な場所で日光浴させましょう。窓際で日光浴させる場合は、温度差に注意し、直射日光を避ける工夫が必要です。夏は遮光ネットを使用するなど、工夫しましょう。冬は、窓際に保温シートなどを設置して、温度差を軽減しましょう。
  • 紫外線:ガラスは紫外線を遮断するため、ガラス越しでの日光浴は効果が低いです。UVBランプの使用がおすすめです。

専門家のアドバイス

爬虫類専門の獣医に相談することを強くお勧めします。甲羅の柔らかさやコケ状の付着、クル病の疑いなど、専門家の診断を受けることで、適切な治療や飼育方法のアドバイスを受けることができます。

まとめ

アカミミガメの健康を維持するためには、適切な飼育環境と定期的な健康チェックが重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、カメの健康管理に努めてください。もし、何か気になる症状があれば、すぐに獣医に相談しましょう。

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