婚約破棄と慰謝料請求:元恋人からの請求への対応と今後の対策

約1年前に交際していた女性がに私に対して婚約破棄の慰謝料請求をする旨の内容証明を送付してきました。 その女性は他の男性と結婚しています。そういった場合でも私への婚約破棄の慰謝料請求は可能なのでしょうか? 元カノが旦那見つけてから元カレに裁判起こすなんてことがあるものなんでしょうか? 質問本文の補足を何点かさせて頂きます。 ・女性(26)は私(29)と知り合った頃、何故か苗字を偽っていた。(交際後、本当の苗字が判明) ・女性は離婚歴があるのですが、その話についても「私、バツイチなんだー。」程度の言い方で詳細を話すことはありませんでした。 (私もそれについてしつこく問いただしておりません) ・女性はしきりに妊娠したかもしれないと私に言い、何度も妊娠検査薬を使い、陽性反応が出た為、私は女性の父へ謝罪に行ったことがあります。 ・一度だけ私の母と女性の実家へ挨拶に行ったことがあり、母が本名、職業を名乗り挨拶をしたのに対し、女性の父は「父です。」とだけ の返答でその後も本名を名乗ることはありませんでした。 ・彼女とは同棲し、その際、2つの問題が発生しました。 ①彼女は子宮外妊娠により入院しました。その際、女性の父が手術同意書に署名する際、女性と苗字が異なることに気付きました。 (女性の父も離婚歴があり再婚後、再婚相手の苗字になっていた為) ②彼女と口論の際、彼女は暴れだし、私に手を挙げました。私が取り押さえようとしたため、もみ合いになり彼女は転倒し打撲の怪我をしたのですが、彼女は自ら救急車と警察へ連絡し「彼氏が突然、私をグーで何度も殴るので助けて下さい」と言った為、警察署にて事情聴取、警察官の説得により彼女が被害届を出すことはありませんでした。 ・①、②の件で私は、彼女の子宮外妊娠の件には罪悪感はあるものの、相手や相手方の家族の不誠実な対応に納得がいかないこともあり、私から彼女に別れ話をしました。 ・別れ話は夜中の3時から朝方まで及び、私は仕事の出社時間がせまっていたので話し合いは、また帰宅後しようと家を出ました。仕事を終え、帰宅すると彼女は合鍵を郵便受けに投函し置手紙を残し部屋を出て行ったようでした。 その後、女性とは連絡を取っておりません。 他にも色々トラブルはありましたが、 以上のような経緯があったにも関わらず、 相手は結婚相手を見つけ、私に慰謝料200万払えという行為を許せません。 相手の要求に応じるつもりは今のところありません。 今後に役立てたいので何卒アドバイスを頂けます様よろしくお願いします。

婚約破棄と慰謝料請求の可能性

元恋人からの婚約破棄による慰謝料請求は、状況によっては可能です。しかし、慰謝料請求が認められるためには、請求者側に責任がないこと、そして破棄によって請求者側に損害が生じていることが証明されなければなりません。 今回のケースでは、女性側の行動や発言に多くの問題点があり、彼女に責任がないとは言い切れません。

女性側の問題点

* 偽名使用:交際当初から苗字を偽っていたことは、誠実な交際を望む上で大きな問題です。信頼関係の基礎が欠如していたと言えるでしょう。
* 離婚歴の隠蔽:離婚歴を曖昧に伝え、詳細を明かさなかった点も問題です。重要な情報を隠蔽したことは、交際における誠実さを欠いていると判断される可能性があります。
* 妊娠の虚偽の可能性:妊娠検査薬の陽性反応について、その真偽が不明瞭です。もし虚偽であった場合、重大な信頼関係の破壊行為となります。
* 家族の不誠実な対応:女性の父が本名を名乗らなかったこと、手術同意書における苗字の不一致などは、家族全体に不誠実な面が見られます。
* 暴力行為と虚偽の通報:女性が暴力を振るい、警察に通報した際に虚偽の事実を述べた可能性があります。これは、重大な法的問題に発展する可能性があります。

これらの事実を踏まえると、女性側の責任が大きく、彼女に慰謝料請求の権利があるとは言い難いと言えます。

慰謝料請求への対応

内容証明が届いている以上、無視することはできません。弁護士に相談し、適切な対応を検討することが重要です。

弁護士への相談

弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き取り、証拠となる資料(内容証明、メールのやり取り、証人など)を精査します。そして、女性側の主張の妥当性、あなたの法的立場、今後の対応策について、専門的なアドバイスを提供してくれます。

証拠の収集と整理

弁護士に相談する前に、以下の証拠を収集・整理しておきましょう。

  • 内容証明郵便
  • 交際中のメールやLINEなどの記録
  • 女性の家族とのやり取りの記録
  • 病院の診断書(子宮外妊娠に関するもの)
  • 警察署での事情聴取記録(あれば)
  • 同棲していた際の賃貸契約書など

反論の準備

弁護士の助言を基に、女性側の主張に対して反論の準備を行いましょう。 あなたの主張を明確に示し、女性側の責任を明らかにする必要があります。 具体的には、上記で挙げた女性側の問題点を詳細に説明し、慰謝料請求の不当性を主張します。

今後の対策

今回の経験から、今後の交際においては、以下の点に注意しましょう。

  • 相手の人となりを知る努力:交際を始める前に、相手の人物像を十分に理解するように努めましょう。SNSの活用や共通の知人からの情報収集も有効です。
  • 重要な情報の共有:結婚や出産といった重要な事項については、早いうちに正直に話し合うことが大切です。隠蔽や曖昧な表現は、後々大きなトラブルにつながる可能性があります。
  • 証拠の保存:交際中にトラブルが発生した場合、証拠となる資料をしっかりと保存しておきましょう。メールやLINEの記録、写真、証言など、あらゆる証拠を収集・保管することが重要です。
  • 専門家への相談:トラブルが発生したら、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。早期の相談が、事態の悪化を防ぐことにつながります。

専門家の視点

弁護士の視点から見ると、今回のケースでは女性側の主張が認められる可能性は低いと考えられます。女性側の行動には、誠実さを欠く点が多く、それらが慰謝料請求の根拠として認められるとは考えにくいからです。しかし、裁判になれば、時間と費用がかかります。弁護士と相談し、適切な対応を検討することが重要です。

まとめ

元恋人からの婚約破棄による慰謝料請求は、状況によっては起こり得ますが、今回のケースでは女性側の責任が大きいと考えられます。 弁護士に相談し、証拠を収集・整理し、反論の準備を行うことで、適切な対応が可能になります。 今後の交際においては、相手の人となりを知る努力、重要な情報の共有、証拠の保存、専門家への相談を心がけましょう。

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