姑の悪口と認知症の兆候:同居家族のストレスと対処法

姑が私の悪口をご近所さんに言うようになってきました。認知症の始まりですか? 80代後半、要介護2の姑が最近、私の悪口(悪口というか「△のやり方が悪い」「△に頼むのはイヤだ」とかそういう感じ)を言っているのを耳にするようになりました。初めは義姉や主人、親戚に言っていたので「まあ、身内だしなぁ」と思っていたのですが、近頃ご近所さんにも言っているようです。私がいないと思っているのか、耳が悪いせいか声が大きいので必然的に聞こえてしまいます。同居で食事も農作業もほぼ私がやっています。いっぱいいっぱいで疲れているのに悪口言うかーと平常心でいられませんし、気持ち凹みます。 認知なのかなと思うことがあります。姑は冷蔵庫をあさって冷凍食品を夜中に食べたことが何度かありました。水も出しっぱなしで、お風呂にウンチをしていたこともありました。よくトイレも汚します。(でも、自分の非は認めない) 認知の始まりでしょうか?私はどう対処すればいいのでしょうか?

姑の言動と認知症の可能性

80代後半、要介護2の姑さんの近隣住民への悪口、冷蔵庫の乱用、トイレや浴室の汚れ、そして自身の非を認めないといった行動は、認知症の初期症状を示唆している可能性があります。 しかし、認知症の診断は専門医による診察が不可欠です。ご自身の判断だけで認知症と断定せず、まずは医療機関への受診を強くお勧めします。

認知症の初期症状にみられる行動の特徴

認知症の初期症状は、人によって様々ですが、以下の様な特徴が見られます。

  • 記憶力の低下:最近の出来事を覚えられない、同じことを何度も聞くなど
  • 判断力の低下:適切な判断ができず、危険な行動をとる
  • 人格の変化:怒りっぽくなったり、疑り深くなったりする
  • 社会性の低下:言葉遣いが乱暴になったり、他人に迷惑をかける行動が増える
  • 日常生活動作(ADL)の低下:食事、着替え、トイレなど、日常生活の基本的な動作に支障をきたす

姑さんの行動は、上記のいくつかの項目に当てはまる可能性があります。特に、近隣住民への悪口や、冷蔵庫の乱用、トイレや浴室の汚れなどは、社会性の低下や判断力の低下を示唆していると考えられます。

具体的な対処法

現状維持はご自身の精神衛生上も良くありません。積極的に問題解決に取り組む必要があります。

1. 専門家への相談と診察

まずは、医師や認知症専門医への相談が最優先です。 医療機関を受診し、認知機能検査を受けていただくことで、認知症の有無や程度を客観的に判断してもらうことが重要です。 早期診断・早期介入は、病状の進行を遅らせる上で非常に有効です。 かかりつけ医がいらっしゃれば、そちらにご相談ください。

2. 介護サービスの利用

要介護2の認定を受けているとのことですので、既に介護サービスを利用されているかもしれませんが、現状のサービス内容を見直す必要があるかもしれません。 例えば、デイサービスの利用頻度を増やすことで、姑さんがご自宅で過ごす時間を減らし、ご近所への悪口や自宅での問題行動を抑制できる可能性があります。 また、ホームヘルパーによる家事援助を強化することで、あなたの負担を軽減することも重要です。 地域包括支援センターなどに相談し、適切な介護サービスの利用方法についてアドバイスを受けることをお勧めします。

3. ご近所への対応

ご近所への悪口が問題になっている場合、ご近所の方々に状況を説明することも必要です。 姑さんの認知症の可能性を伝え、ご迷惑をおかけしていることについて謝罪し、理解を求めることが大切です。 ただし、プライバシーに配慮し、具体的な内容を話す必要はありません。

4. 家族会議の開催

ご主人、義姉など、家族で話し合う場を設けることが重要です。 それぞれの負担や不安を共有し、具体的な対策を話し合うことで、協力体制を築きやすくなります。 専門機関の相談員を交えた家族会議を行うのも有効です。

5. あなた自身のケア

介護は非常に負担の大きいものです。 あなたは、姑さんの介護だけでなく、家事や農作業もこなしており、心身ともに疲弊している状態でしょう。 自分の時間を作ること、趣味を持つこと、友人と話すことなど、ストレスを軽減するための工夫をしましょう。 必要であれば、精神科医やカウンセラーに相談することも検討してください。 介護者支援団体なども活用しましょう。

6. インテリアによる環境改善

ご自宅のインテリアを工夫することで、姑さんの行動を改善できる可能性もあります。例えば、

  • 照明を明るくする:認知症の人は、暗い場所では不安を感じやすいため、明るい照明は安心感を高めます。
  • 家具の配置を見直す:家具の配置を変えることで、転倒リスクを減らし、安全な環境を作ることができます。 また、視覚的な刺激を減らすことで、落ち着きを与えられる可能性もあります。
  • 色使いを工夫する:グレーなどの落ち着いた色調は、リラックス効果が期待できます。逆に、刺激の強い色は避けましょう。
  • 見やすい時計やカレンダーを設置する:時間や日付の把握が困難な場合、大きな文字の時計やカレンダーを設置することで、混乱を軽減できます。

これらの工夫は、姑さんの落ち着きを促し、問題行動の軽減に繋がる可能性があります。

専門家の視点:認知症専門医からのアドバイス

認知症の専門医によると、「ご家族の負担軽減と、ご本人の安全確保が最優先です。早期の専門機関への相談と、適切な介護サービスの活用が不可欠です。また、ご家族自身のメンタルヘルスケアも非常に重要です。一人で抱え込まず、周囲の支援を積極的に活用してください。」とのことです。

まとめ

姑さんの言動は、認知症の初期症状の可能性が高いですが、確定診断は専門医による診察が必要です。 まずは医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けてください。 同時に、介護サービスの活用、ご近所への説明、家族会議、そして何よりあなたのメンタルヘルスケアを最優先に考えてください。 インテリアの工夫も、環境改善の一助となる可能性があります。 一人で抱え込まず、周囲の支援を積極的に活用し、穏やかな生活を取り戻せるよう願っています。

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