妻の不貞行為と慰謝料請求裁判:勝訴の可能性と対策

夫婦不貞行為 妻の不貞行為!夫婦生活はなくなりそうです。 妻の不貞行為が発覚し、相手に内容証明を送りましたが無視されました。慰謝料請求裁判にかけたいのですが、勝ち目があるのかどうか、アドバイスをお願い致します。妻が不貞行為を行なった当時、私と妻は(妻の別の以前の不貞行為がもとで)かなり言い争いをしていた時であり、離婚の話しも多少出ていましたが、子供もおり、お互いに決心できずにいました。その際、妻は出会い系サイトで出会った人と、私と娘が実家にお盆休みで出かけている際に関係を持ちました(喧嘩のあとだったので、妻は実家に来ませんでした)。 その後も1ヶ月半ほどの間に計3回の関係を持ち、結局相手に別の女性ができた事が発覚して、妻が手を引いたという状況でした。離婚の話しも出る程の喧嘩状態でしたので、たしかに妻が(自分サイドの主張で)、相手にかなり私の悪口を言ったのがメールで残っています。「離婚する」、「家を出て行く」とも何度か言っているようです。一方で、相手とのチャットのやりとりのなかでは、「離婚するか、やり直すか迷っている様子」も見せていますし、「離婚話が進んでいない、出て行く準備は何もしていない」とも話しています。実際には、私からはまったく離婚の話しを進めていませんでしたし、相手も「離婚話しがどう進んでいるか」も気にしてもいません。相手は、当初は謝罪していましたが、後になって態度を変えて、妻のメールに書いてあった「夫婦関係がない(嘘)。指輪をしていない(別の理由)。肉体的に精神的に痛めつけている(当時、喧嘩の際になんどか手が出てしまった事があり(反省)それを愚痴られました)。一緒の部屋で寝ていない(嘘)。」といった言葉を引用して「私たちの関係が破綻していた」と主張する様です。ですが、私たち夫婦はその後もずっと夫婦として生活しております。このような状況だとやはり「夫婦関係は破綻していたので相手に罪はない」という判断となってしまうのでしょうか?ちなみに、相手は「関係を持つ前に結婚していたのは知っていた」というのは認めています。あくまで「離婚すると思った」と言いたい様です。宜しくお願い致します。

慰謝料請求裁判の勝訴可能性:複雑な状況の分析

ご質問の内容から、慰謝料請求裁判の勝訴可能性は、決して単純ではありません。裁判所は、以下の点を総合的に判断します。

* **夫婦関係の破綻の程度:** ご夫婦間の喧嘩や離婚の話し合いがあったことは事実ですが、それが「夫婦関係の破綻」に該当するかどうかは、裁判所が客観的に判断します。単なる夫婦喧嘩や一時的な不和は、破綻とはみなされません。継続的な不和や、修復不可能なほどの亀裂がある場合に限り、破綻が認められます。
* **相手方の認識:** 相手方がご夫婦の結婚を認識していたことは重要なポイントです。しかし、相手方が「離婚すると思っていた」という主張に対抗するには、ご夫婦の生活状況や、離婚の話し合いが実際には進んでいなかったことなどを明確に示す必要があります。
* **証拠の提示:** メールやチャットの履歴は重要な証拠となります。しかし、それだけでは不十分な場合もあります。例えば、ご夫婦がその後も継続して夫婦生活を送っていたことを示す証拠(写真、証言など)を提出することで、相手方の主張を反駁することができます。
* **不貞行為の態様:** 不貞行為の回数や期間、場所なども考慮されます。3回という回数自体は少ないように見えるかもしれませんが、状況によっては重大な不貞行為と判断される可能性もあります。

具体的なアドバイスと対策

裁判で勝訴するには、以下の点を徹底的に準備する必要があります。

1. 証拠集めを徹底する

* **妻とのメールやチャット履歴:** 妻が相手に対して送ったメールやチャット履歴は、相手方の主張を反論する重要な証拠となります。
* **夫婦生活の証拠:** 一緒に生活していたことを証明する写真、動画、証言などを集めましょう。旅行の写真、家族で食事をしている写真など、夫婦として生活していたことを示す証拠をできるだけ多く集めてください。
* **相手の証言:** もし可能であれば、相手と直接話をして、不貞行為について認めさせることができれば、裁判を有利に進めることができます。
* **専門家の意見:** 弁護士に相談し、証拠の有効性や裁判戦略についてアドバイスを受けることが重要です。

2. 弁護士への相談が不可欠

弁護士は、証拠の収集方法、裁判戦略、慰謝料の金額などについて、専門的なアドバイスをしてくれます。一人で抱え込まず、すぐに弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士費用は高額に感じるかもしれませんが、勝訴の可能性を高め、適切な慰謝料を請求するためには、弁護士の専門的な知識と経験は不可欠です。

3. 裁判の準備

* **訴状の作成:** 弁護士に依頼して、正確で詳細な訴状を作成してもらいましょう。訴状には、不貞行為の事実、慰謝料請求の根拠、証拠などを明確に記載する必要があります。
* **証人喚問:** 必要に応じて、ご家族や友人など、ご夫婦の生活状況を証言できる人を証人として立てることができます。
* **証拠の提出:** 裁判では、集めた証拠を適切に整理し、裁判所に提出する必要があります。弁護士の指示に従って、証拠を提出しましょう。

専門家の視点:夫婦関係の破綻と不貞行為

弁護士や司法書士などの専門家は、夫婦関係の破綻の有無を客観的に判断します。単なる口論や一時的な不和は破綻とはみなされず、継続的な不和や修復不可能なほどの亀裂がある場合にのみ破綻が認められます。今回のケースでは、喧嘩や離婚の話し合いがあったとしても、その後も夫婦として生活を続けていたという事実が、夫婦関係の破綻を否定する重要な要素となる可能性があります。

具体的な事例

過去の判例では、夫婦間の激しい口論や離婚の協議があったとしても、その後も夫婦生活を継続していた場合は、夫婦関係の破綻は認められないと判断されたケースがあります。逆に、別居状態が長く続いたり、夫婦間のコミュニケーションが完全に断絶していたりする場合には、夫婦関係の破綻が認められる可能性が高くなります。

まとめ:グレーな状況だからこそ、専門家の力を借りる

ご質問の状況は、夫婦関係の破綻の有無が争点となる複雑なケースです。勝訴のためには、徹底的な証拠集めと、弁護士などの専門家の適切なアドバイスが不可欠です。一人で悩まず、すぐに専門家に相談し、適切な対応を検討しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)