天井高230cmと220cmの狭小住宅。圧迫感の解消と最適な部屋割りについて

昨日ご質問させて頂いた者です。1階に寝室、子ども部屋を配置していますが中間立ち会いの際に圧迫感を感じました。再度計測し直してもらったりしまして最終的に主寝室とサービスルームは230センチ、子ども部屋が220センチの天井高でした。（210センチだと思ったのは私の勘違いでした・・・すみません・・・）そこで、引き続きお聞きしたいのですが①主寝室の天井高230センチと、子ども部屋220センチというのは一般的にいかがでしょうか？②現在住んでいるマンションの天井高が、238センチでした。それと比べると、やっぱり圧迫感を感じるのです。たかが8センチなのですが、マンションはゆとりを感じます・・・どう思われますか？③現場監督の方に、クロスを貼ると天井が白くなり視覚的に圧迫感はかなり減る、と言われました。今は天井の板がむき出しですが、やはり内装が終わると変わるでしょうか？④梁を出すと、70センチ間隔で天井が段々になるので見た目が今一つだそうです。（梁をむき出しにはできないそうです）もう、何も触らずこのままの方がよいでしょうか？⑤サービスルームの方が天井が高いですが、暗いです。子ども部屋は天井が220センチ（真上に風呂場が来るため）ですがトップライトがあって明るいです。明るさを取るか、もしくは天井が高いサービスルームを子ども部屋にした方がいいでしょうか？瑣末な質問ばかりで申し訳ありません。お詳しい方教えて頂けますか？上記以外の質問でも結構です。補足狭小住宅で建て売りに近いです。オプション料を払えばこちらの希望になりますが･･･半注文、でしょうか。天井高については一言もありませんでした！設計士が若く、未熟で説明不足でした。8センチって大きいんですね。前もって言えば5センチくらいなら上げれたでしょうか？もう、これであきらめるしかないですよね？230センチって、まあ許容範囲と考えていいでしょうか？壁紙は全部白です。失敗してしまったのかとショックです・・・

Contents

1 天井高230cmと220cmは一般的か？
2 マンションとの比較と圧迫感の原因
3 内装完了後の変化とクロス選び
4 梁と天井の段差
5 サービスルームと子ども部屋の使い分け
6 8cmの天井高、許容範囲か？
7 設計士とのコミュニケーションと改善策
8 専門家の意見
9 まとめ

天井高230cmと220cmは一般的か？

まず、天井高230cmと220cmが一般的にどうかという点ですが、日本の住宅の天井高は、一般的な戸建て住宅で240cm前後、マンションでは250cm前後が主流です。今回のお住まいは220cm～230cmと、平均よりも低い数値となっています。そのため、一般的な住宅と比較すると低いと言えます。しかし、狭小住宅の場合、建築コストや構造上の制約から、天井高を抑えるケースは少なくありません。完全に低いと断言はできませんが、平均よりは低いことは事実です。

マンションとの比較と圧迫感の原因

現在お住まいのマンションの天井高が238cmであることから、8cmの差が圧迫感に繋がっていると感じているのは当然です。天井高は空間の広さや開放感を大きく左右する要素であり、8cmという差は、体感として大きな違いとして認識される場合があります。圧迫感の原因は天井高だけではありません。窓の大きさ、壁の色、家具の配置など、様々な要因が複合的に影響しています。

内装完了後の変化とクロス選び

現場監督の指摘通り、クロスを貼ることで天井が白くなり、視覚的に圧迫感が軽減される可能性は高いです。むき出しの天井板は、どうしても重く暗い印象を与えがちですが、白いクロスは光を反射し、空間を明るく広く見せる効果があります。さらに、天井のクロスを白くすることで、視線が上に上がり、空間の広がりを感じやすくなります。

梁と天井の段差

梁をむき出しにできないとのことですが、梁の存在は天井の低さをより強調してしまう可能性があります。70cm間隔で段差のある天井は、空間を区切ってしまうため、圧迫感を増幅させる可能性があります。梁を隠す工夫や、梁の形状を工夫することで、圧迫感を軽減できる可能性もあります。設計士と相談し、可能な範囲で改善策を検討してみましょう。

サービスルームと子ども部屋の使い分け

サービスルームは天井が高くても暗いとのこと、子ども部屋は天井が低くてもトップライトで明るいとのこと。これは、採光計画の重要性を示しています。天井高だけでなく、採光も考慮して部屋の用途を決めるべきです。トップライトのある明るい子ども部屋を子ども部屋として、サービスルームは収納や書斎など、明るさがそれほど重要でない用途に充てるのが良いでしょう。

8cmの天井高、許容範囲か？

8cmの天井高の差は、体感として大きく感じられるものです。しかし、230cmの天井高は、決して許容範囲外ではありません。多くの狭小住宅でも、この程度の天井高は珍しくありません。ただし、圧迫感を軽減するための工夫は必要です。

設計士とのコミュニケーションと改善策

設計士とのコミュニケーション不足が、今回の問題の一因となっている可能性があります。設計段階で天井高について十分な話し合いができていれば、より快適な空間を実現できたかもしれません。今後は、設計士と積極的にコミュニケーションを取り、疑問点や不安な点を明確に伝えるようにしましょう。

例えば、以下のような改善策を検討できます。

* **間接照明の導入**: 天井に埋め込み式のダウンライトだけでなく、間接照明を取り入れることで、空間がより広く感じられます。
* **ミラーの活用**: 壁に鏡を設置することで、光を反射させ、空間を広く見せる効果があります。
* **家具の選び方**: 低めの家具を選ぶことで、天井を高く見せる効果があります。また、圧迫感を感じさせないよう、家具の配置にも気を配りましょう。
* **カーテンの素材**: 厚手のカーテンは、部屋を暗く狭く感じさせるため、薄手のカーテンやロールスクリーンなどを検討しましょう。
* **収納の工夫**: 壁面収納などを活用して、床に物を置かないようにすることで、空間が広く感じられます。

専門家の意見

インテリアコーディネーターなどの専門家に相談することも有効です。専門家は、空間の広さや明るさを最大限に活かすためのアドバイスをしてくれます。

まとめ

今回のケースは、設計段階でのコミュニケーション不足と、天井高に関する知識不足が重なった結果と言えるでしょう。しかし、諦める必要はありません。内装工事はまだ完了していない段階なので、クロス選びや照明計画、家具配置などを工夫することで、圧迫感を軽減し、快適な住空間を実現できます。設計士や専門家と相談しながら、最適な解決策を見つけていきましょう。