天井高190cmの部屋は圧迫感を感じるか?身長170cmの人にとっての最適な天井高とは?

身長170cmの人間にとって、部屋内の高さが190cmの空間って、どうでしょうか?部屋内の高さが230cmぐらいなのが一般的だと思うのですが、そもそもそれが何故なのかも疑問です。部屋の中でジャンプする事なんて無いし。190cmぐらいの方が、1:施工コストが安く付く2:冷暖房効率が良い。3:天井の蛍光灯の交換等、イチイチ脚立を用意しなくて良い。4:今までデットスペースだった、上面の活用が期待出来る。(貼れる、吊るせる)…と、利点が多いように思うのですが。なお「圧迫感がある」という意見はいりません。承知しているし、気にしないので。

天井高190cmの部屋:メリットとデメリット

身長170cmの方が、天井高190cmの部屋に住むことを検討されているとのこと。一般的な天井高230cmと比較し、190cmのメリット・デメリットを、圧迫感以外の観点から詳しく見ていきましょう。

メリット:コスト削減と省エネルギー効果

ご指摘の通り、天井高を抑えることで得られるメリットは多岐に渡ります。

  • 施工コストの削減:建物の高さ自体が低くなるため、基礎工事、外壁、屋根などの材料費、工期が短縮され、結果的にコストを抑えることができます。これは特に、土地価格の高い都市部では大きなメリットとなります。
  • 冷暖房効率の向上:天井高が低いと、冷暖房効率が向上します。暖房の場合、暖かい空気が天井近くに溜まるのを防ぎ、部屋全体を均一に暖めることができます。冷房の場合も同様で、冷気が床付近に留まりやすく、効率的な冷却が期待できます。これは光熱費の節約にも繋がります。
  • メンテナンスの容易さ:天井照明の交換や清掃など、高い場所での作業が容易になります。脚立が必要な作業が減ることで、作業時間と安全性の向上に繋がります。これは高齢者世帯や一人暮らしの方にも大きなメリットです。
  • デッドスペースの有効活用:天井付近のスペースを収納や飾り棚として活用できます。例えば、天井近くに棚を設置して、普段使わない季節家電や収納ボックスを置くことができます。また、デザイン性の高い照明器具やグリーンなどを吊るすことで、空間のアクセントにもなります。

デメリット:空間の狭さ、家具選びの制限

一方で、天井高190cmのデメリットも考慮しなければなりません。

  • 空間の圧迫感(質問者様は気にしないとのことですが、念のため):天井が低いと、どうしても空間が狭く感じられる可能性があります。家具の配置や窓の大きさ、壁の色などを工夫することで、圧迫感を軽減することは可能です。
  • 家具選びの制限:背の高い家具や大型の照明器具は設置が難しく、選択肢が狭まる可能性があります。事前に家具の寸法をしっかり確認し、部屋のレイアウトを計画的に行う必要があります。

一般的な天井高230cmの理由

日本の住宅における一般的な天井高が230cm程度である理由は、以下の通りです。

  • 居住性:230cm程度の天井高は、一般的な日本人にとって圧迫感を感じにくい高さであり、快適な居住空間を確保できる高さとして設計されています。
  • 建築基準法:建築基準法では、天井高に関する明確な規定はありませんが、住宅の設計においては、居住者の快適性を考慮した上で、適切な天井高が設定されます。
  • 建築慣習:長年に渡る建築慣習や、住宅メーカーの標準的な設計が、230cm程度の天井高を一般的なものとして定着させてきました。

190cm天井高の部屋を快適に過ごすための工夫

天井高190cmの部屋でも、工夫次第で快適に過ごすことができます。

空間を広く見せるためのインテリアテクニック

  • 明るい色を使用する:壁や床に明るい色を使用することで、空間が広く感じられます。アイボリーやベージュなどの淡い色は、特に効果的です。今回の質問ではアイボリーがキーワードとして最適でしょう。
  • 鏡を活用する:鏡は光を反射し、空間を広く見せる効果があります。壁に鏡を設置したり、鏡面仕上げの家具を使用したりすることで、視覚的な広がりを生み出せます。
  • 家具の配置を工夫する:背の低い家具を選んだり、家具を壁際に寄せて配置したりすることで、空間を広く見せることができます。また、家具の脚が高いものを使用するのも効果的です。
  • 間接照明を活用する:間接照明は、天井高が低い空間でも、圧迫感を感じにくく、リラックスできる雰囲気を作り出せます。
  • 窓を大きくする(リフォームの場合):窓を大きくすることで、自然光を取り込み、空間を明るく開放的に見せることができます。リフォームを検討する場合は、窓のサイズを見直すのも有効な手段です。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、天井高190cmは、居住性とコストのバランスを考慮すると、決して悪い選択肢ではありません。特に、一人暮らしや夫婦二人暮らしなど、居住人数が少ない世帯であれば、十分に快適に暮らせる可能性があります。ただし、大型家具の配置や収納スペースの確保など、計画的な設計が不可欠です。

まとめ:天井高190cmの部屋はあなたにとって最適か?

身長170cmのあなたが、天井高190cmの部屋で快適に暮らせるかどうかは、あなたのライフスタイルや好み、そしてインテリアの工夫次第です。圧迫感を気にしないとのことですので、コスト削減や省エネルギー効果といったメリットを最大限に活かすことができれば、190cmの天井高は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ただし、家具選びや空間演出には工夫が必要になりますので、事前にしっかりと計画を立て、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

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