天井を高く見せるDIY!和室の圧迫感を解消する方法

部屋の天井を高くするDIYって素人に可能でしょうか? 当方、持ち家の二階(家の最上階)の和室で寝起きしているのですが、 成人男性には、この和室の窮屈感が辛くなってきました。 そこで、天井って自力でぶち抜けば圧迫感が減るのはないかと思うのですが、そんな事って現実的でしょうか? それにあたって留意する点や、そもそもそんな事素人に出来ない等のアドバイスがございましたら教えて下さい。よろしくお願いいたします。

天井をぶち抜くDIYは現実的?素人が挑戦する際の注意点

結論から言うと、天井をぶち抜いて部屋の高さを物理的に高くするDIYは、素人が安易に手掛けるべきではありません。構造上の問題安全性の問題、そして法的な問題も考慮する必要があるからです。 持ち家の最上階とはいえ、天井をぶち抜く行為は建物の構造に直接影響を与え、最悪の場合、建物の強度を著しく低下させたり、倒壊の危険性さえ招く可能性があります。

専門家の意見:構造上のリスク

建築士や大工などの専門家に相談すると、まず確認されるのは建物の構造です。天井は、建物の骨組みである梁や柱を支える重要な役割を担っています。むやみに天井をぶち抜くと、これらの構造材に負担がかかり、建物の強度が低下する可能性があります。特に、古い家屋や耐震性に不安のある建物では、大きなリスクを伴います。

安全面への配慮:落下事故のリスク

天井をぶち抜く作業には、高い場所での作業や、重量物の取り扱いなどが伴います。落下事故やケガのリスクも非常に高く、素人が安全に作業を行うのは非常に困難です。専門的な知識や技術、安全対策が不可欠です。

法的な問題:建築基準法への抵触

天井をぶち抜く行為は、建築基準法に抵触する可能性があります。特に、耐力壁の撤去や構造変更に該当する場合は、事前に建築確認申請が必要となるケースが多く、許可を得ずに工事を進めると罰則を受ける可能性があります。

和室の圧迫感を解消する現実的なDIY方法

天井をぶち抜くのは危険を伴いますが、和室の圧迫感を解消したいというご要望は理解できます。そこで、安全で現実的なDIY方法をいくつかご紹介します。

1. 天井の色を明るくする

天井の色を白やアイボリーなどの明るい色に塗り替えることで、空間が広く感じられます。色の心理効果を利用した、手軽で効果的な方法です。

  • 使用する塗料:水性塗料がおすすめです。臭いが少なく、DIY初心者でも扱いやすいです。
  • 下地処理:既存の塗料を剥がしたり、下塗りをすることで、仕上がりが美しくなります。
  • ローラーの使用:広い面積を効率的に塗るには、ローラーを使うのがおすすめです。

2. 天井に鏡を取り付ける

天井に鏡を取り付けることで、光を反射させ、空間を明るく広く見せる効果があります。ただし、場所や大きさによっては圧迫感を感じることがあるので、慎重に検討しましょう。

  • 鏡の素材:軽量で割れにくい素材を選びましょう。
  • 取り付け方法:しっかりとした接着剤を使用し、安全に固定することが重要です。
  • デザイン:和室の雰囲気に合うデザインを選びましょう。

3. 間接照明を取り入れる

間接照明は、天井を高く見せる効果があります。壁や床に光を当てることで、空間全体が明るくなり、圧迫感が軽減されます。

  • 照明器具:LEDテープライトや間接照明用の器具を選びましょう。
  • 設置場所:天井の周りに設置すると、効果的です。
  • 明るさ:明るすぎず、暗すぎない明るさを選びましょう。

4. 家具の配置を見直す

家具の配置を変えるだけでも、空間の印象は大きく変わります。低い家具を選んだり、家具を壁際に寄せることで、空間が広く感じられます。

  • 低い家具:圧迫感を軽減するために、低い家具を選びましょう。
  • 収納:収納家具を活用して、物を整理整頓することで、空間が広く感じられます。
  • レイアウト:家具の配置を工夫して、空間を広く見せる工夫をしましょう。

5. 窓周りの工夫

カーテンやブラインドの色や素材を変えることで、空間の印象を変えることができます。明るい色のカーテンや、透け感のある素材を選ぶことで、より広く感じられます。

専門家への相談が重要

上記の方法でも解決しない場合は、建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、建物の構造や安全性を考慮した上で、最適な解決策を提案してくれます。

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