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天窓のヒビ割れ:危険性と対処法
まず、天窓のヒビ割れについてご心配されていること、お察しします。地震多発地域にお住まいとのことですので、不安も倍増されていることと思います。 ご質問の①と②について、順に回答いたします。
① ガラスが落ちてくる可能性は高いですか?
結論から言うと、ヒビの入った天窓からガラスが落下する可能性は否定できません。 特に、地震によってヒビが拡大している状況は非常に危険です。大家さんが「丈夫なガラス」と言っていたとしても、地震による衝撃でガラスに新たな負荷がかかり、いつ落下してもおかしくない状態になっている可能性があります。 編み込みガラスは、一見丈夫そうに見えますが、ヒビが入るとそこから一気に割れる危険性があります。 「大丈夫」という発言は、専門家の判断に基づいたものではない限り、安心材料とはなりません。
ご自身の安全を最優先に、早急に専門家に見てもらうことを強くお勧めします。ガラスの専門業者や建築業者に点検を依頼し、落下リスクの有無、修理の必要性、緊急性の判断を仰ぎましょう。
② 修理費用の負担割合は妥当ですか?
修理費用を大家さんと折半するというのは、状況によっては妥当とは言い切れません。 ヒビの原因が経年劣化や施工不良であれば、大家さんの負担が大きくなるべきです。地震による被害であれば、状況によっては大家さんの全額負担となるケースもあります。
築7年と比較的新しい物件であること、地震による被害であることを考えると、大家さんとの話し合いが重要です。 まずは、専門業者に依頼して、ヒビの原因と修理費用について見積もりを取ってもらいましょう。その見積もりを元に、大家さんと費用負担の割合について改めて交渉することをお勧めします。 修理費用が高額になることが予想されるため、事前に修理費用の上限について合意しておくことも重要です。
地震対策と住居の安全性
地震による不安を解消するためには、住居の安全性について改めて確認する必要があります。
壁の薄さ、地響き、倒壊への不安
ご自宅の壁が薄く、常に地響きを感じているとのこと。これは、地震に対する耐震性が低い可能性を示唆しています。 築7年でも、建物の構造や施工状況によっては、地震に弱い場合があります。 特に、宮城県のような地震多発地域では、耐震性の確認は非常に重要です。
専門家への相談
現状の不安を解消するには、建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、建物の構造や耐震性を評価し、具体的な対策を提案してくれます。 また、家賃が高めであることについても、専門家の意見を参考に、妥当性について判断することができます。
具体的な行動計画
1. 天窓の点検: ガラスの専門業者または建築業者に連絡し、天窓の点検と修理の見積もりを依頼します。 緊急性が高いので、早急に依頼しましょう。
2. 大家さんとの交渉: 専門業者からの見積もりを元に、大家さんと修理費用と負担割合について交渉します。 必要に応じて、弁護士や不動産会社に相談することも検討しましょう。
3. 建物の耐震診断: 建築士などに依頼し、建物の耐震診断を受けます。 診断結果に基づいて、必要な補強工事などを検討します。
4. 家賃の見直し: 専門家の意見を参考に、家賃の妥当性を判断します。 もし、家賃が高すぎる場合は、大家さんと交渉するか、転居を検討しましょう。
5. 地震対策: 家具の転倒防止、非常食・水の備蓄など、地震対策を徹底しましょう。
まとめ
天窓のヒビ割れは、放置すると危険な状態に陥る可能性があります。 また、地震に対する不安も解消する必要があります。 専門家の力を借りながら、安全で安心できる住環境を確保するために、積極的に行動を起こしましょう。 ご自身の安全を最優先し、冷静に対処してください。