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可能性のある生き物と侵入経路
ご自宅で聞こえる音から、可能性のある生き物とその侵入経路を推測してみましょう。記述されている状況から、アライグマの可能性が高いと考えられます。
アライグマの特徴と行動
アライグマは雑食性で、木登りが得意なため、屋根裏などに侵入することがあります。夜行性で、比較的静かに移動するため、気づかれにくいのも特徴です。
* ゴトゴト音:配線を通る際に聞こえるゴトゴト音は、アライグマが配線を伝って移動する際に起こる可能性があります。彼らの爪が配線に引っかかることで音が発生するのでしょう。
* 無音の移動:壁や天井を歩く際に音がしないのは、アライグマの足裏の構造と、移動の仕方が関係していると考えられます。
* 鳴き声がない:アライグマは、必ずしも鳴き声を発するとは限りません。特に、単独行動をしている場合は、静かに行動することが多いです。
* 爪で削る音:天井裏で爪でがりがり削るような音は、巣作りや、何かを引っ掻いている可能性があります。
* 大きさ:猫程度の大きさという記述からも、アライグマの可能性は高いです。野ネズミなどの小型の動物では、このような音は出しにくいでしょう。
侵入経路の特定
築10年の鉄筋コンクリート+木造住宅で、基礎からの侵入を防いでいるとのことですが、アライグマは驚くほどの器用さで、小さな隙間から侵入します。
* 屋根の隙間:換気口は金網で塞いでいますが、他の部分に隙間がないか確認が必要です。棟瓦のずれや、破風板との隙間、雨どいからの侵入など、屋根全体を注意深く点検しましょう。
* 外壁の亀裂:外壁に小さな亀裂や穴がないか、点検が必要です。特に、木造部分との接合部などは要注意です。
* 配管・ケーブルの貫通部:配管やケーブルが壁や天井を貫通している部分も、アライグマの侵入経路になり得ます。これらの周辺に隙間がないか、確認しましょう。
天井裏に上がる前に
天井裏に上がる前に、以下の準備をしておきましょう。
安全対策
* 複数人で作業する:天井裏は狭く、危険な場所です。必ず複数人で作業を行い、万が一の事態に備えましょう。
* ヘッドライトとヘルメット:天井裏は暗く、狭い場所です。ヘッドライトとヘルメットを着用して作業しましょう。
* 梯子や足場:安全な梯子や足場を用意し、転倒しないように注意しましょう。
* 防護服:アライグマは、狂犬病などの病原体を保有している可能性があります。防護服を着用して作業しましょう。
* ゴム手袋:アライグマの糞尿には寄生虫が含まれている可能性があります。ゴム手袋を着用して作業しましょう。
アライグマの確認と駆除
天井裏に上がったら、まずアライグマがいるかどうかを確認します。糞や足跡、巣材などを探してみましょう。アライグマを発見したら、専門業者に駆除を依頼することを強くお勧めします。
専門業者への依頼
アライグマの駆除は、専門知識と経験が必要です。素人が駆除しようとすると、逆に危険な状況を招く可能性があります。害獣駆除業者に連絡し、状況を説明して適切な対応を相談しましょう。業者によっては、侵入経路の特定や、再侵入防止策のアドバイスも行ってくれます。
再侵入防止策
アライグマを駆除した後も、再侵入を防ぐ対策が必要です。
* 侵入経路の封鎖:アライグマが侵入した経路を完全に封鎖します。小さな隙間も丁寧に塞ぎましょう。金網や板材、コーキング剤などを活用します。
* 屋根や外壁の補修:屋根や外壁に亀裂や穴があれば、補修しましょう。
* 配管・ケーブルの処理:配管やケーブルの貫通部には、隙間を埋める処理を施しましょう。
まとめ
長瀞近郊の自然豊かな環境では、アライグマの生息も考えられます。今回のような状況では、アライグマの可能性が高く、専門業者への依頼が最善策です。安全を確保し、適切な対策を行うことで、安心して暮らせる環境を取り戻しましょう。