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11年経過後の退去:修繕費用の妥当性とDIYの可否
11年間居住された大東建託の2LDKアパートからの退去、そして修繕費用に関するご心配、よく分かります。特に、大東建託の退去時の対応に関する情報は錯綜しており、不安に感じられるのも当然です。ご報告いただいた状況を一つずつ検討し、妥当な修繕費用とDIYの可否について、具体的なアドバイスをさせていただきます。
①壁紙の黄ばみ(室内禁煙)
室内禁煙であったとしても、11年間の生活で壁紙の黄ばみは避けられない可能性が高いです。これは経年劣化によるものであり、借主の責任とは言い切れません。ただし、明らかにタバコ臭が酷い場合や、黄ばみが極端に激しい場合は、一部負担を求められる可能性があります。 写真撮影を行い、状況を明確に記録しておくことが重要です。
②玄関ドアの内側の傷と錆
玄関ドアの内側の傷と錆は、荷物の搬入時や開閉時の摩擦によるものと考えられます。経年劣化と使用による損傷である可能性が高く、全額負担を求められる可能性は低いでしょう。しかし、塗装の剥がれや錆が著しい場合は、部分的な修繕費用を請求される可能性があります。こちらも写真撮影で現状を記録しておきましょう。
③フローリングの水濡れによる黒ずみ(水槽の水漏れ)
水槽の水漏れによるフローリングの黒ずみは、借主の責任が問われる可能性が高いです。畳半畳ほどの範囲であれば、部分的な張り替えが必要になるでしょう。費用は、フローリングの種類や面積によって大きく変動します。大東建託に状況を説明し、見積もりを取ることをお勧めします。自分で修理することは、専門的な知識と技術が必要なため、お勧めしません。
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④フローリングのドア下部分のえぐれ
フローリングのドア下のえぐれは、電話回線のケーブルとの摩擦が原因の可能性があります。こちらも借主の責任が問われる可能性があります。ただし、原因が不明瞭な場合は、状況を説明し、大東建託と交渉する必要があります。写真撮影に加え、状況を説明した書面を作成し、提出することをお勧めします。
修繕費用の妥当性の判断基準
修繕費用の妥当性を判断する上で、以下の点を考慮しましょう。
* 経年劣化:11年経過していることを考慮し、経年劣化による損傷は、借主の責任とはみなされない可能性が高いです。
* 通常の使用:通常の使用による損傷は、ある程度は認められます。しかし、過度な損傷は、借主の責任となる可能性があります。
* 故意または過失:故意または過失による損傷は、借主の責任となります。
* 類似事例:インターネットなどで、大東建託の退去時の修繕費用に関する情報を収集し、類似事例を参考にしましょう。
* 見積もり:大東建託から見積もりを取り、費用内訳を確認しましょう。不明な点は、積極的に質問しましょう。
DIYの可否と注意点
一部の修繕はDIYで対応することも可能ですが、専門的な知識や技術がない場合は、かえって費用がかさむ可能性があります。また、DIYによって状態が悪化し、修繕費用が高額になるリスクも考慮する必要があります。
特に、フローリングの張り替えやドアの修繕は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。壁紙の張り替えは比較的容易ですが、綺麗に仕上げるためにはある程度のスキルが必要です。
専門家への相談
不安な場合は、不動産会社や弁護士などに相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応を取ることができ、トラブルを回避できる可能性が高まります。
具体的な対応ステップ
1. 写真撮影:全ての損傷箇所を、複数枚の写真で記録します。
2. 状況説明:大東建託に、損傷箇所の状況を詳細に説明します。
3. 見積もり請求:大東建託に見積もりを請求します。
4. 交渉:見積もりの内容に納得できない場合は、交渉を行います。
5. 専門家相談:必要に応じて、不動産会社や弁護士に相談します。
まとめ
11年という期間を考慮すると、全ての修繕費用を負担する必要はない可能性が高いです。しかし、状況によっては、一部負担を求められる可能性もあります。写真撮影、状況説明、見積もり請求、交渉といったステップを踏むことで、適切な対応を取ることができ、トラブルを最小限に抑えることができます。不安な場合は、専門家に相談することをお勧めします。