大東建託の結露問題と断熱材:北海道湿地帯での対策

現在、大東建託に住んでおります。 断熱材についてお聞きしたいです。 今年の1月からつい最近まで全部屋の窓と壁の結露とトイレのタンクの結露がものすごくてカビが大量発生してしまい、建物管理会社に相談しても対応が逃げ腰だったので、消費者センターに相談にいきました。 結果、壁に穴をあけて断熱材の様子を見ることになりましたが、素人の私はどのような断熱材が入っていると結露になりにくいのかがわかりません。 部屋は、一階北側で窓は東と北にあります。 換気扇は24時間まわしっぱなし、エアコン暖房、換気口もあけっぱなしです。 窓も時々あけてました。 湿度は結露がひどっかた時は常に80㌫以上あり今は70㌫前後です。 ちなみに、北海道在中で土地は湿地地帯です。 どうしたら、こんなに結露が発生するのかが不思議です。 穴を開けるという話がある前は、小さい換気扇を部屋に2箇所つけるという話もあったのですが、小さい換気扇つけても効果があるのでしょうか?補足加湿器は湿度が40パーセントになった時だけ使用。加湿器を置いていた居間よりも約6畳ほどある台所の隣のトイレが一番ひどく、壁から水滴がでて、3ヶ月間で500mlの湿気とりが満杯近くになってました。居間のとなりにある寝室はエアコンもストーブもつけてないのに壁から水滴の状態で、一度大工さんにみてもらったら、居間で加湿器を使ったぐらいで全部屋こんなにならないっていってました。設定温度は20~23度です。

北海道の湿地帯における結露問題:原因と対策

北海道、特に湿地帯は地盤からの湿気が高く、建物への影響が大きいため、結露問題が深刻になりやすい地域です。ご自宅の一階北側という立地条件も、結露リスクを高める要因となっています。 窓が東と北向きであることも、日射による乾燥効果が少なく、結露しやすい環境と言えます。

結露の発生は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい壁や窓に触れて冷やされ、水滴になる現象です。 湿度80%以上という高い数値は、結露の発生を促進する大きな要因となっています。 24時間換気、エアコン暖房、窓の開閉など、結露対策をされているにも関わらず、結露が深刻な状況であることから、建物の断熱性能に問題がある可能性が高いと考えられます。

断熱材の種類と結露対策への効果

壁に穴を開けて断熱材を確認するとのことですが、結露を防ぐためには、適切な断熱材の施工が不可欠です。 主な断熱材には以下のような種類があります。

主な断熱材の種類と特徴

  • グラスウール:一般的な断熱材で、コストパフォーマンスに優れています。吸音効果も高いです。
  • ロックウール:グラスウールと同様に繊維状の断熱材ですが、不燃性で耐火性に優れています。湿気にも強い特性があります。
  • ウレタンフォーム:スプレーで吹き付ける発泡ウレタンで、隙間なく施工できるため、高い断熱効果が期待できます。気密性も向上します。
  • セルロースファイバー:古紙を原料とした断熱材で、環境に優しく、高い断熱性能と調湿効果があります。
  • 発泡ポリスチレン:断熱材の中でも軽量で施工が容易ですが、断熱性能は他の素材に比べてやや劣ります。

結露を防ぐためには、断熱性能の高い素材を選ぶことが重要です。特に北海道のような寒冷地では、高性能グラスウールロックウールウレタンフォームなどが効果的です。 断熱材の厚みも重要で、厚いほど断熱効果が高まります。

小さい換気扇の効果とその他の対策

小さな換気扇を追加するだけでは、根本的な解決にはなりません。 24時間換気システムが稼働しているにも関わらず結露が酷いということは、換気システムだけでは不十分であることを示しています。 小さな換気扇を追加しても、断熱性能の不足を補うことはできません

結露対策として、以下の点も確認・改善することをお勧めします。

  • 窓の断熱性能の確認:窓は熱が逃げやすい部分です。複層ガラスやLow-Eガラスへの交換を検討しましょう。結露のひどい窓は特に重要です。
  • 外壁の通気層の確認:外壁に通気層が確保されていないと、壁内の湿気がこもりやすくなります。専門家に確認してもらいましょう。
  • 浴室乾燥機の活用:浴室乾燥機を使用することで、室内の湿度を下げることができます。特に洗濯物を室内干しする場合は有効です。
  • 除湿機の活用:湿度が高い場合は、除湿機を使用することで、室内の湿度を効果的に下げることができます。500mlの湿気取りがすぐに満杯になる状況から、除湿機は非常に有効です。
  • 定期的な清掃:カビの発生を防ぐため、定期的な清掃を行い、換気口のフィルターなどもこまめに掃除しましょう。

専門家への相談

今回の状況は、素人判断で解決できる範囲を超えている可能性があります。 建築士や住宅診断士などの専門家に相談し、建物の状況を詳しく調べてもらうことを強くお勧めします。 専門家は、断熱材の種類や施工状況を正確に判断し、適切な対策を提案してくれます。 消費者センターに相談されたことは素晴らしい判断です。専門家の意見を参考に、大東建託にも適切な対応を求めていきましょう。

まとめ

北海道の湿地帯という厳しい環境下では、適切な断熱と換気が非常に重要です。 今回の結露問題は、断熱材の性能や施工不良、建物の構造的な問題が原因である可能性が高いです。 専門家のアドバイスを受けながら、適切な対策を行い、快適な住環境を取り戻してください。 今回の経験を活かし、今後の住宅選びやメンテナンスにも役立ててください。

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