大家とのトラブルを回避!賃貸物件の退去時の注意点と対策

自ら貸主の大家の物件に賃貸として借りている者(借主)です。今の物件に5年住んでいますが、3ヶ月後に実家に帰ることにしましたので今の家を引っ越すことになります。通常なら一ヶ月前に申告ですが、もうすでに申告しています。大家さんは隣近所に住んでいて、すごく怒りっぽく、小さいトラブルがあるとすぐ家に乗り込んできます。物件は東京ど真ん中で条件の良い物件に有り得ない安い賃料で住んでおり、更新料も2回とも無料でした。しかし、家の造りは手作り感満載で、安い材料で造ったようにしか思えません。水回りは素人が造ったようで、水漏れや漏電など様々な問題があります。過去にも大家とのトラブルが複数回あり、修繕費用を請求されたり、不当な要求をされたりしました。引っ越す際にも、修繕費用を余計に請求されるのではないかと心配です。特に、漏電の問題をそのままにしていることが怖いです。本来なら大家がすべき修理ですが、こんな大家なので私が家財保険加入中のうちに修繕したほうがいいですか?一方的に丸めこまれそうになるのを防御するために、叔母と叔父(民法に詳しい)に立会いを頼み、写真も撮る予定です。他に良いアドバイスがあれば嬉しいです。

賃貸物件退去時のトラブルを防ぐための準備

5年間、大変な状況の中でお住まいだったんですね。状況を拝見する限り、大家さんとのコミュニケーションは非常に難しい状況にあると言えます。退去時におけるトラブルを最小限に抑えるためには、綿密な準備と記録が不可欠です。

1. 証拠写真の撮影と記録

これは非常に重要です。物件の現状を写真や動画で詳細に記録しましょう。特に、水漏れ、漏電、壁の損傷など、問題のある箇所は複数枚の写真を様々な角度から撮影し、日付と時刻を記録しておきましょう。 写真だけでなく、動画も撮影しておくと、より詳細な状況を伝えられます。

2. トラブル発生時の記録

過去のトラブルについても、日付、内容、対応状況などを詳細に記録しておきましょう。大家さんとのやり取りは、メールや手紙で行い、記録を残しておくことが重要です。口頭での約束は、証拠として残りにくいので避けるべきです。

3. 専門家への相談

弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。状況を説明し、適切なアドバイスを受けることで、法的にも有利な立場を築くことができます。特に、漏電の問題は安全上の問題にも関わるため、専門家の意見を聞くことが重要です。

4. 立会人の確保

ご予定のように、叔父叔母様に立会いを依頼することは非常に有効です。民法に詳しい方であれば、状況を客観的に判断し、大家さんの不当な要求に対処する上で大きな力となります。

5. 退去届の提出と内容証明郵便

退去届は、内容証明郵便で送付することをお勧めします。内容証明郵便は、送付内容が確実に相手に届いたことを証明できるため、後々のトラブル防止に役立ちます。退去届には、退去予定日、敷金精算に関する希望などを明確に記載しましょう。

漏電問題への対処法

漏電問題は、放置すると火災などの危険性もあるため、早急に対処する必要があります。

1. 専門業者への依頼

電気工事の専門業者に依頼し、漏電の原因を特定してもらいましょう。費用はかかりますが、安全を確保するためには必要です。検査の結果を記録として残しておきましょう。

2. 家財保険の活用

家財保険に加入しているとのことですので、漏電による被害についても保険が適用される可能性があります。保険会社に状況を説明し、保険金の請求手続きを行いましょう。

3. 大家への報告

専門業者による検査結果を大家に報告し、修理を依頼しましょう。この際、検査結果の報告書のコピーを大家に渡すことを忘れないでください。

敷金精算時の注意点

敷金精算において、大家さんが不当な請求をしてくる可能性があります。

1. 賃貸借契約書を確認

賃貸借契約書をよく確認し、敷金の使用目的、精算方法などを確認しましょう。契約書に明記されていない費用は、請求されないようにしましょう。

2. 明細書の請求

敷金精算の際に、明細書を必ず請求しましょう。明細書には、それぞれの費用の内訳が詳細に記載されている必要があります。不明な点があれば、すぐに質問しましょう。

3. 証拠写真の提示

物件の現状を写した証拠写真を提示することで、大家さんの不当な請求を反論することができます。

4. 専門家への相談

敷金精算でトラブルが発生した場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談しましょう。

具体的なアドバイス

* **すべてのやり取りを記録する:** メール、手紙、電話の内容をすべて記録しましょう。日付、時間、相手の名前、内容を詳細に記録します。
* **写真・動画を証拠として活用する:** 物件の状態、トラブルの状況を写真や動画で記録し、日付と時刻を記録します。
* **専門家への相談を躊躇しない:** 弁護士や不動産会社に相談することで、法的根拠に基づいた対応ができます。
* **冷静に対処する:** 大家さんの感情的な言動に巻き込まれず、冷静に事実を伝えましょう。
* **交渉は文書で行う:** 口頭での約束はトラブルの元になります。重要なことはすべて文書でやり取りしましょう。

専門家の視点

弁護士の視点から見ると、今回のケースは、大家さんの対応が不適切な点が多く見られます。賃貸借契約において、大家には修繕義務があります。漏電や水漏れなどは、明らかに大家の修繕義務に該当する事項です。また、更新料を無料にする代わりに、劣悪な住宅を提供しているとも考えられます。大家さんの行為は、民法上の債務不履行に当たる可能性があります。退去時には、専門家と相談の上、適切な対応をすることをお勧めします。

まとめ

大家とのトラブルは、精神的にも負担が大きいです。しかし、適切な準備と対応をすることで、トラブルを最小限に抑えることができます。今回ご紹介した対策を参考に、安心して退去の手続きを進めてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)