大家さん必見!問題のある入居者への対応とアパート経営の改善策

友人からの相談です。友人の父親が自宅隣にアパートを建て、大家さんをしています。不動産会社は通さずに、知人の紹介や自分自身の知人を入居させてます。その入居者の中に30歳くらいの女性が住んでいます。その女性は母子家庭で子供が8歳と4歳だそうです。その女性が非常に問題児で毎日悩まされ大家一家がストレスでイライラ、ムカムカ、頭がどうかなりそうだといつも私に愚痴ってきます。大家たちはその女性に出て行って欲しいのが第一希望だそうです。しかし追い出すことは法律上難しいですよね?その女性が困らす行動とは・・・ほんの1部ですが◎8歳と4歳の子供を夜の9時を過ぎても外で遊ばせている。近所の人から大家にあなたのアパート前に小さい子供がまだ遊んでいると連絡があり、大家が子供を連れて母親のいる部屋に行くと、彼氏と風呂に入っていた。◎家賃が払えず、毎月嘘を言って家賃滞納している。会社の手違いで入金が遅れている・・・とか、銀行から降ろしたのに落としたとか・・・それでもしつこく催促すると半分だけなら払えると言って全額払ってくれない。家賃を払えないのに体にタトゥーを入れたり飲みに出たりしている。◎アパートの他の住人が模様替えで一日家具や家電を共同の廊下(玄関ドアの前)に置いておいたらその彼女に盗まれリサイクル店に売られた。盗まれた住人が大家に相談。大家、頭が痛い・・・◎彼女の子供がアパート駐車場でおしっこしたり(母親がいてもいなくても)ほかの住人の車に棒で傷を付けたりして、住人たちから大家にクレーム、相談。大家が話に行っても弁償するお金がないと言うだけ。◎大家の孫と(私に愚痴ってくる友人の子供)とその彼女の子供が同級生なので休日、子供を大家の家に遊びに行かせ自分は彼氏とデートに出かける。◎賃貸契約に動物を飼うのは禁止とうたっているのに猫2匹飼い、住人からクレーム。(夜中、猫が板の間を走る爪の音がかなりうるさいらしい)大家が注意に行くも、飼ってないと言い張る。これはほんの1部ですが、追い出す理由にはなりませんか?大家の娘は親の代わりになって彼女に注意しに行く役目になっており、他の住人からのクレームを聞いたり注意しに行くストレスで生理の血が1カ月止まらないと言っていました。何かいい方法はありませんか?

問題行動と法的対応:追い出しは難しい現実

ご相談の状況、大変お辛いですね。入居者の方の行動は、多くの賃貸借契約において問題となる行為が複数含まれています。しかし、安易に「追い出す」ことは法律上非常に困難です。正当な理由適切な手続きが必要不可欠です。

まず、重要なのは、入居者の方の行為が、賃貸借契約民法に違反しているかどうかを判断することです。単なる迷惑行為だけでは、契約解除の理由にはなりません。具体的に、以下の点を検討する必要があります。

契約違反の確認

* 家賃滞納:家賃の滞納は、契約違反の明確な理由となります。滞納が継続している場合、内容証明郵便で催告を行い、それでも支払いがなければ、賃貸借契約解除の訴訟を起こすことができます。
* 近隣への迷惑行為:深夜の子供の遊ばせ、駐車場での汚損、猫の飼育など、近隣住民への迷惑行為も契約違反に該当する可能性があります。ただし、具体的な証拠(近隣住民からの証言、写真、動画など)を集める必要があります。
* 盗難行為:他人の私物を盗んだ行為は、民法上の不法行為にあたり、契約解除の理由となります。警察への被害届も検討しましょう。

法的措置

契約違反が認められれば、以下の法的措置が考えられます。

* 内容証明郵便による催告:家賃滞納や迷惑行為について、内容証明郵便で改善を要求します。これは、証拠として非常に重要です。
* 賃貸借契約解除:契約違反が継続する場合は、裁判所に訴えを起こし、賃貸借契約の解除を請求できます。
* 損害賠償請求:盗難や車の損傷など、入居者によって被った損害については、損害賠償を請求できます。

具体的な対応策とアドバイス

法的措置は時間と費用がかかります。まずは、以下のステップで対応することをお勧めします。

1. 証拠の収集

* 家賃滞納:家賃の支払い状況を記録し、未払い分を明確にしましょう。
* 迷惑行為:近隣住民からの証言、写真、動画などを集めましょう。日付や時間、具体的な状況を記録することが重要です。
* 契約違反:賃貸借契約書をよく確認し、違反している条項を特定しましょう。

2. 入居者への警告

* 内容証明郵便:具体的な問題点と改善を求める内容を記載した内容証明郵便を送付します。これは、法的措置を取るための重要な証拠となります。
* 直接の面談:穏やかな態度で、問題点を伝え、改善を求めます。記録を残すために、面談の内容をメモしておきましょう。

3. 専門家への相談

弁護士や不動産管理会社に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。彼らは法的知識と経験に基づいて、最適な解決策を提案してくれます。

4. アパート経営の見直し

今回の問題を教訓に、アパート経営を見直しましょう。

* 入居審査の厳格化:信用情報機関を利用して、入居者の信用状況を事前に確認しましょう。
* 契約書の明確化:契約書に、禁止事項や違約金などを明確に記載しましょう。
* 定期的な巡回:アパートを定期的に巡回して、問題の早期発見に努めましょう。
* 防犯カメラの設置:防犯カメラを設置することで、証拠の確保に役立ちます。
* 不動産管理会社への委託:専門の不動産管理会社に管理を委託することで、負担を軽減し、トラブルを未然に防ぐことができます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを得ることができます。例えば、証拠の収集方法、内容証明郵便の作成、裁判手続きなどについて、具体的な指示を受けることができます。弁護士費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、時間と精神的な負担を軽減し、より効果的な解決策を得られる可能性が高いです。

インテリアとの関連性:快適な居住空間の創造

今回の問題は、入居者の方のモラルの問題が大きく、インテリアとは直接関係ありませんが、快適な居住空間を維持することは、アパート経営において非常に重要です。適切な管理と入居者との良好な関係構築によって、安心して暮らせる環境を提供することが大切です。

例えば、アパートの共用部分に、落ち着いた色の照明清潔感のあるインテリアを取り入れることで、住人のストレス軽減に繋がる可能性があります。また、防音対策を強化することで、騒音問題を減らすことも可能です。

まとめ

問題のある入居者への対応は、法律に則った適切な手続きと、冷静な判断が必要です。証拠をしっかり集め、専門家のアドバイスを受けながら、一歩ずつ対応を進めていきましょう。そして、今回の経験を活かし、より良いアパート経営を目指してください。

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