大切なベタが亡くなって… お子さんの悲しみと、次のペットとの向き合い方

長男(中1)が飼っていたベタが死んでいました…。3週間ほど前にホームセンターで無料で貰った赤いベタです。すごく可愛くて、すごく元気で餌もよく食べていました。本当は私が飼うつもりだったのですが、長男もベタを大変気に入り、2匹貰ったうちの1匹をあげました。ヒーターを設置し、ベタの住みやすい環境を作ったりして(アナカリスを入れました)、長男は熱心に世話をしていました。その数日後に白いベタもお迎えし、2匹をとても大事に可愛がっていました。(もちろん単独飼いです)ところが、…先ほど長男の尋常じゃない悲鳴が聞こえまして。。。何事かと部屋に駆けつけたら、赤いベタが死んでしまったと涙を浮かべていました。本当に可愛がって大切にしていたので、相当ショックだったようです。。。何が原因かはわからなかったのですが、食べ残した餌にモヤッとしたものが付着していました。おそらく水カビだと思います。可愛がるあまり、餌をちょっと多めに与えていたのが原因だったのかもしれません。長男は、自分の飼い方が悪かった、自分のせいでベタを死なせてしまったとものすごくショックを受けて沈んでいます。幸い、白いベタは元気です。これからは餌のあげ過ぎに注意して世話をすると言っていますが、「気持ちの整理がついてからまたもう1匹をお迎えしようか?」と訊いたところ、「もうちょっと考えたい…」との答えでした。私としては、このショックを乗り越えて生き物をこれからも飼い続けて欲しいと思っています。生き物を飼う難しさや楽しさをせっかく学び始めたところなのに…、この出来事が原因で「もう飼いたくない!」と思って欲しくないんです…。。。そこで、皆さんにお伺いしたいのですが…。可愛がっていた熱帯魚が死んでしまってから、すぐにまた新しい熱帯魚をお迎えしましたか?死んでしまってすぐに新しいベタをお迎えするのは、何だか…薄情すぎるような気がして…何だかとても気が引けてしまうのです…;また、がっかりしてしまった長男になんて声をかけて元気づけてあげたらいいのか…。。。恥ずかしい話ですが、私自身うまく言葉をまとめることができません。皆さんのお知恵をお貸し下さい。よろしくお願い致します。

大切なベタを失った悲しみと、次のステップ

お子様にとって、ベタはかけがえのない存在だったことと思います。最愛のペットを失う悲しみは、大人でも乗り越えるのが難しいものです。ましてや、まだ中学生のお子さんにとって、この経験は大きなショックだったでしょう。 食べ残しの餌に水カビが付着していたことから、餌の与えすぎが原因の一つと考えられます。しかし、過剰な自責の念を抱かせるのではなく、大切な経験として受け止め、次へと繋げることが大切です。

ペットロスと心のケア

ペットロス症候群という言葉をご存知でしょうか?ペットの死によって、深い悲しみや喪失感に陥る状態です。お子様は、現在この状態にある可能性があります。 悲しみを表現することができず、沈黙している場合もあります。無理強いせず、お子さんのペースで悲しみに寄り添うことが重要です。

具体的には、以下のような対応が考えられます。

  • 話をじっくり聞く:お子さんの気持ちを否定せず、ただただ話を聞いてあげましょう。「悲しかったね」「辛かったね」と共感の言葉を伝え、寄り添う姿勢を示すことが大切です。涙を流すことを許し、感情を表現する場を与えてあげましょう。
  • ベタとの思い出を振り返る:一緒に写真を見たり、楽しかった思い出を語り合ったりするのも良いでしょう。楽しかった記憶を共有することで、悲しみを和らげ、ポジティブな感情を取り戻すきっかけになります。
  • 適切な距離を保つ:悲しみに寄り添うことは大切ですが、過剰に干渉することも避けましょう。お子さんのペースに合わせて、適切な距離を保つことが重要です。無理強いせず、自然な流れで会話をするように心がけましょう。
  • 専門家の相談:もし、お子様の悲しみが長引いたり、日常生活に支障をきたしたりする場合は、専門家(カウンセラーやスクールカウンセラーなど)に相談することを検討しましょう。

新しいベタを迎えるタイミング

新しいベタを迎えるかどうかは、お子さんの気持ち次第です。無理強いは禁物です。「すぐに新しいベタを飼うべきだ」と考えるのではなく、お子さんが心の準備ができるまで待つことが大切です。

「新しいベタを飼うことで、前向きになれるかもしれない」と考えるのは自然な感情ですが、亡くなったベタを置き換えるような気持ちで新しいベタを迎えるのは避けるべきです。亡くなったベタの分まで、新しいベタを可愛がろうとするのではなく、新しいベタと新しい関係を築けるようにサポートすることが重要です。

新しいベタを迎える際の注意点

もし、お子さんが新しいベタを迎えたいと考えるようになったら、以下の点に注意して準備しましょう。

  • 飼育環境の確認:水槽、フィルター、ヒーターなど、飼育に必要な設備が適切に機能しているかを確認します。水質検査キットを使って、水質をチェックすることも大切です。
  • 適切な餌の量:前回の反省を活かし、適切な餌の量を把握しましょう。食べ残しがないように注意し、水質の悪化を防ぎます。
  • 病気への備え:ベタの病気の症状や対処法を事前に学習しておきましょう。早期発見・早期治療が重要です。信頼できるペットショップや獣医に相談できる体制を整えておくことも大切です。
  • 家族で話し合う:新しいベタを迎える際には、家族で話し合い、飼育方法や役割分担などを確認しましょう。責任感を持って飼育できるよう、サポート体制を整えることが大切です。

専門家のアドバイス:ペットとのかかわり方

動物行動学の専門家によると、「ペットロスは自然な感情であり、悲しむ時間を与えることが大切です。しかし、悲しみにとらわれすぎず、前を向くためのサポートをすることも重要です。新しいペットを迎えることは、必ずしもすぐに必要ではありません。お子さんの気持ちに寄り添い、自然な流れで決めることが大切です。」とのことです。

まとめ:大切なのは、学び続けること

ベタの死は、お子様にとって大きな学びとなりました。生き物を飼うことの喜びだけでなく、責任や難しさも知ることができたはずです。この経験を活かし、より良い飼育者へと成長していくことを信じましょう。

大切なのは、お子さんの気持ちに寄り添い、無理強いせず、自然な流れで次のステップへ進むことです。

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