大きくなったウンベラータの剪定と育て方|エアコンのある部屋での管理方法

大きくなりすぎた、ウンベラータがあります。3年前に通販で購入しました。それから、特に水や肥料などを与えてお世話するぐらいで植え替えなどまったくしてませんでした。1度何が原因かわかりませんが、すべての葉が落ちてしまい、だめかと思っていたところ、また生えてきたのですが、前より葉っぱにげんきもなく、色もうすいです。高さもさらに伸びてしまい天井につくくらいなので、(ぎょうぎもわるく、バランスが悪い…)何とか、背を小さく、葉っぱももとのように元気で樹形も整うようにする方法を教えてください。あとエアコンを使うお部屋に置いてある場合これからの時期の水やりの頻度、他の必要なお世話を教えてください。

ウンベラータの剪定と樹形調整

3年間植え替えをせずに成長したウンベラータは、根詰まりを起こしている可能性があります。根詰まりは、生育不良や葉色の悪化、成長の抑制につながります。まずは、剪定と植え替えを行うことで、ウンベラータの健康を取り戻しましょう。

剪定方法

ウンベラータの剪定は、芽出し直前である早春(2〜3月)に行うのが最適です。剪定によって植物にストレスを与えるため、生育期に入る前に剪定を行うことで、植物が回復する時間を確保できます。

  • 切る位置:枝の分岐点の上で、斜めにカットします。切り口は清潔なハサミを使用し、切り口を潰さないように注意しましょう。切り口から病原菌が入るのを防ぐため、殺菌剤を塗布するのも効果的です。
  • 切る量:全体の高さの1/3程度を目安に剪定します。天井に届くほど伸びているのであれば、思い切って切り戻す必要があります。高さを抑えたい場合は、主幹を思い切って切り詰めることも検討しましょう。ただし、切りすぎると生育に悪影響を与える可能性があるので、注意が必要です。
  • 樹形を整える:剪定と同時に、込み合っている枝や枯れた枝を取り除き、風通しの良い状態にします。バランスの悪い枝は、全体のバランスを見ながら剪定しましょう。理想的な樹形をイメージしながら、丁寧に剪定することで、より美しいウンベラータに育てることができます。

植え替え方法

剪定後、または剪定と同時に行いましょう。

  • 鉢選び:現在の鉢より一回り大きな鉢を選びます。鉢底に排水穴があるものを選びましょう。
  • 用土:水はけの良い、観葉植物用の培養土を使用します。市販の培養土は、栄養分がバランスよく配合されているのでおすすめです。
  • 植え替え手順:古い鉢からウンベラータを優しく取り出し、根鉢を軽くほぐします。根詰まりが酷い場合は、根を少し整理しましょう。新しい鉢に培養土を入れ、ウンベラータを植え付けます。その後、培養土を足して、軽く押さえます。

ウンベラータの復活と健康な育成

剪定と植え替え後、適切な管理を行うことで、ウンベラータは再び元気を取り戻します。

水やり

エアコンのある部屋では、空気が乾燥しやすいため、水やりの頻度を高める必要があります。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし、鉢底から水が流れ出るまで与える必要はありません。受け皿に溜まった水は、根腐れの原因となるため、必ず捨てましょう。夏場は特に乾燥しやすいので、こまめな水やりが必要です。

肥料

生育期である春から秋にかけては、月に1回程度、液体肥料を与えましょう。肥料を与えることで、葉の生育を促進し、美しい緑色を保つことができます。肥料の種類は、観葉植物用の液体肥料を選びましょう。

日光

ウンベラータは、明るい場所を好みますが、直射日光は苦手です。レースカーテン越しに日光が当たる場所が最適です。直射日光に当てると、葉焼けを起こす可能性があります。

その他のお世話

  • 葉水:乾燥を防ぐために、葉水を与えると効果的です。特にエアコンを使用する場合は、こまめな葉水が必要です。
  • 害虫のチェック:定期的に葉の裏などをチェックし、害虫の発生がないか確認しましょう。害虫を発見した場合は、適切な薬剤を使用しましょう。
  • 湿度:ウンベラータは湿度を好みます。加湿器を使用したり、鉢の周りに水を張った受け皿を置くなどして、湿度を保つ工夫をしましょう。

専門家のアドバイス

植物医や園芸のプロに相談することも有効です。写真などを添えて相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。

まとめ

大きくなったウンベラータの剪定と植え替え、そして適切な管理を行うことで、再び美しい姿を取り戻すことができます。今回ご紹介した方法を実践し、健康で美しいウンベラータを育ててください。

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