夜間の気になる物音…その原因と解決策

毎晩夜になるとテレビや天井の蛍光灯、エアコンから尋常でない程の物音がします。トイレの扉等からもたまに聞こえます。この部屋に越してから数年間ずっとです。「ビシッ」「パシッ」というプラスチックが割れるような乾いた音がします。元々は気にしてはいなかったのですが、最近余りに音が激しいので心配になりました。こういった物音というのはどのようなメカニズムで生じるのでしょうか?乾燥からくるものかと思ったのですが、湿気の多い梅雨時期や夏場にも聞こえます。お恥ずかしい話ですが、夜寝る時たまに怖くなります。それくらい大きな音です。ちなみに今も真上のエアコンから音がしました。早く謎を解明して不安を解消したいので宜しくお願いします。

夜間の謎の物音の原因を探る

夜間に発生する「ビシッ」「パシッ」という乾いた音は、確かに不安になりますよね。 原因を特定するために、まずは可能性のあるいくつかの原因を検討してみましょう。 乾燥や湿気だけでなく、建物の構造や設備、そして時には思いもよらない原因が潜んでいることもあります。

1. 建物の構造による音

* 建物の伸縮:気温の変化によって建物の素材(木材、コンクリートなど)が膨張・収縮します。特に夜間は日中の温度変化の影響を受け、構造材の伸縮によって「ビシッ」という音が発生することがあります。これは特に古い建物や、木造建築で顕著に現れる可能性があります。
* 配管の音:給排水管やガス管などの配管は、温度変化や水圧の変化によって伸縮したり、振動したりします。これらの振動が壁や天井を通して伝わってくると、室内で音が聞こえることがあります。特に夜間は周囲の音が少ないため、小さな音でも気になりやすくなります。
* 基礎の沈下:建物の基礎が徐々に沈下していくことで、構造体に歪みが生じ、音が発生する可能性があります。これは長期間にわたって徐々に進行するため、気づきにくいですが、深刻な問題につながる可能性もあるため、専門家への相談が必要となる場合があります。

2. 設備機器による音

* エアコン:質問者様もご指摘の通り、エアコンは夜間の気になる音の大きな原因の一つです。冷媒の循環やモーターの動作によって、様々な音が発生します。特に古いエアコンや、メンテナンス不足のエアコンは異音が発生しやすくなります。
* 蛍光灯:蛍光灯は、点灯・消灯時や、温度変化によって「パシッ」という音が発生することがあります。これは蛍光管内部のガスや電極の膨張・収縮によるものです。LED照明への交換も検討してみましょう。
* テレビ:テレビ内部の部品の振動や、放熱による音も考えられます。特に大型テレビや、古いテレビは異音が出やすい傾向があります。
* トイレ:トイレの扉やタンク、配管などからも音が発生する可能性があります。扉の蝶番の緩みや、タンク内の水位の変化などが原因となる場合があります。

3. その他の可能性

* 周辺環境:近隣の工事の音や、動物の音などが、建物の構造を通して伝わって聞こえる可能性もあります。
* 自然現象:強風や地震など、自然現象によって建物の構造が揺れ、音が発生することがあります。

不安を解消するための具体的な対策

原因を特定することが一番の解決策ですが、それが難しい場合もあるため、まずは不安を解消するための対策を講じてみましょう。

1. 音の発生源の特定

* 音の発生タイミングを記録する:音が発生する時間帯、場所、状況などを記録してみましょう。これによって、音の原因を特定する手がかりになります。
* 音の大きさを測定する:スマートフォンアプリなどで、音の大きさを測定してみましょう。騒音レベルを把握することで、問題の深刻さを客観的に評価することができます。
* 専門家への相談:原因が特定できない場合は、建築士や不動産管理会社、騒音問題の専門家などに相談してみましょう。

2. 環境改善

* 防音対策:カーテンや絨毯などを活用して、室内の音を吸収する効果を高めましょう。特に、音が大きく聞こえる壁や天井に効果的です。
* 加湿器・除湿器の使用:乾燥や湿気によって音が発生している場合は、加湿器や除湿器を使用して室内の湿度を調整してみましょう。
* エアコンのメンテナンス:エアコンのフィルター清掃や、専門業者によるメンテナンスを行うことで、異音の発生を抑制することができます。
* 照明器具の交換:蛍光灯からLED照明への交換を検討しましょう。LED照明は、蛍光灯に比べて静音性が高いです。
* 家具の配置変更:家具の配置を変えることで、音が反響するのを防ぐ効果があります。

3. 心理的な対策

* リラックス効果のある音楽を聴く:就寝前にリラックス効果のある音楽を聴くことで、睡眠の質を高め、音への不安を軽減することができます。
* アロマテラピー:ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマオイルを使用することで、精神的な安定を図ることができます。
* 睡眠環境を整える:遮光カーテンや耳栓などを使用することで、睡眠環境を改善し、音への意識を低減することができます。
* 専門家への相談:不安が強い場合は、精神科医やカウンセラーなどに相談してみましょう。

インテリアとの関連性:快適な空間づくり

騒音問題は、インテリアデザインにも影響を与えます。快適な睡眠空間を作るためには、防音効果の高いカーテンや、音を吸収する素材の家具を選ぶことが重要です。例えば、厚手のカーテンや、ウール素材のカーペットは、音を吸収する効果があります。また、壁に吸音パネルを取り付けることも効果的です。さらに、間接照明や落ち着いた色の壁の色を選ぶことで、リラックスできる空間を作ることができます。

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