夜の寝室から聞こえる「バキッ」という謎の音…原因と対策

部屋の壁やクローゼットからバキッという音がします。他の部屋(リビングや親の寝室)ではそのような音は全く聞こえません。しかも音は夜、私がベッドに入ってから聞こえます。寝る時以外で、あまり自分の部屋を使うことがないのですが、朝に自分の部屋で服を選んでいる時や昼間に掃除をしている時、夜に次の日の準備などをしている時は音は鳴りません。絶対にベッドに入ってから聞こえます。しかも、家鳴りで検索したら木造建築の家が引っかかるのですが、うちは鉄骨造で私の部屋以外ではバキッという音は聞こえません。これは一体何なのでしょうか?ちょっと怖いのですが、タイミングはたまたま、音の正体もただの家鳴りなのでしょうか・・・

原因を探る:鉄骨造住宅で発生する夜間の「バキッ」音

鉄骨造住宅で夜間に寝室から聞こえる「バキッ」という音の原因は、家鳴りとは少し異なる可能性があります。家鳴りは、建物の構造材の伸縮や摩擦によって発生する音で、木造住宅で多く見られますが、鉄骨造でも起こり得ないわけではありません。しかし、質問者様の状況から見て、家鳴り以外の可能性も考慮する必要があります。

可能性1:建材の伸縮と収縮

鉄骨造住宅でも、内装材(特に木材を使用している場合)や、壁や床の仕上げ材の伸縮によって、夜間に温度変化が大きくなった際に「バキッ」という音が発生することがあります。特に、昼間暖房を使用し、夜間に冷えるような環境では、この現象が起こりやすくなります。

可能性2:家具の動き

ベッドやクローゼットなどの家具が、夜間のわずかな温度変化や湿度変化によってわずかに動き、壁や床に接触することで音が発生する可能性も考えられます。特に、古い家具や、設置が不安定な家具は注意が必要です。

可能性3:配管の音

給湯器や水道管などの配管が、夜間に水圧の変化や温度変化によって伸縮し、壁に接触することで「バキッ」という音が発生することがあります。特に、配管が壁に直接固定されている場合、この可能性が高まります。

可能性4:その他の可能性

上記以外にも、以下のような可能性が考えられます。

  • 小さな生き物:ネズミやゴキブリなどの小さな生き物が壁の中を移動している音の可能性。
  • 建物の小さな欠陥:建物の構造上の小さな欠陥が、夜間の温度変化や湿度変化によって影響を受けて音を発生させている可能性。
  • 心理的な要因:ストレスや不安などから、実際には小さな音でも大きく感じてしまう可能性。

具体的な対策と解決へのステップ

まずは、音の発生源を特定することが重要です。以下のステップに従って、原因究明と対策を試みてください。

ステップ1:音の発生場所の特定

* 夜間に音が発生した際に、壁やクローゼットに耳を近づけて、音の発生場所を特定します。
* 音が聞こえる場所を手で軽く叩いてみて、共鳴する場所がないか確認します。
* 懐中電灯を使って、壁やクローゼットの隙間などを確認し、異状がないか調べます。

ステップ2:家具の点検

* ベッドやクローゼットなどの家具の設置状況を確認し、ぐらつきや不安定な箇所がないかチェックします。
* 家具の脚に緩衝材(フェルトなど)を貼って、壁との接触による音を軽減します。
* 家具の位置を少しずらしてみることで、音が軽減されるか確認します。

ステップ3:配管の点検

* 配管の固定状況を確認し、緩んでいる箇所がないかチェックします。
* 配管と壁の間に緩衝材を挟んで、接触による音を軽減します。
* 配管の保温材を補充することで、温度変化による伸縮を抑制します。

ステップ4:専門家への相談

上記の方法を試しても原因が特定できない場合、または音が大きすぎる場合は、建築業者や不動産管理会社などに相談することをお勧めします。専門家の視点から原因を特定し、適切な対策を講じることで、安心して生活できる環境を確保できます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

鉄骨造住宅の場合、家鳴りは木造住宅に比べて少ないですが、内装材の伸縮や配管の動きによって音が発生する可能性はあります。特に、夜間の温度変化が大きい場合、これらの現象が起こりやすくなります。

建築士の視点から見ると、まず、音の発生場所を特定することが重要です。壁や床を叩いてみて、音が共鳴する場所を探したり、熱画像カメラを使って温度変化を確認したりすることで、原因を特定できる可能性があります。

原因が特定できれば、適切な対策を講じることができます。例えば、内装材の伸縮による音であれば、適切な防音材を使用することで音を軽減できます。配管の動きによる音であれば、配管の固定方法を見直したり、緩衝材を使用したりすることで音を軽減できます。

しかし、原因が特定できない場合、または音が大きすぎる場合は、専門家(建築士や不動産管理会社)に相談することをお勧めします。

まとめ:安心できる住環境のために

夜間の「バキッ」という音は、不安や恐怖につながる可能性があります。しかし、落ち着いて原因を特定し、適切な対策を講じることで、安心して生活できる環境を取り戻すことができます。この記事で紹介したステップを参考に、まずはご自身で原因究明を試みてみてください。それでも解決しない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。

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