多頭飼育の猫のストレスと解決策:攻撃的な猫と穏やかな暮らしのために

4年程前に、娘が生後1ヶ月くらいのオスの子猫を拾ってきて、飼い始めました。その1年後、知人に頼まれてオスとメスの子猫を飼うことになりましたが、先に飼い始めた猫がビビりなのに攻撃的で、姑、主人、息子に襲いかかります。来客にも怖い声を出して威嚇します。私と娘にはめったにありません。大型の猫で、見た目はノルエージャンフォレストキャトにそっくりですが、もっと可愛らしいです。この先どうなるのか大変不安です。10月には、娘が出産で里帰りします。猫同士は仲が悪いとも思いませんが、時々、年下のオス猫にケンカを売られています。今までなんとか頑張ってきましたが、どうしたら良いか困っています。お知恵をお貸し下さい。

猫の攻撃行動と多頭飼育の課題

長年、猫と暮らしてきたご経験、そして多頭飼育における猫の行動についてのお悩み、大変お察しします。 ご自宅には、先住猫(オス、大型猫)と後から来た2匹の猫(オスとメス)の計3匹の猫が暮らしているとのこと。先住猫の攻撃的な行動、特に家族への攻撃は深刻な問題です。 ノルウェージャンフォレストキャットに似た容姿の猫は、その大きさや毛並みの特徴から、人懐っこい一面を持つ一方で、独立心が強く、環境変化に敏感な一面も持ち合わせている可能性があります。

攻撃行動の原因を探る

先住猫の攻撃的な行動の原因は、いくつか考えられます。

  • 縄張り意識:新しい猫が来たことで、自分の縄張りを侵されたと感じている可能性が高いです。特に、生後1ヶ月の子猫を拾って育てた先住猫は、あなたと娘さんとの強い絆を築いている可能性があり、新たな家族の加入を受け入れにくい状況かもしれません。
  • ストレス:環境の変化、新しい猫の導入、家族構成の変化など、猫は様々なストレスを感じます。これらのストレスが、攻撃行動として表れている可能性があります。
  • 不安:ビビりな性格と攻撃性は一見矛盾しますが、不安や恐怖からくる防衛反応である可能性があります。 新しい猫への警戒心や、家族への不安から、攻撃という形で自己防衛をしていると考えられます。
  • 病気:甲状腺機能亢進症や認知症など、病気によって攻撃性が増す場合もあります。もし、他の症状(食欲不振、体重減少、多飲多尿など)が見られる場合は、動物病院で検査を受けることをお勧めします。

具体的な解決策とアドバイス

猫同士のトラブルと、先住猫の攻撃性を軽減するために、以下の対策を段階的に試してみてください。

フェロモン製品の活用

フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。 コンセントに差し込むタイプやスプレータイプなど、様々な製品があるので、ご自宅の状況に合わせて選んでみてください。

安全な空間の確保

先住猫にとって安全で落ち着ける空間を確保することが重要です。 猫専用のベッドや、高い場所(キャットタワーなど)を用意し、他の猫から隔離できる場所を作ることで、安心感を高めることができます。

徐々になじませる

猫同士をいきなり一緒にするのではなく、最初は匂いを嗅ぎ合わせる程度から始めます。 それぞれの猫のケージやベッドを近くに置き、徐々に距離を縮めていきます。 この段階では、無理強いせず、猫たちのペースに合わせて進めることが大切です。

遊びとコミュニケーション

猫と積極的に遊ぶことで、ストレスを軽減し、飼い主との信頼関係を築くことができます。 猫が好きなおもちゃを使って、十分な運動と刺激を与えましょう。 特に先住猫には、特別な時間を割いて、愛情表現をたっぷりしてあげましょう。

専門家への相談

状況が改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動を理解し、適切な解決策を見つけることができます。 場合によっては、猫の性格や状況に合わせて、薬物療法なども検討する必要があるかもしれません。

娘さんの里帰りへの対応

10月に娘さんが里帰りされることへの不安も理解できます。 里帰り中は、特に先住猫の行動に注意が必要です。 娘さんが赤ちゃんを連れて帰ってくる前に、上記の対策を徹底し、可能な限り猫のストレスを軽減しておきましょう。 また、赤ちゃんとの接触は、猫が落ち着いてから、徐々に、そして必ず飼い主が付き添って行うようにしてください。

里帰り中の注意点

  • 赤ちゃんの安全確保:赤ちゃんが猫に近づかないように、ベビーベッドやプレイマットなどを活用して、安全な空間を確保しましょう。
  • 猫の行動観察:猫の行動を注意深く観察し、異常な行動が見られた場合は、すぐに対応しましょう。
  • 猫の避難場所の確保:猫が落ち着いて過ごせる隠れ家や、赤ちゃんから離れた安全な場所を用意しておきましょう。

インテリアと猫の共存

猫が落ち着いて暮らせるインテリアも重要です。 猫が登れるキャットタワーや、爪とぎ、隠れ家となる家具などを配置することで、猫のストレスを軽減することができます。 また、猫が誤って食べてしまう危険性のあるものを置かないように注意しましょう。 例えば、観葉植物の中には、猫にとって有毒なものもあるので、注意が必要です。 猫にとって安全な素材の家具やインテリアを選ぶことも大切です。

まとめ

多頭飼育は、猫同士の相性やストレス管理が重要です。 今回のケースでは、先住猫の不安やストレスが攻撃行動につながっている可能性が高いと考えられます。 段階的に対策を講じることで、猫たちの共存と、家族の安全な生活を実現できるはずです。 それでも改善が見られない場合は、専門家の力を借りることを躊躇しないでください。 猫と家族みんなが幸せに暮らせるよう、ぜひ頑張ってください。

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