多頭飼育の悩み:5ヶ月オス猫の攻撃的な行動と去勢手術のタイミング

5ヶ月の元ノラのオス猫を飼ってます。先住猫は、1才4ヶ月のメス猫(避妊済み)で、毎日のようにメス猫を追いかけたり噛みまくって外に出たがり部屋中を走ったりします。それをみて家族が、早く 去勢しろって言うんですが、病院で相談したら 早くて12月かなとどうしてもと言うなら いつでもするけど と言われ 家族に話したら 遅すぎるだろ。早くした方がいいと言います。だいたい3月生まれと言われてますが 病院の言うとおりに 待った方がいいのか 悩んでます。毎日夜中に走り回りメス猫がやられながら鳴いてるのを聞くのは辛いのもあるし、でも仲良く寝てる時もあります。去勢したからと言って大人しくなるかもわからないし。家族は去勢したら大人しくなると思ってます。どうしたらいいでしょうか? 補足 2匹の仲は悪くありません。ただ、オス猫が急に近づいて首の辺りを噛みながら足で、蹴ります。人間にも同じことしてきます。この噛みがなかったら もう少し様子見でもいいかなぁとは思うんですが・・・。

猫の去勢手術と多頭飼育における問題行動

5ヶ月のオス猫の行動と、ご家族の皆様の心配、そして先住猫への影響など、多頭飼育における複雑な問題を抱えていることが分かります。まず、ご安心ください。このような状況は決して珍しくなく、多くの飼い主さんが経験する問題です。 オス猫の攻撃的な行動、特にメス猫への執拗な追いかけや噛みつき、そして夜間の走り回りは、性成熟によるホルモンの影響が大きいと考えられます。去勢手術は、この問題を解決する有力な手段の一つです。

しかし、手術のタイミングや、手術後の効果については、獣医師の意見を尊重することが重要です。獣医師が12月を提案している理由には、猫の健康状態や手術の安全性などを考慮した上で、最適な時期を判断している可能性があります。 ただ、ご家族の皆様の心配も理解できます。毎日続く騒音や、メス猫へのストレスは、飼い主さんにとっても辛いものです。

去勢手術のメリットとデメリット、そして代替策

去勢手術のメリット

* 性的な行動の抑制: メス猫への執拗な追いかけやマウンティングなどの行動が減少します。これにより、メス猫へのストレス軽減、そしてご自宅の騒音問題も改善される可能性が高いです。
* 攻撃性の軽減: ホルモンの影響による攻撃性が抑えられ、人間や他の猫への噛みつきや蹴りが減る可能性があります。
* 脱走の減少: 発情期による強い外への衝動が抑えられ、脱走リスクが低減します。
* 健康面でのメリット: 去勢手術は、特定の病気のリスクを軽減する効果も期待できます。(例:睾丸腫瘍)

去勢手術のデメリット

* 手術に伴うリスク: 麻酔や手術そのものにリスクが伴います。獣医師とよく相談し、リスクを最小限にする必要があります。
* 性格の変化: 去勢手術後、性格が穏やかになる猫もいれば、変化がない猫もいます。必ずしも大人しくなるとは限りません。
* 体重増加: 去勢手術後は、活動量が減る場合があり、体重増加に繋がる可能性があります。適切な食事管理が必要です。

去勢手術以外の代替策

去勢手術以外に、猫の行動を改善する試みとして、以下の方法を試すことができます。ただし、これらの方法は、去勢手術の効果を補完するものであり、根本的な解決策とはならない可能性があります。

* 環境エンリッチメント: 猫が安全に過ごせる隠れ家や、高い場所を用意するなど、環境を豊かにすることで、ストレスを軽減し、行動を改善する可能性があります。キャットタワー、ハンモック、猫用トンネルなどは効果的です。
* フェロモン製品: 猫のフェロモンを模倣した製品を使用することで、猫を落ち着かせる効果が期待できます。獣医師に相談の上、使用してください。
* トレーニング: 猫に「ダメ」な行動を教え込むのは難しいですが、良い行動を褒めて強化するポジティブトレーニングは効果があります。おやつや声かけで褒めてあげましょう。
* 多頭飼育の工夫: 猫同士のストレスを軽減するために、食事場所やトイレ、寝床などを複数用意して、資源を競争させないように工夫しましょう。

獣医師との相談と具体的な行動計画

12月という時期設定について、獣医師にその理由を詳しく聞いてみましょう。猫の健康状態、手術のリスク、手術後のケアなどについて、疑問点を解消し、納得できるまで相談することが大切です。

もし、12月まで待つことに不安がある場合は、セカンドオピニオンを求めることも検討しましょう。別の獣医師に相談することで、より客観的な意見を得ることができます。

そして、ご家族と話し合い、猫の健康と安全、そしてご家族の皆さんのストレス軽減をバランスよく考慮した上で、最適な判断を下してください。

インテリアと猫の共存:安全で快適な空間づくり

猫の行動問題と並行して、インテリアも工夫することで、猫のストレスを軽減し、共存しやすい環境を作ることができます。

安全対策

* 猫が登れない家具や棚には、大切なものを置かない
* 猫が口にしても安全な素材の家具や装飾品を選ぶ
* コード類を隠す
* 窓からの転落防止対策をする

快適な空間づくり

* 猫が落ち着ける隠れ家を作る:猫用のベッド、ハウス、トンネルなどを用意しましょう。グレーの落ち着いた色のアイテムは、猫がリラックスしやすいと言われています。
* 高い場所を用意する:キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に登ったり降りたりできる場所を作ることで、ストレス軽減に繋がります。
* 遊び場を作る:猫が自由に遊べるスペースを確保し、おもちゃなどを用意しましょう。
* 爪とぎを用意する:猫が自由に爪とぎができるように、爪とぎポールなどを用意しましょう。

まとめ

猫の去勢手術のタイミングは、猫の健康状態や獣医師の判断を尊重することが大切です。しかし、ご家族の皆様の不安やストレスも無視できません。獣医師とよく相談し、セカンドオピニオンも検討しながら、最適な解決策を見つけてください。 同時に、インテリアの工夫も加えることで、猫と人間がより快適に暮らせる空間を築きましょう。

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