多頭飼育の悩み:子猫と老猫の仲良し作戦|賃貸メゾネットでの成功事例

子猫(約3ヶ月)と老猫(15歳)を仲良くするにはどうしたらいいか困ってます。賃貸のメゾネットに住んでいます。子猫を連れてきてもうすぐ1ヶ月がたちます。 最近まで2階の1部屋を子猫の部屋にし隔離していました。先住猫は子猫の存在もわかっておりたまにご対面程度させていました。先住猫は臭いをかいで威嚇(シャー)と鳴き逃げる程度でした。仕事をしているせいであまり子猫のことをかまってあげられなかったせいか、部屋に閉じ込めると最近泣き喚くようになり、隣の部屋の方の迷惑なこともあり部屋をつい2日前に開放し1階の部屋にデビューさせてみました。 ところがあまりにも元気で子猫は先住猫に飛び掛ったり走って追い回したり先住猫が嫌がって猫パンチなどをしています。先住猫はFIVに感染していのでストレスなどで体が弱ってしまうんではないか心配です。まだご対面がはやかったのでしょうか?だとすれば今後どのようにしていったらいいかアドバイスをお願いします。

多頭飼育の導入と注意点:老猫と子猫の年齢差と健康状態

子猫と老猫、特に15歳という高齢猫と3ヶ月の子猫の同居は、慎重な配慮が必要です。年齢差による体力や性格の違い、そして先住猫である老猫のFIV感染は、多頭飼育における大きな課題となります。 いきなり広い空間で自由にさせてしまうと、子猫の活発な行動が老猫にとって大きなストレスとなり、健康状態を悪化させる可能性があります。 2階に子猫を隔離していた期間は、老猫に子猫の存在を徐々に慣れさせるための大切な時間だったと言えるでしょう。しかし、子猫の鳴き声による近隣への迷惑や、子猫自身のストレスも考慮する必要があります。

段階的な慣れ合い:猫同士のストレス軽減策

重要なのは、猫同士のペースに合わせた段階的な慣れ合いです。 いきなり同居させるのではなく、フェロモン製品や環境エンリッチメントを活用しながら、ゆっくりと時間をかけて関係性を築いていくことが大切です。

段階1:匂いの交換と間接的な接触

* フェロモン製品の活用:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。子猫と老猫のいる場所に噴霧することで、お互いの緊張を和らげることができます。
* 布製品の交換:子猫と老猫がそれぞれ使ったタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、徐々に相手への警戒心を減らすことができます。
* 視覚的な慣れ合い:最初は、ケージやベビーゲートなどで仕切り、お互いの姿が見えるようにします。距離を保ちながら、お互いの存在に慣れていく時間を与えることが重要です。

段階2:短い時間のご対面

* 監視下での接触:数分程度の短い時間、監視下で子猫と老猫を同じ部屋に出し、様子を観察します。 どちらかがストレスを感じ始めたら、すぐに隔離します。
* 安全な場所の確保:老猫が逃げ込める安全な場所(高い場所、隠れ家など)を複数用意します。子猫に追いかけられることなく、落ち着いて過ごせる空間が不可欠です。
* ご褒美と遊び:ご対面中は、両方の猫にそれぞれおやつを与えたり、それぞれに合ったおもちゃで遊んであげることで、良い経験を結び付けることができます。

段階3:自由な時間

* 段階的な時間延長:ご対面時間を徐々に延長し、最終的には自由に過ごせるようにします。ただし、常に様子を観察し、トラブルが発生したらすぐに介入できるようにしましょう。
* 遊びの工夫:子猫の遊びたい気持ちを満たすために、猫じゃらしやボールなど、様々な種類の猫のおもちゃを用意しましょう。子猫のエネルギーを消費することで、老猫への攻撃性を軽減できます。
* 老猫の休息スペース:老猫が自由に休息できる空間を確保し、子猫から離れて静かに過ごせるように配慮します。

インテリアによる環境整備:猫のストレス軽減に繋がる空間づくり

賃貸メゾネットという環境を活かし、猫たちが快適に過ごせる空間づくりを心がけましょう。

垂直空間の活用:猫タワーや棚

猫は高い場所を好むため、猫タワーや棚を設置することで、老猫が子猫から逃れるための安全な場所を確保できます。 グレーの落ち着いた色合いの猫タワーは、インテリアにも馴染みやすくおすすめです。

隠れ家の設置:猫用ハウスやベッド

複数の隠れ家を用意することで、猫たちは自分の安全な場所を見つけやすくなります。 落ち着いた色合いのハウスやベッドを選ぶと、猫のストレス軽減に繋がります。

多様な遊び場:猫用トンネルやハンモック

様々なタイプの猫のおもちゃや遊び場を用意することで、子猫の遊び欲求を満たし、老猫への攻撃性を抑制できます。 グレーのシンプルなデザインのアイテムを選ぶことで、インテリアの統一感を保ちつつ、猫の快適性を高めることができます。

専門家の意見:獣医師への相談

FIV感染している老猫へのストレスは、健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 猫同士の同居に不安がある場合は、獣医師に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。 獣医師は、猫の健康状態を考慮した上で、具体的なアドバイスや、必要であれば薬物療法などを提案してくれるでしょう。

まとめ:根気と愛情で多頭飼育を成功させよう

子猫と老猫の同居は、時間と忍耐を要する作業です。 しかし、適切な方法で段階的に進めていくことで、必ず仲良くなれる可能性があります。 大切なのは、猫たちのペースを尊重し、根気強く愛情をかけて接することです。 インテリアの工夫も、猫たちのストレス軽減に役立つでしょう。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、幸せな多頭飼育を実現してください。

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