多頭飼育の家庭で鳥を飼うための完全ガイド|猫との共存は可能?

鳥を飼いたいのですがアドバイスお願いします! わたしは動物が大好きで、いまワンコ3匹、ニャンコ3匹と旦那で暮らしています。 すこし前から鳥を飼いたいと思っていて、そろそろ行動に移そうかと考えています。 でもうちには猫がいるので、万が一のことを考えると怖いです((( ;゚Д゚))) 以前、ウサギもいて、その子は猫にやられてしまいました。部屋を別々にしていましたが留守中にドアを開けたみたいです。 猫3匹中、2匹はやりかねない性格しています。 やはり鳥は諦めるしかないでしょうか? 補足 鳥がだめなら熱帯魚もいいと思ってるのですが、猫と熱帯魚の相性はどうですか(・・;)?

猫と鳥の多頭飼育:安全な環境づくりと注意点

猫と鳥の多頭飼育は、双方にとってストレスや危険が伴うため、慎重な計画と準備が必要です。以前ウサギを飼われていた経験から、猫による事故のリスクを理解されているかと思います。猫の狩猟本能は非常に強く、鳥は格好の獲物と認識されてしまう可能性が高いです。そのため、完全な分離と、万が一の事態への備えが不可欠です。

1.完全な物理的隔離:鳥かごの選定と設置場所

まず、鳥かごは猫が絶対に届かない場所に設置することが最重要です。高い位置に設置したり、猫が登れない素材の棚に置いたりするなどの工夫が必要です。

*

  • 頑丈な鳥かごを選ぶ:猫が容易に破壊できない、しっかりとした金網の鳥かごを選びましょう。大きすぎず、鳥が快適に過ごせるサイズを選びましょう。
  • 設置場所の工夫:猫がジャンプしたり、家具をよじ登って届く可能性のある場所を避けましょう。天井近くや、猫が届かない高さの棚の上などがおすすめです。可能であれば、鳥かごを部屋ごと完全に隔離できる空間を作るのも有効です。
  • 周囲の環境チェック:鳥かごの周囲に、猫が飛び乗ったり、引っ掻いたりできるものがないか確認しましょう。カーテンや棚など、猫が利用できる足場になりそうなものは撤去するか、猫が近づけないように工夫しましょう。

2.猫の行動観察と対策

猫の性格や行動パターンを把握し、鳥への関心を最小限に抑える対策が必要です。

*

  • 猫のストレス軽減:猫にも十分な愛情と気を配り、ストレスを溜めないようにしましょう。ストレスが溜まった猫は、狩猟本能がより強くなる可能性があります。
  • 遊びの提供:猫に十分な遊びの機会を与え、狩猟本能を満たすことで、鳥への関心をそらす効果が期待できます。猫用の玩具や、猫じゃらしなどを活用しましょう。
  • 猫の行動予測:猫が鳥かごに近づく兆候(目を凝らしたり、じっと見つめたり)を見つけたら、すぐに注意をそらすようにしましょう。おもちゃで遊ばせたり、おやつを与えたりするのも有効です。

3.万が一の場合の備え

どんなに注意していても、事故は起こる可能性があります。そのため、万が一の事態に備えておくことが重要です。

*

  • 緊急時の連絡先:最寄りの動物病院の連絡先を把握しておきましょう。鳥を診てくれる動物病院は限られていますので、事前に調べておくことが大切です。
  • ケージの安全確認:定期的にケージの安全性を確認し、破損がないかチェックしましょう。必要に応じて修理や交換を行いましょう。

熱帯魚と猫の相性

熱帯魚と猫の相性は、鳥と猫の相性と比べると比較的良好と言えますが、それでも注意が必要です。猫が水槽に飛び込んだり、水槽を傷つけたりする可能性はあります。

1.水槽の設置場所

水槽は猫が容易に届かない場所に設置しましょう。高い場所に設置したり、猫が登れない場所に設置したりするなどの工夫が必要です。

2.水槽の安全性

水槽は頑丈なものを選び、猫が水槽を傷つけたり、割ったりできないように注意しましょう。水槽の周囲に、猫が飛び乗ったり、引っ掻いたりできるものがないか確認しましょう。

3.猫の行動観察

猫が水槽に近づく行動を注意深く観察し、必要に応じて猫の注意をそらすなどの対策を行いましょう。

専門家の意見:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、多頭飼育においては、それぞれの動物の習性と個性を理解し、適切な環境を用意することが重要です。特に、狩猟本能を持つ猫と、比較的弱い立場にある鳥や熱帯魚を一緒に飼う場合は、徹底した対策が必要です。猫のストレスを軽減し、十分な遊びの機会を与えることで、狩猟行動を抑える効果が期待できます。しかし、絶対的な安全を保証することはできません。常に注意深く観察し、万が一の事態に備えることが不可欠です。

まとめ:慎重な計画と継続的な観察が重要

猫と鳥、あるいは猫と熱帯魚を一緒に飼うことは、決して容易ではありません。しかし、十分な準備と継続的な観察を行うことで、安全に共存できる可能性があります。この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合わせて最適な方法を見つけてください。 鳥を飼うか、熱帯魚を飼うか、あるいは諦めるか、最終的な判断はご自身で行ってください。 大切なのは、すべての動物たちが安全で幸せに暮らせる環境を作ることです。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)