多頭飼育の不安を解消!怯える猫と犬、そして先住猫との円満な多頭飼育を実現する方法

生後七ヶ月の猫ちゃんと生後二ヶ月の子犬ちゃんについての質問です。里親さんから猫ちゃんを引き取った次の日に、ペットショップで生後二ヶ月のチワワの子犬ちゃんを家族に迎え入れました。ペットショップの方曰く 猫ちゃんもまだ成猫になっていない状態+子犬は猫ちゃんには興味津々だからよっぽどのことがない限りは仲良くなれますよ。と言われました。二匹を対面させたところ、子犬ちゃんは最初こそ猫ちゃんに興味津々ではあったものの 数時間で飽きてしまったのかそれからはほぼ見向きもしません。それに対して猫ちゃんは、子犬ちゃんが夜泣きすると そっとゲージに近づいてジーと傍で見つめてあげたり 子犬ちゃんが寝っ転がってる猫ちゃんの身体を遊んでる時に踏んだりしても怒ったりせず、横になったままシカトしてます。猫ちゃんはワクチン接種をしていなかったので、子犬の為にも猫の為にも三種ワクチンを打っておきました。そして明日諸事情で、2歳のキジ猫ちゃんを引き取ることになりました。その猫ちゃんは猫が多数いるご家庭で、猫ちゃん達に虐められて 恐怖心からいつも布団の中に隠れて怯えているということで 私としてほっとけず引き取ることにしました。先住猫ちゃんは温厚でまったりとした性格なので、虐めるような真似はしないと思いますし 子犬ちゃんもやんちゃだけど、攻撃的ではないですし 引き取る猫ちゃんはワクチンは済んでるそうです。このように怯えてる猫ちゃんをどのように馴染ませたら効果的でしょうか?

新しい猫ちゃんを迎える準備:安全な空間とゆっくりとした時間

新しい猫ちゃん(キジ猫ちゃん)を迎え入れる前に、まずは安全で落ち着ける空間を用意することが大切です。 猫が安心して過ごせる隠れ家を用意しましょう。これは、猫にとって非常に重要なポイントです。

  • ケージ:最初はケージの中で過ごさせ、新しい環境に慣れる時間を与えましょう。ケージ内には、猫ベッド、トイレ、フードボウル、お気に入りの玩具などを配置し、快適な空間にしてあげましょう。
  • 隠れ家:ダンボール箱、キャットハウス、猫専用のベッドなど、猫が自由に隠れることのできる場所を用意しましょう。これは、猫が不安を感じた時に安全に過ごせる場所を提供するためです。
  • フェロモン製品:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用すると、猫が落ち着いて過ごすのに役立ちます。これらは、猫の安心感を高める効果があります。

新しい猫ちゃんは、新しい環境に慣れるのに時間がかかります。焦らず、ゆっくりと時間をかけて馴染ませることが重要です。いきなり他の猫や犬と接触させず、まずは新しい環境に慣れさせることから始めましょう。

先住猫とのゆっくりとした紹介:段階的な接触が鍵

先住猫と新しい猫ちゃんをいきなり対面させるのは危険です。先住猫が新しい猫ちゃんを脅威と感じる可能性があり、攻撃的な行動に出る可能性があります。

  • 匂いの交換:まずは、新しい猫ちゃんのタオルや毛布を先住猫の近くに置いて、匂いを徐々に慣れさせましょう。これは、お互いの存在を事前に認識させる効果があります。
  • 間接的な接触:数日後、ケージ越しに、新しい猫ちゃんと先住猫を短時間だけ見合わせるようにしましょう。お互いの様子を観察し、異常がないかを確認します。この段階では、直接の接触は避けましょう。
  • 徐々に距離を縮める:問題がなければ、徐々に距離を縮めていきましょう。新しい猫ちゃんがケージから出て、部屋の中を自由に動き回れるようにする前に、先住猫と新しい猫ちゃんの間に、扉やパーテーションなどを設置して、安全な距離を保ちながら、お互いの存在に慣れていくようにします。
  • 監視:常に猫たちの様子を監視し、問題が発生したらすぐに分離しましょう。猫同士の喧嘩は、深刻な怪我につながる可能性があるため、注意が必要です。

この段階的な接触は、少なくとも数週間は必要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。

子犬との関係:猫の意思を尊重

子犬との関係は、猫の意思を尊重することが大切です。猫が子犬に興味を示さない場合は、無理強いせず、猫が快適に過ごせるように配慮しましょう。

  • 安全な場所の確保:猫が子犬から逃れられる安全な場所を確保しましょう。高い場所や、子犬が届かない場所などが理想的です。
  • 遊びの調整:子犬が猫を追い回したり、攻撃的な行動をとったりしないように注意しましょう。必要であれば、子犬の遊び方を制御する必要があります。
  • 食事場所の分離:猫と子犬の食事場所は、離れた場所に設置しましょう。お互いの食事時間にストレスを与えないように配慮します。

猫は犬と比べて、警戒心が強い動物です。子犬が猫にストレスを与えないように、飼い主が注意深く見守る必要があります。

専門家のアドバイス:獣医さんや動物行動学者の活用

多頭飼育において問題が発生した場合は、獣医さんや動物行動学者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。

特に、新しい猫ちゃんが怯えている場合は、動物行動学者のアドバイスが非常に役立ちます。動物行動学者は、猫の行動パターンを理解し、適切な対応策を提案してくれます。

まとめ:時間と愛情、そして専門家の力を借りて

多頭飼育は、多くの喜びをもたらしますが、同時に課題も多くあります。新しい猫ちゃんを迎え入れる際には、時間と愛情をたっぷりかけて、ゆっくりと馴染ませることが大切です。猫たちのペースを尊重し、必要に応じて専門家の力を借りながら、円満な多頭飼育を目指しましょう。 猫が安全で安心して過ごせる環境を作ることが、多頭飼育成功の鍵となります。 継続的な観察と適切な対応が、幸せな多頭飼育生活につながります。

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