多頭飼育の不安と猫との信頼関係構築:ラグドールとメインクーンの里親体験

里子に迎えた猫についてアドバイス下さい。元飼い主様の事情で飼育不可能になったラグドール(♂3歳)とメインクーン(♂4歳)を迎えました。メインクーンはビビリちゃんで、撫でたり抱っこしたりは普通に出来ますが自分から人間には近寄らず基本は部屋の隅で固まっています。困っているのはラグドールの方なんです。この子は人懐こいと聞いていたのですが撫でると唸り最終的にはそれ以上撫でるな!と言っているみたいにシャーッ!と怒ります。知らない家に来て飼い主さんの姿が見えず知らない人間しか居なくて不安でしょうから、暫くは構わず見守ってあげようと思います。唸り声を出す猫と仲良くなれるにはどうしたら良いでしょうか?

多頭飼育における猫のストレスと注意点

ラグドールとメインクーン、2匹の猫を新しい環境で迎えること、誠におめでとうございます。しかし、新しい環境への適応や多頭飼育における猫同士の相性、そして人間との信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。特に、ラグドールが唸ったりシャーッと言ったりするのは、ストレスや不安の表れです。 猫の行動には必ず理由があります。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。

メインクーンが隅で固まっているのは、警戒心が強い性格に加え、新しい環境へのストレスが原因と考えられます。一方、ラグドールは人懐っこい性格と聞いていたものの、唸るということは、過去の経験や現在の状況に何かしらの不安を抱えている可能性があります。 過去のトラウマや、新しい環境へのストレス、そしてもう一匹の猫の存在が、ラグドールの行動に影響している可能性があります。

唸るラグドールとの信頼関係構築:具体的なステップ

ラグドールとの関係改善には、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 安全な空間の確保

猫にとって安全で落ち着ける場所を用意することが重要です。猫が自由にアクセスできる隠れ家(猫用ベッド、段ボールハウスなど)を用意し、常に逃げ込める場所があるようにしましょう。 これは、メインクーンにも同様に重要です。

2. 距離を保つ

猫が自ら近づいてくるまで、無理に近づいたり、触ったりしないことが大切です。猫は自分のペースで人間に慣れていきます。 常に猫の様子を観察し、猫がリラックスしている時に、ゆっくりと近づいてみましょう。

3. 匂いの共有

猫は匂いに敏感です。あなたの匂いのついたタオルや服を、猫が落ち着ける場所に置いておくことで、安心感を与えられる可能性があります。 ただし、無理強いは禁物です。

4. ゆっくりとしたコミュニケーション

猫に話しかける時は、落ち着いたトーンで、優しく話しかけましょう。 猫の目を見て、ゆっくりと近づき、手のひらを猫に見せて、匂いを嗅がせてあげましょう。猫が嫌がったら、すぐに手を離しましょう。

5. ポジティブな強化

猫がリラックスしている時、または何か良い行動をした時(例えば、あなたの方を見た時など)に、おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、ポジティブな強化を行います。 これにより、良い行動と報酬を結びつけることができます。 おやつは、猫が好む小さなサイズのおやつを選びましょう。

6. 環境エンリッチメント

猫が退屈しないように、様々な遊び道具を用意しましょう。猫が自由に遊べる環境を作ることで、ストレスを軽減することができます。 猫じゃらし、ボール、おもちゃのネズミなど、様々な種類の玩具を用意し、定期的に新しい玩具を追加しましょう。

7. 専門家への相談

状況が改善しない場合、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動の原因を特定し、適切な対処法を見つけることができます。 彼らは、猫のストレスや不安を軽減するための具体的なアドバイスを提供してくれます。

メインクーンとの距離感:警戒心の強い猫への接し方

メインクーンは警戒心が強いので、ラグドールとは異なるアプローチが必要です。

1. 隠れ家と安全空間の確保

メインクーンにも、安全で落ち着ける隠れ家が必要です。高い場所を好む猫が多いので、キャットタワーなどを用意するのも良いでしょう。

2. 距離を保ち、ゆっくりと近づいていく

メインクーンには、無理に近づいたり、触ったりしないようにしましょう。猫がリラックスしている時、ゆっくりと近づき、その場の匂いを嗅がせてあげましょう。

3. 餌やりと給水場所の確保

餌やりと給水場所は、静かで安全な場所に設置しましょう。猫が安心して食事をとれるように、他の猫から離れた場所に設置することも重要です。

4. 遊びを通してコミュニケーション

メインクーンが興味を示すおもちゃを使って、ゆっくりと遊びを通してコミュニケーションを図りましょう。猫が遊びに集中している時は、警戒心が薄れている可能性があります。

5. 他の猫との距離の調整

メインクーンがストレスを感じないように、ラグドールとの距離を調整することも重要です。食事やトイレ、休息場所などを完全に分離し、それぞれの猫がストレスなく過ごせる環境を整備しましょう。 必要に応じて、多頭飼育用のケージや、部屋を区切る工夫も検討しましょう。

多頭飼育における環境整備

多頭飼育においては、猫がストレスを感じないように、環境整備が非常に重要です。

* 複数のトイレを用意する: 猫の数より1つ多くトイレを用意しましょう。
* 複数の給水器を用意する: 猫が自由に水を飲めるように、複数の給水器を用意しましょう。
* 複数の餌場を用意する: 猫が安心して食事をとれるように、複数の餌場を用意しましょう。
* 隠れ家や休息場所を複数用意する: 猫が自由に休息できる場所を複数用意しましょう。
* 垂直空間を確保する: 猫が自由に登ったり降りたりできるキャットタワーなどを用意しましょう。

まとめ:時間と忍耐が鍵

猫との信頼関係構築には、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと接していきましょう。 猫の行動をよく観察し、猫が快適に過ごせる環境を整えることが、信頼関係構築の第一歩です。 それでも困難な場合は、専門家のアドバイスを求めることを躊躇しないでください。 あなたの愛情と努力で、きっと2匹の猫と幸せな日々を過ごせるようになります。

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