多頭飼育のストレス軽減と猫同士の仲良し作戦!〜先住猫と保護猫親子、幸せな多頭飼育を目指して〜

子猫を産んだ野良猫を親ごと保護しました。子猫5匹、親猫1匹の計6匹です。 現在ゲージに入れて家の中で一番暖かい部屋に置いていますが、先住猫(メス・3歳避妊手術済)に相当のストレスを与えています。 先住猫は2年ほど昼間外に出して生活していました。 私も含め家族全員家の中だけで生活させるのは可哀想という考えだったからです。 しかしインターネット等で外飼いのリスクを学び、家族で話し合いもう外に出さないように決めました。 家猫になる訓練(?)中に猫親子を保護してしまいました。 外に出れない+得体の知れない親子猫の参入で先住猫が怯えてしまい見ているこちらも辛くなってきます。 情報をまとめます。 【先住猫について】 ・メス/3歳/避妊手術済/生後2ヶ月の所を知人から譲り受けました。 ・2年間昼間外に出していた。夜になると帰ってきいた。 ・外に出たい欲求MAXの時はおもちゃに見向きもせず鳴き続ける。 ・保護猫親子がいる部屋に寄り付かなくなってしまった。 (一番温かい部屋なので、先住猫もその部屋にいつも居ました。) ・ストレスからか、攻撃的になってきている。 ・寝るときはいつも私と一緒に布団に入って寝る。 ・少々どんくさい。おもちゃで遊んでもジャンプしない。 ・少しでも居心地を良くしてあげたいので猫タワー購入(まだ届いてません。) 【保護猫親子について】 ・保護2日目。リラックスしている。 ・母猫は先住猫を見つけても何の反応もしない。穏やか。 ・子猫達は生後1ヶ月。2匹は母猫に与えたカリカリを物凄い勢いで食べる。食後に母乳。 ・行きつけの動物病院や友人知人をあたり里親募集をしている。 ・全部の引き取り手が見つからなかった場合2匹までならうちで飼う事を検討しているが、先住猫次第。 ・母猫はもう1ヶ月程したら避妊手術をする予定。 【我が家について】 ・部屋数が少なく、中でも暖かい部屋は1部屋のみ。 ・北日本在住なのでこれから寒さが厳しくなります。 ・日中家に居るのは母のみ。 以上です。 外に出していたことに関しましては家族全員一番反省しております。 先住猫のストレスを緩和させ、保護猫達と仲良くさせることは可能でしょうか。 また、何か他にできる事があればご教授願います。 体験談等もあれば助かります。 長々と失礼致しました。宜しくお願い致します。

先住猫のストレス軽減と多頭飼育の成功のためのステップ

突然の猫親子6匹の加入は、先住猫にとって大きなストレスです。2年間外に出していたという経緯もあり、環境の変化への対応は容易ではありません。しかし、適切な対策を行うことで、先住猫のストレスを軽減し、猫同士が共存できる環境を作ることは可能です。

ステップ1:先住猫のための安全空間の確保

先住猫にとって、保護猫親子から離れられる安全な場所が不可欠です。暖かい部屋を親子猫が占拠している状況では、先住猫は落ち着いて過ごせません。

* 別室を用意する: もし可能であれば、先住猫専用の部屋を用意しましょう。猫タワーを設置するだけでなく、ベッドやトイレ、爪とぎなど、先住猫が快適に過ごせるように工夫してください。
* フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫のストレスを軽減する効果があります。先住猫の安全空間や、保護猫親子と接触する可能性のある場所に噴霧することで、安心感を高めることができます。
* 隠れ家を作る: 段ボール箱や猫用ハウスなどを設置し、先住猫がいつでも隠れて休める場所を作ってあげましょう。狭い空間は猫にとって安心感を与えます。

ステップ2:保護猫親子との徐々の慣れ合い

いきなり保護猫親子と接触させるのではなく、段階的に慣れさせていくことが重要です。

* 視覚的な接触から始める: 最初はゲージ越しに、先住猫と保護猫親子を数分間だけ見せることから始めます。お互いの存在に慣れさせることが目的です。
* 匂いの交換: 保護猫親子のタオルや毛布を、先住猫のいる場所に置いて匂いを共有させます。これにより、お互いの存在を事前に認識させ、警戒心を和らげることができます。
* ゆっくりとした距離の縮小: 毎日少しずつ、ゲージと先住猫の距離を縮めていきます。先住猫が警戒する様子が見られたら、すぐに距離を離しましょう。無理強いは禁物です。
* 食事時間の工夫: 先住猫と保護猫親子が、お互いに見えない場所で食事をするようにします。これにより、食事の奪い合いによるストレスを軽減できます。

ステップ3:環境エンリッチメントによるストレス軽減

先住猫のストレスを軽減するためには、環境エンリッチメントが有効です。

* 猫タワーの設置: 高い場所を好む猫にとって、猫タワーは安全な場所であり、遊び場でもあります。届いた猫タワーを、先住猫が自由に使える場所に設置しましょう。
* 様々な遊び道具: 猫じゃらし、ボール、おもちゃのネズミなど、様々な種類の遊び道具を用意し、先住猫の狩猟本能を満たしてあげましょう。
* 窓辺の確保: 外の世界を見ることができる窓辺は、外に出ることができない猫にとって貴重な刺激となります。日当たりの良い窓辺に、猫がくつろげる場所を作ってあげましょう。
* 垂直空間の活用: 猫は高い場所を好むため、キャットウォークや棚などを設置して、垂直方向の空間を活用しましょう。これにより、猫が自由に動き回れる空間が広がり、ストレス軽減に繋がります。

ステップ4:専門家のサポート

状況が改善しない場合、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対策を講じることができます。

具体的な事例と専門家のアドバイス

獣医や動物行動学の専門家によると、多頭飼育におけるストレス軽減には、個々の猫の性格や行動を理解することが重要です。先住猫が外猫生活に慣れていたため、家の中だけで生活することにストレスを感じている可能性があります。そのため、安全な空間の確保に加え、十分な運動と遊びの機会を提供することが重要です。

例えば、先住猫が外に出たい欲求を満たすために、安全なハーネスとリードを使って、短い時間だけ屋外散歩をさせてみるのも一つの方法です。ただし、猫の性格や安全性を考慮し、慎重に行う必要があります。

里親募集と今後の展望

保護猫親子の里親募集を積極的に行い、先住猫への負担を軽減することも重要です。すべての猫の幸せを考慮し、適切な判断を下すことが大切です。もし、すべての猫を引き取ることが難しい場合は、2匹までを家族として迎え入れるというご決断は、責任ある行動です。

まとめ

多頭飼育は、猫同士の相性や環境によって、成功するケースとそうでないケースがあります。先住猫のストレスを軽減し、保護猫親子と良好な関係を築くためには、時間と忍耐が必要です。しかし、適切な対策と愛情を注ぐことで、すべての猫が幸せに暮らせる環境を作ることができます。

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