多頭飼いMダックスの犬同士の順位と、ストレス軽減のための具体的な対策

Mダックスの多頭飼いについて どちらを優先するべきかわからなくなってしまったので、二匹の上下関係を推測して頂きたいです。 【先住犬について】 先住犬は後輩犬が鬱陶しいようで、自分からはほとんど近寄っていきませんし目も合わせません。 マウンティングされそうになると激しく吠えて抵抗し絶対に許しません。 クンクン匂いをかがれたり後ろをついて来られても我慢していますが、あまりにもしつこいとキレて噛みつきます。 後輩犬によく吠えます。 【後輩犬について】 後輩犬は先住犬が大好きなように見えます。 しょっちゅう近付いて行っては先住犬に怒られています。 先住犬にマウンティングされても怒りません。 先住犬に全く吠えません。 【二匹について】 エサのときにお座りさせて先に先住犬に与えようとすると、後輩犬が横取りします。 おやつのときも、床に置いた状態で「待て」を解くと後輩犬が先に食べます。 なので、今は先住犬が必ず先に食べられる状況を作ってエサを与えています。 お互いのエサを奪い合って喧嘩したりはしません。 私がいないときは喧嘩しないのですが、私がいると喧嘩します。 先住犬が私の膝元に来ると後輩犬も寄ってきて喧嘩になります。 最終的に後輩犬が私の膝元に落ち着き、先住犬は少し離れたところでこっちを見ています。 体格差があり、後輩犬の方がかなり大きいですが、性格は先住犬が気が強く、後輩犬はビビリです。 喧嘩をやめて仲良くしてほしいのですが、先住犬が後輩犬と仲良くする気がないように見えます。 今は同じ部屋で飼っていますが、以前、先住犬がストレスで毛が抜けたり痩せたり胃腸炎になってしまったため、後輩犬を別の部屋で飼っていました。 そのせいで後輩犬も自分の方が上だと思っているような気がします。 同じ部屋で飼っても今のところ大喧嘩はしていないので様子を見ています。 私はこれまで通り先住犬を優先していいのでしょうか?

多頭飼いの犬たちの関係性を読み解く

ご質問ありがとうございます。Mダックス2匹の多頭飼育における上下関係と、ストレス軽減策についてご説明します。ご記載の内容から、先住犬がトップ、後輩犬がサブという順位関係が見て取れます。しかし、後輩犬が先住犬に執着し、時に順位を無視した行動をとる点に、問題の複雑さが潜んでいます。

先住犬の行動分析

先住犬は後輩犬の接近を嫌がり、マウンティングや執拗な接近には攻撃的に反応します。これは、後輩犬の行動が先住犬にとってストレスになっていることを示唆しています。 後輩犬への吠えは、距離を置くための警告、もしくは支配性を示す行動と考えられます。 エサやオヤツの横取りは、後輩犬の順位への挑戦というよりも、単純な欲求による行動の可能性が高いです。

後輩犬の行動分析

後輩犬は先住犬への強い愛情を示していますが、その愛情表現が先住犬にとって負担になっているようです。マウンティングされても抵抗しないのは、先住犬の優位性を認めているためと考えられます。 エサやオヤツの横取りは、先住犬への挑戦というよりは、学習不足や、飼い主への依存による行動の可能性があります。

人間との関係性の影響

飼い主さんがいる状況でのみ喧嘩が発生する点は重要です。これは、飼い主さんへの関心の高さが、犬同士の競争を誘発している可能性を示しています。特に、飼い主さんの膝元を巡る争いは、資源(愛情・安心感)の奪い合いを象徴しています。

具体的な解決策:先住犬のストレス軽減と良好な関係構築

先住犬を優先することは、現状維持の観点からは妥当ですが、長期的な視点では、先住犬のストレス軽減と、犬同士の良好な関係構築を目指すべきです。

1. 先住犬への配慮を徹底する

* 食事:先住犬が落ち着いて食事できるよう、後輩犬を別の部屋に移動させるか、ケージに入れるなど、空間的な分離を徹底しましょう。
* 休息場所の確保:先住犬が後輩犬から離れて休める場所(ベッドやソファなど)を確保しましょう。後輩犬が近づけないように工夫する必要があります。
* 遊びの時間:先住犬と個別に遊ぶ時間を設け、十分な愛情を与えましょう。これは先住犬のストレス軽減に大きく貢献します。
* コミュニケーション:先住犬に優しく語りかけ、穏やかなスキンシップを取りましょう。

2. 後輩犬へのしつけ

後輩犬の行動をコントロールすることで、先住犬へのストレスを軽減できます。

* 「待て」コマンドの強化:エサやオヤツの前に「待て」を徹底させ、先住犬が先に食事を終えるようにします。
* 「ダメ」コマンドの徹底:先住犬に近づきすぎたり、マウンティングしようとしたりする行動には「ダメ」と明確に伝え、他の玩具で気をそらすなどして注意を逸らしましょう。
* 先住犬への接近制限:先住犬が休息している時や食事中は、後輩犬が近づかないように、ベビーゲートなどで物理的に隔離するのも有効です。
* 適切な運動:後輩犬の余剰エネルギーを発散させるため、十分な運動の機会を与えましょう。

3. 環境調整

* 空間の広さ:犬たちが自由に動き回れるだけの十分な広さがあるか確認しましょう。狭いとストレスが増大します。
* 安全な場所の確保:各犬が安心して休める、それぞれ専用の安全な場所(隠れ家など)を用意しましょう。
* 臭いの管理:犬同士の縄張り意識を刺激する可能性のある、強い臭いの物は極力避けましょう。

4. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスは、より効果的な解決策を見つけるのに役立ちます。

まとめ:多頭飼いの成功は、個々のニーズへの対応と継続的な努力にかかっています

多頭飼いは、喜びもあれば、課題も多いものです。先住犬と後輩犬、それぞれの性格やニーズを理解し、適切な対応をすることが重要です。 先住犬を優先することは大切ですが、後輩犬への適切なしつけと環境調整も同時に行うことで、犬同士の良好な関係を築き、ストレスのない多頭飼育を実現できる可能性が高まります。 継続的な観察と、必要に応じて専門家のサポートを受けることで、幸せな多頭飼育生活を送りましょう。

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