多頭飼いの猫を仲良くさせる方法|先住猫と新入り猫の同居生活を成功させるためのステップバイステップガイド

猫の多頭飼い、仲良くさせる方法について、皆さんのお知恵をお借りしたく質問いたします。 先住猫はメス2歳(A子) 新入り猫はメス7歳(B子)です。 B子は以前飼っていたのですが、訳あって今まで実家に預けていました。 その間にA子を飼うことになり、2年になります。 今回私が引越ししたのを機に、以前飼ってたB子を迎えることになりました。 今日で7日目ですが、 1日目はB子をケージで隔離 2日目は様子を見ながらお互いに開放しました。少しお互いにうなる程度。 3日目はお互い何もなく、 4日目に少し小競り合い。 5日目に取っ組み合い(すぐ離れましたが・・・)となり、 6日目はB子を1つの部屋を与えて隔離して今に至ります。 A子は興味津々でB子の後ろをつけ回し、 B子が付きまとわれて怒った!という雰囲気です。 A子はそんなに怒ってはなさそうです(少しはうなります)。 B子がまだ不安定で、かなり怒って威嚇をしているという様子。 しかしB子は部屋から出たいようで、人が様子を見に行くと部屋の外に行こうとします。 ちょっとお互いに開放する時期が早かったと反省しています。 今後、時期をみて再び開放しようと思っているのですが、 隔離していて、いきなり開放というのは最初と同じなので、 どのような形で引き合わそうかと悩んでいます。 フェリウェイとか、フェリフレンドとか調べましたが最近は売っていないようですし、 使っても効果があったりなかったりとも聞きますし・・・。 最初の引き合わせが悪かったパターンかと思いますが、 何かお気づきの点や、こうやったら仲良くなったよ!という経験談がありましたらアドバイスをお願いします。 よろしくお願いします。補足早速のアドバイスありがとうございます。新入猫が落ち着くとまた変わってくるのでしょうか。メスですが、失禁(尿スプレー?)するほど興奮するので少々時間がかかるかもですね。引き続き諸先輩方のアドバイスをいただけたらと存じます。よろしくお願いします。

多頭飼いの猫の仲良し作戦:段階的なアプローチでストレスを軽減

猫同士の同居は、慎重な計画と段階的なアプローチが必要です。特に、先住猫と新入り猫の場合、縄張り意識やストレスからトラブルが発生しやすいです。 今回のケースでは、7歳猫(B子)が環境の変化と先住猫(A子)の存在に強いストレスを感じていることが伺えます。いきなり開放したことが原因で小競り合い、取っ組み合いへと発展した点は反省点ですが、これはよくあることです。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。

ステップ1:安全な環境の構築と個体への配慮

まず、B子にとって安全で落ち着ける空間を確保することが重要です。

  • 専用の部屋を用意する:B子専用の部屋を用意し、トイレ、餌場、寝床、爪とぎなどを設置します。隠れ家となる場所も用意すると安心感が増します。部屋のインテリアは、落ち着いた色合いの家具や、猫が安全に過ごせる隠れ家となるキャットハウスなどを配置すると効果的です。ベージュやアイボリーなどの暖色系の色合いは、猫をリラックスさせる効果があるとされています。
  • 匂いの共有:A子の匂いのついたタオルやベッドなどをB子の部屋に置くことで、A子の存在に少しずつ慣れていくことができます。逆に、B子の匂いのついたものをA子のいる場所に置くのも効果的です。ただし、これはあくまで初期段階の対策であり、いきなり近づけすぎると逆効果になる可能性があります。
  • 視覚的な遮断:B子の部屋からA子が完全に視界に入るのを防ぎ、ストレスを軽減しましょう。カーテンやパーテーションなどを活用し、視界を遮ることで、B子の緊張を和らげることができます。視覚的な刺激を最小限にすることで、B子が落ち着いて過ごせる環境を作ることが重要です。

ステップ2:フェロモン製品の活用

フェリウェイやフェリフレンドは、猫のフェロモンを模倣した製品で、猫を落ち着かせ、安心感を与える効果があります。最近では入手困難な場合もありますが、代替品として、猫がリラックスする効果のあるアロマオイル(ラベンダーやカモミールなど)をディフューザーで焚くのも有効です。ただし、猫によってはアロマオイルに反応を示す場合もあるので、少量から試すことが大切です。

ステップ3:段階的な接触

隔離期間が十分に経過したら、段階的に接触機会を増やしていきます。

  • 匂いの交換:それぞれの猫の匂いのついたタオルなどを交換し、互いの匂いに慣れてもらいます。この段階では直接顔を合わせる必要はありません。
  • 間接的な接触:ドアを開けて、互いに匂いを嗅ぎ合えるようにします。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。この時、猫同士が直接接触しないように注意が必要です。
  • 短い時間での接触:数分間だけ、お互いを同じ部屋に出し、様子を見ます。この間は、猫たちが自由に動けるようにし、常に安全な場所(隠れ家など)を用意しておきます。もし喧嘩が始まったら、すぐに猫たちを分離し、落ち着かせてから再度試します。
  • 遊びの時間:猫が遊んでいる時は、警戒心が薄まり、お互いに興味を持つ可能性があります。猫じゃらしやボールなどで遊び、お互いの注意をそらすことで、緊張感を和らげることができます。ただし、遊びの最中に喧嘩が始まらないように、常に注意深く見守ることが重要です。

ステップ4:環境エンリッチメント

猫が退屈しないように、環境を豊かにする工夫も重要です。

  • 様々な種類の玩具:猫が飽きないように、様々な種類の玩具を用意しましょう。ボール、猫じゃらし、おもちゃのネズミなど、猫の好奇心を刺激する玩具を用意することで、猫同士の喧嘩を回避できます。
  • 高い場所の確保:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、猫が自由に登ったり降りたりできる場所を用意しましょう。高い場所を確保することで、猫同士の縄張り争いを減らすことができます。
  • 隠れ家:猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を用意しましょう。猫は安全な場所を求めるため、隠れ家を用意することで、猫がリラックスして過ごせる環境を作ることができます。

専門家の意見:獣医への相談

猫同士のトラブルが長引く場合、または猫がストレスで体調を崩している場合は、獣医に相談しましょう。獣医は、猫の健康状態をチェックし、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。特に、尿スプレーのような症状が出ている場合は、ストレスによるものか、病気によるものかを判断してもらうことが重要です。

まとめ:時間と忍耐が鍵

猫同士の仲良し作戦は、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。上記の方法を試しても改善が見られない場合は、獣医に相談することをお勧めします。 インテリアの工夫も、猫にとって安心できる環境を作る上で重要な要素です。落ち着いた色合いの家具や、猫が安全に過ごせる隠れ家などを配置することで、ストレスを軽減し、よりスムーズな同居生活を実現できるでしょう。

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