多頭飼いの猫の相性と関係性の築き方|先住猫と新参猫の同居生活

先住猫と新参猫の関係性を分析してください。3日前に妻の猫がうちのアパートにやってきました。妻の猫は、黒猫、元室外飼い、8歳、♂、筋肉質、親分気質(元マッチョα)、甘えん坊、最近去勢済み、他の猫の面倒が見れるといった感じです。イメージとしてはゴッドファーザーのドンコルレオーネです。うちのアパートにはもともと完全室内飼の猫自分の猫がいます。その猫は、キジトラ、自分の猫、♂、去勢済み、おとなしい、気まぐれで、いつも注目を集めていたいタイプ、甘やかされて育った、他の猫との共存経験なし、といった感じです。イメージとしてはツンデレちゃんです。妻の猫は今回を機に室内飼いにすることにしました。家は2LDKです。皆様に現在の二匹の様子を分析していただいて、今後自分の行動の基準にさせていただきたいと思っています。まずはじめに両方をあわせたときには、完全にキジトラの自分の猫はビビリまくりで、黒猫は初めての引越しにも動じることなく悠々と家の中を散歩し始めました。自分の猫は警戒しながら後ろをついて回っていった感じです。しかし喧嘩をすることはなく常にキジトラはびびり、黒猫は落ち着き払った様子でした。スプレー行為はまったくなく、到着15分後にはいきなり黒猫はキジトラの餌皿で食べ始め、その後キジトラは黒猫の餌皿で食べ始めました。さらにトイレも2つ用意したんですが、やっぱり逆でし始めました。キジトラも迷惑そうな様子もなく、普通に黒猫用のトイレでしています。3日たったその後はお互いの距離感もだんだんわかってきたようで、同じ部屋で昼寝するようにまでなりました。でもキジトラは相変わらず黒猫が登場すると挙動不審になり、1メータ後ろから付いていって様子を見ている感じです。時々鼻を寄せ合ってにおいをかいでいます。彼らの距離感がよくわかりません。このままほうっておいてOKですか?やはり自分は保護者としてキジトラを重点的にかわいがり、妻は黒猫をかわいがるのが正しい接し方ですか?トイレと餌皿がごちゃ混ぜなのも、わざとやっているのか、どうでもいいのか、その辺もつかめません。どなたかご意見お願いします。補足キジトラは3歳です。シャーはないですね。黒猫はもう年寄りといった感じで、一日中だるそうに寝ています。結構いい感じなんでしょうか?お互い無言で距離をとっていて、空気がしらーっとなっています。

多頭飼いの猫の同居:初期段階と今後の見通し

ご質問ありがとうございます。先住猫(キジトラ、3歳♂)と新参猫(黒猫、8歳♂)の同居生活、3日間の様子を分析し、今後の対応についてご提案させていただきます。

現在の状況分析

新参猫が圧倒的な存在感で、先住猫が警戒しながらも、激しい攻撃や威嚇がないことから、現状は比較的良好なスタートと言えるでしょう。

* 黒猫(新参猫)の行動:落ち着いた様子で、環境の変化に動じず、先住猫を威嚇することなく、資源(餌、トイレ)を共有しています。これは、黒猫が経験豊富で、穏やかな性格であることを示唆しています。元室外飼いだった経験が、環境変化への適応能力を高めている可能性があります。
* キジトラ猫(先住猫)の行動:警戒心は強いものの、黒猫に攻撃されることなく、徐々に距離を縮めている様子です。餌やトイレの共有、同じ部屋での昼寝など、共存への一歩を踏み出しています。これは、黒猫が先住猫を脅威として捉えていない、もしくは、受け入れる姿勢を示していると考えられます。

トイレと餌皿の共有について

トイレと餌皿の共有は、必ずしも問題ではありません。猫は縄張り意識が強い生き物ですが、特に黒猫は、先住猫に自分の資源を共有することを許容している、もしくは、それほど気にしないという姿勢を示している可能性があります。これは、黒猫が優位に立っているにも関わらず、先住猫への攻撃性を示していないことを示唆しています。

今後の対応

現状は良好なスタートですが、油断は禁物です。猫同士の関係性は、時間とともに変化する可能性があります。

具体的なアドバイス

* 継続的な観察:猫たちの様子を注意深く観察し、変化があればすぐに対応できるようにしましょう。些細な変化も見逃さないことが重要です。例えば、毛を逆立てる、耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませるなどの仕草は、ストレスや警戒心のサインです。
* 安全な空間の確保:キジトラ猫が安心して過ごせる、黒猫から一時的に逃げ込める隠れ家(キャットタワー、ハウスなど)を用意しましょう。これは、キジトラ猫が精神的な安定を得るのに役立ちます。
* 個別の注意:黒猫とキジトラ猫に対して、個別に愛情表現をすることは重要です。しかし、一方を過度に可愛がることで、もう一方の猫が嫉妬心を抱く可能性があるので、公平な愛情表現を心がけましょう。
* フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫のストレスを軽減し、安心感を高めることができます。特に、新参猫が落ち着くまで使用すると効果的です。
* 専門家への相談:もし、猫同士の間に激しい喧嘩や威嚇行動が見られる場合、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。早期の介入が、問題の悪化を防ぐことに繋がります。

よくある誤解

「先住猫を優先的に可愛がるべき」という考え方は、必ずしも正しいとは限りません。猫はそれぞれ個体差があり、性格や好みも異なります。大切なのは、両方の猫に公平な愛情を注ぎ、それぞれのニーズに応えることです。

専門家の視点

動物行動学の専門家によると、猫同士の同居においては、個々の猫の性格や過去の経験、そして環境設定が、関係性の構築に大きな影響を与えます。今回のケースでは、黒猫の穏やかな性格と経験が、スムーズな同居への鍵となっている可能性が高いです。しかし、先住猫の警戒心は依然として残っており、継続的な観察と適切な対応が求められます。

インテリアと多頭飼育の両立

猫が快適に過ごせる空間を作ることは、多頭飼育において非常に重要です。

猫のための空間設計

* 隠れ家:猫は安全な場所を必要とします。キャットタワー、ハウス、棚など、猫が自由に登ったり隠れたりできる場所を複数用意しましょう。
* 垂直空間:猫は高い場所を好むため、キャットウォークや棚などを設置して、垂直方向の空間を活用しましょう。
* 遊び場:猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。猫じゃらし、ボール、おもちゃなど、様々な種類の玩具を用意することで、猫の遊び心を刺激することができます。
* 食事スペース:猫同士が食事中に争わないように、離れた場所に餌皿を設置しましょう。
* トイレ:猫の数より多くのトイレを用意しましょう。トイレの位置は、猫が落ち着いて使用できる場所に設置することが大切です。

インテリアと調和させる

猫のためのアイテムを、インテリアと調和させることで、より快適な空間を作ることができます。例えば、猫のハウスをソファの横に置く、キャットタワーを部屋のコーナーに設置するなど、工夫次第で素敵な空間を作ることができます。

グレーのインテリアは、猫の毛が目立ちにくいというメリットがあります。また、落ち着いた雰囲気で、猫もリラックスしやすい色です。

まとめ

先住猫と新参猫の同居は、時間と忍耐を要するプロセスです。しかし、適切な対応をすることで、猫たちは仲良くなり、幸せな多頭飼育生活を送ることができるでしょう。猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて適切な対応をすることで、より良い関係性を築いていきましょう。

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