多頭飼いの猫の慣らし方:新しい猫と先住猫、そして飼い主さんとの関係構築

新しく来た子猫と先住猫が慣れれば私にも慣れますか?それとも人に慣らすのが先の方がいいですか? 一人暮らしで現在2歳の雌猫を飼っています。1週間前4ヶ月位の雄猫を保護宅から迎え入れました。家に来た時から子猫はケージに入れて別部屋にいますが、警戒心が強い子でケージに手を入れるとシャーと威嚇していました。1週間経った今では手を入れても威嚇はしませんがケージの奥の段ボールには逃げます。 子猫をケージに入れたままでの先住猫との対面は済みました。子猫は友好的?でケージの中から先住猫を追って鳴き体をケージにこすり付け甘えているようです。先住猫は3日前シャーと言って猫パンチしてましたが今は離れて見ている感じです。 前述長くてすみません。ここで質問なのですが、子猫をケージから出して先住猫と一緒にした方が私にも慣れるのか、このまま別部屋隔離でケージから出して自由にさせ私と家に慣れてもらった方が先がいいのか悩んでいます。子猫には来た時ケージから脱走されて捕まえられなくて血が出るほど噛まれたことがあります。なので何かあったとき子猫を助けられるか心配で。 ちなみに先住猫はおとなしくて甘えん坊です。私にはべたべたで抱っこもできます。ただし私以外の人が来ると隠れて姿をみせませんが。

多頭飼いの導入と猫の性格

新しい猫を迎え入れる際に、先住猫との関係構築と飼い主さんへの慣れは、同時進行で考えていく必要があります。どちらを優先すべきかではなく、段階的に進めていくことが重要です。質問者さんのケースでは、子猫は警戒心が強く、先住猫は人見知りをする傾向があるため、慎重な対応が必要です。子猫が脱走して噛まれた経験から、飼い主さんの不安も理解できます。

猫同士の相性と環境設定

子猫と先住猫の相性は、個体差が大きく、一概には言えません。子猫がケージから先住猫に鳴き声をかけ、体をすり寄せる行動は、友好的なアプローチと言えるでしょう。しかし、先住猫が最初は威嚇したことから、完全な安心状態ではないと推測できます。

ケージでの隔離は、お互いのストレスを軽減する効果的な方法です。しかし、完全に隔離し続けるのではなく、フェロモンディフューザーなどの導入で、お互いの存在を徐々に認識させ、安心感を高めることが重要です。

段階的な慣らし方:猫同士、そして飼い主さんとの関係構築

段階的に、猫同士、そして飼い主さんとの関係を築いていくことが大切です。焦らず、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。

ステップ1:視覚と嗅覚からの慣れ

* ケージの位置:子猫のケージを、先住猫がよく過ごす場所から見える位置に移動させましょう。ただし、直接接触できる距離ではないように注意が必要です。
* 匂いの交換:子猫と先住猫のタオルや布などを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、お互いの存在を認識させます。
* 間接的なコミュニケーション:ケージ越しに、おもちゃを使って遊びを通して、間接的にコミュニケーションを取らせましょう。

ステップ2:短い時間での直接接触

* 監視下での対面:数分間だけ、ケージから子猫を出し、先住猫のいる部屋で自由に過ごさせましょう。この時、飼い主さんは必ずそばにいて、猫たちの様子を注意深く観察します。
* 安全な場所の確保:子猫が落ち着ける高い場所(キャットタワーなど)を用意しましょう。
* 早期介入:もし喧嘩が始まったら、すぐに猫たちを分離します。

ステップ3:自由な時間と飼い主さんとの時間

* 徐々に時間を延長:猫同士の反応を見ながら、徐々に直接接触する時間を長くしていきましょう。
* 個別のスキンシップ:それぞれの猫に、十分なスキンシップをとりましょう。子猫は、まだ警戒心が強いので、無理強いはせず、ゆっくりと信頼関係を築いていきます。
* 遊びの時間:猫たちと一緒に遊ぶ時間を設け、楽しい時間を共有することで、お互いの距離を縮めることができます。

ステップ4:完全な同居

* 様子を見ながら:猫同士が落ち着いて過ごせるようになったら、完全に同居させましょう。
* 継続的な観察:同居後も、猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて対応します。

飼い主さんへの慣れ

子猫が先住猫と仲良くなれば、自然と飼い主さんにも慣れてくるでしょう。しかし、子猫が警戒心が強い場合は、飼い主さんへの慣れを優先的に進める必要はありません。猫同士の関係が安定してから、ゆっくりと時間をかけて、子猫に近づいていきましょう。

子猫への接し方

* ゆっくりと近づきましょう:いきなり手を近づけるのではなく、ゆっくりと近づき、猫の反応を見ながら行動しましょう。
* 声かけ:優しく声をかけて、安心感を与えましょう。
* おやつ:おやつを与えながら、少しずつ距離を縮めていきましょう。
* 無理強いはしない:猫が嫌がっている場合は、無理強いせず、猫のペースに合わせて接しましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、多頭飼いの導入は、猫の性格や過去の経験、環境設定など、様々な要因が影響します。焦らず、猫たちのペースに合わせて、段階的に進めていくことが最も重要です。問題行動が発生した場合、獣医や動物行動学の専門家に相談することも有効です。

まとめ

新しい猫と先住猫、そして飼い主さんとの関係構築には、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて、段階的に進めていくことが大切です。猫同士の関係が安定してから、飼い主さんへの慣れを促すことで、よりスムーズに多頭飼育生活を送ることができるでしょう。

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