多頭飼いの猫の喧嘩の原因と解決策|インテリアとの関係性も解説

飼っている猫が急に喧嘩するようになりました。 うちには4匹の猫がいます。はじめはメス一匹、1年経ってオス一匹、二年たってメスの姉妹を飼い始めました。やはり、どの子が来たときも先住猫 は怒っていましたが、徐々に慣れ始め、仲良く毛づくろいしたり、姉妹猫なんか、先住猫を親と思ったのかお乳を吸ったりと、まるでお父さん、お母さん、娘のように仲良くなりました。 それが1年経った頃、家に帰るといつもは窓越しに迎えてくれるのに、いないので、不審に思って部屋に戻ると、急に2番目のオス猫が唸って怒っていました。原因がわからず、とりあえずその日はオス猫だけ部屋を別にしました。やっと落ち着いたかと思ったのですが、次の日部屋に戻そうとすると、1番目のメスが怒って唸り出しました。大きな声で手がつけられず、困っていました。動物病院で働く友人に相談し、餌が満足に食べられていなくて縄張り争いがあるんじゃ…と言われたので、ペットボトルに穴をあけて餌をつめ、遊びながらお腹が膨れるような工夫をしました。すると、自然と喧嘩がなくなっていきました。 しかし、それからさらに一ヶ月後、夜中にすごい音とすごい声がして、目を覚ますと、また1番目のメスがひどく怒っていました。全員に威嚇をしています。夜の間中、起きて4匹の動向を見ながら、怒っているメスをなだめ、抱っこしたり撫でたりして、その他の猫も撫でて落ち着かせたりしました。 ペット可のアパートとはいえ、暴れる音と声が申し訳なくて仕方ありません。 一体何が原因なのでしょうか?その日は1日休みだったので、昼間家にいましたが全く喧嘩はありませんでした。それどころか、のんびりひなたぼっこをしたりしてくつろいでいたのに…

猫の喧嘩の原因:多頭飼育におけるストレスと環境変化

複数匹の猫を飼っている場合、喧嘩はよくある問題です。質問者様のケースでは、最初は良好な関係を築いていた猫たちが、ある時期から急に喧嘩を始めるようになったとのこと。これは、猫たちの生活環境や心理状態に変化があったことを示唆しています。

考えられる原因

* 環境の変化: 家具の配置変更、新しい物の導入、引っ越しなど、猫にとっての環境変化はストレスとなります。特に、縄張り意識の強い猫は、変化に敏感で、不安やストレスから攻撃性を示すことがあります。
* 資源の競争: エサ、水、トイレ、寝床など、猫が資源と認識するものは、限られた数しかありません。これらの資源が不足していると、猫同士で争う原因となります。質問者様は工夫して解決を試みていますが、それでも夜間の喧嘩が発生していることから、他の要因も考えられます。
* ホルモンバランスの変化: 発情期や加齢などによるホルモンバランスの変化も、猫の行動に影響を与えます。特にメス猫は、発情期に攻撃性が増すことがあります。
* 病気や怪我: 猫が病気や怪我をしている場合、痛みや不快感から攻撃的になることがあります。
* ストレス: 外部からの音や刺激、家族の生活リズムの変化、他のペットの存在など、様々なストレスが猫の喧嘩の原因となります。夜間の喧嘩が多いことから、日中の静けさと対照的に、夜間の何らかの刺激が原因となっている可能性があります。

具体的な解決策:猫のストレス軽減と環境整備

猫の喧嘩を防ぐためには、猫たちのストレスを軽減し、快適な環境を整えることが重要です。

1. 資源の確保と配置

* エサ: 猫の数より多い数の餌皿を用意し、それぞれが離れた場所で食事できるようにします。多頭飼育の場合は、複数個所に餌場を設けることが重要です。
* 水: 複数個所に新鮮な水を用意します。猫は流水を好むため、ペット用の噴水も効果的です。
* トイレ: 猫の数+1個のトイレを用意します。トイレは、それぞれがプライバシーを守れるように、離れた場所に設置します。砂の種類も好みによって変えてみるのも良いでしょう。
* 寝床: 猫がそれぞれ落ち着いて休める場所を複数用意します。高い場所を好む猫もいるため、キャットタワーや棚などを設置するのも良いでしょう。

2. 環境のエンリッチメント

猫のストレスを軽減するために、環境を豊かにする工夫が必要です。

* 遊びの時間: 毎日、十分な時間をかけて猫と遊びます。猫じゃらしやボール、おもちゃなどを使って、猫の狩猟本能を刺激します。
* 垂直空間の確保: 猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、垂直空間を確保します。これにより、猫たちは安全な場所を確保でき、ストレスが軽減されます。
* 隠れ家: 猫が落ち着いて休める隠れ家を用意します。ダンボール箱や猫用ハウスなどが効果的です。
* 視覚的な遮蔽: 猫同士が常に視界に入るとストレスになるため、視覚的な遮蔽物を設置して、猫が自由に隠れたり、落ち着ける場所を作ります。

3. フェロモン製品の活用

フェロモン製品は、猫のストレスを軽減する効果があります。

* フェリウェイ: 猫のフェロモンを模倣した製品で、スプレータイプとディフューザータイプがあります。
* 猫用アロマ: ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマを、猫が安全な場所で嗅がせるようにします。ただし、猫によってはアロマに反応しない場合もあります。

4. インテリアとの調和

猫と快適に暮らすためには、インテリアも重要な要素です。

* 猫が安全に過ごせるスペース: 猫が自由に動き回れるスペースを確保し、高い場所や隠れ家などを設置します。
* 猫が登れない家具: 猫が登ってはいけない家具には、猫よけグッズを使用します。
* 爪とぎ: 猫が爪とぎできる場所を用意します。猫専用の爪とぎポールや、猫が好む素材のものを用意しましょう。
* 落ち着いた色合いのインテリア: 猫は明るい色よりも落ち着いた色合いを好む傾向があります。ベージュやブラウンなどの落ち着いた色合いのインテリアは、猫にとってリラックス効果があります。

5. 専門家への相談

猫の喧嘩が改善しない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談しましょう。病気や行動の問題が原因である可能性があります。

インテリアと猫の共存:快適な空間づくり

猫との多頭飼育において、インテリアは重要な役割を果たします。猫が安全で快適に過ごせる空間を作ることで、ストレスを軽減し、喧嘩を防ぐことができます。例えば、質問者様の猫たちが日中は穏やかに過ごせることから、夜間の何らかの刺激が原因である可能性が高いです。夜間の騒音や明かり、温度差などを確認し、猫たちが落ち着いて過ごせる環境を整えることが重要です。

例えば、夜間は静かな音楽を流したり、暗くしすぎない程度の照明を確保したり、室温を一定に保つなどの工夫も有効です。また、猫が落ち着けるような、柔らかく肌触りの良い素材のベッドやクッションなどを用意するのも良いでしょう。

まとめ

猫同士の喧嘩は、様々な要因が複雑に絡み合って起こるため、原因特定と解決には時間と根気が必要です。上記の対策を一つずつ試してみて、猫たちの様子を観察しながら、最適な解決策を見つけていきましょう。それでも改善が見られない場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。

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