多頭飼いの猫の喧嘩と解決策|インテリアと猫の快適空間

飼い猫の喧嘩について、お聞きしたいのですが、よろしくお願いします。10歳のメス(避妊はしてません)と、5歳のオス(去勢してます)の二匹飼いなのですが、オスが新しく来てから仲が良いとはいえませんが、なんとなくお互いを認めて同居していました。メスの具合が悪くなり、動物病院に3時間程外出して帰ってきたら、お互いふいて喧嘩をはじめました。今までも、たまにあったので気にしていなかったのですが、立場が逆転してメスがオスを追いかけまわすんです。我が家は、一部屋しかないのでオスの方はメスが登れない所から降りて来られなくなりました。降りて来ようとすると、威嚇して追いかけまわします。トイレもいかず、ご飯も食べず上で怯えているオス猫を、なんとか降ろしてあげたいのです。二日様子をみましたが、そろそろ限界です。いい方法はありませんか?補足です。メス猫を外に連れて行けば降りて来ると、やってみましたが一時間たっても降りてきませんでした。

猫の喧嘩の原因を探る:環境変化とストレス

猫同士の喧嘩は、様々な原因が考えられます。今回のケースでは、飼い主さんが動物病院に外出されたことが、猫たちの関係性に影響を与えた可能性が高いです。3時間という時間、普段と違う環境、飼い主さんの不在など、猫にとって大きなストレスになったと考えられます。特に、10歳のメス猫は高齢で、病気や体の不調もストレス要因になっている可能性があります。

さらに、メス猫がオス猫を追いかけるようになったという状況の変化も重要です。これは、メス猫の立場が変化し、優位に立とうとしていることを示唆しています。 オス猫が安全な場所に逃げ込んでいることから、メス猫の攻撃性が強いことがわかります。

環境変化によるストレス軽減策

猫がストレスを感じやすい環境要因を改善することで、喧嘩を回避できます。

  • 安全な隠れ家を作る:猫が安心して過ごせる隠れ家を用意しましょう。段ボール箱、キャットハウス、高い場所など、メス猫がアクセスできない場所が理想です。オス猫が落ち着いて過ごせる空間を確保することで、ストレスを軽減できます。インテリアとして、猫専用の棚やキャットウォークを設置するのも効果的です。グレーの落ち着いた色合いの家具や、猫が登れるキャットツリーを選ぶと、インテリアにも馴染みます。
  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。プラグインタイプやスプレータイプなど、様々な種類があるので、お部屋の広さや猫の性格に合わせて選んでください。
  • 匂いの除去:猫は匂いに敏感です。動物病院の匂いが残っている可能性がありますので、お部屋の清掃を徹底しましょう。特に、オス猫が避難している場所の清掃は重要です。
  • 多頭飼いに適した空間設計:一部屋しかないとのことですが、空間を仕切ることで、猫同士の距離を保つことができます。パーテーションや家具などを利用して、それぞれの猫が落ち着いて過ごせるエリアを作りましょう。例えば、猫が登れない高い家具を配置して、垂直方向に空間を確保するのも効果的です。

オス猫を安全に降ろす方法

オス猫がメス猫に怯えて、高い場所に逃げ込んでいる状況は緊急事態です。まずは、オス猫を安全に降ろす必要があります。

  • 食べ物で誘導する:オス猫の大好きなおやつやウェットフードを、ゆっくりと低い位置から近づけてみましょう。匂いを嗅がせ、少しずつ近づけることで、オス猫を誘導できます。
  • おもちゃで気を紛らわせる:猫じゃらしやおもちゃを使って、オス猫の注意をそらし、ゆっくりと近づいてみましょう。
  • タオルを使う:オス猫を優しく包み込むようにタオルをかけ、ゆっくりと降ろしてみましょう。ただし、猫が嫌がる場合は無理強いしないように注意してください。
  • ケージを使う:もし、オス猫がケージに入るようであれば、ケージに誘導して、一時的に隔離しましょう。安全な場所で落ち着かせることが重要です。

専門家のアドバイス:動物病院への相談

猫同士の喧嘩が長引く場合、動物病院への相談が不可欠です。獣医師は、猫の健康状態や行動の問題を専門的に判断し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。特に、メス猫の健康状態を考慮すると、獣医の診察は必須です。

獣医師による具体的なアドバイス例

* メス猫の病気や体の不調が、行動に影響を与えている可能性があります。血液検査やレントゲン検査などを行い、健康状態を確認する必要があります。
* メス猫の避妊手術を行うことで、ホルモンバランスの乱れによる攻撃性を軽減できる可能性があります。
* 薬物療法による治療が必要な場合もあります。抗不安薬や鎮静剤などを用いて、猫のストレスを軽減します。
* 行動療法による改善も検討します。専門の獣医や動物行動学者に相談することで、猫同士の関係性を改善するための具体的な方法を学ぶことができます。

インテリアと猫の快適空間:多頭飼いのための工夫

多頭飼いの猫が快適に暮らせるように、インテリアにも工夫が必要です。

  • 垂直空間の確保:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、垂直方向の空間を確保しましょう。それぞれの猫が自分のテリトリーを持つことで、ストレスを軽減できます。グレーの落ち着いた色合いのキャットタワーは、インテリアにも馴染みます。
  • 隠れ家の設置:猫が安心して休める隠れ家が必要です。段ボール箱やキャットハウス、猫専用のベッドなどを用意しましょう。
  • 複数のトイレと餌場:猫の数だけトイレと餌場を用意することで、猫同士の競争を避けることができます。場所も分散させるのがポイントです。
  • 遊び場と休息場所の確保:猫が自由に遊べるスペースと、静かに休めるスペースを確保しましょう。猫の性格や年齢に合わせて、適切な環境を整えることが大切です。例えば、高齢猫には、低い位置で寝やすいベッドを用意するなど、配慮が必要です。

まとめ:猫の喧嘩は早期解決が重要

猫同士の喧嘩は、放置すると深刻な問題に発展する可能性があります。早期に原因を特定し、適切な対策を行うことが大切です。今回のケースでは、メス猫の健康状態、環境変化、猫同士の関係性など、複数の要因が考えられます。獣医師への相談、環境改善、そして飼い主さんの冷静な対応が、猫たちの平和な共存に繋がります。インテリアの工夫も、猫のストレス軽減に役立ちますので、ぜひ参考にしてください。

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