多頭飼いの猫の仲良し作戦!先輩猫と子猫の穏やかな同居を実現する方法

猫について。複数飼いしている方アドバイス下さい。 家には4歳になる雌猫(完全室内飼い、避妊手術済み)がいます。 この子は生後6ヶ月くらいに友人が捨てられてるのを拾って、我が家に来ることになりました。なかなか懐いてくれず、抱っこは嫌がり、なでようとすると噛み付き、少し動いたり音をたてるとびっくりして暴れちゃう子です。甘えたい時は膝の上に乗ってきたりしますが、それ意外は自由に過ごしてます。子供嫌いで子供達(5歳、1歳)に威嚇してます。 前置きが長くなりましたが、先日主人が子猫を拾ってきたんです。時間がかかるかもしれないけど、そのうち仲良くなれるかと思って飼うことにしました。その子は生後1ヶ月半くらいの雄です。拾ってきた時は衰弱していました(今は元気です)。最初は段ボールに入れて隔離していましたが、今はゲージに入れて同じ部屋にいます。初めは先住猫は子猫が気になるようでじっと見てたり、でも近くにはいけない感じでしたが、だんだん距離も近づいていったのでゲージから出してみると先住猫が威嚇して暴れだしました。子猫がきてから3週間くらい経ちますが、昼間とかにゲージから出しているんですが、先住猫が追い掛けては猫パンチをしています。どうしたら仲良くなれますか?

多頭飼いの注意点と先輩猫の気持ち

猫を複数匹飼うことは、楽しい反面、それぞれの猫の性格や相性、そして環境調整など、多くの配慮が必要です。特に、今回のように、大人猫と子猫、さらに過去に虐待やネグレクトの経験を持つ可能性のある猫(先住猫)と、新しい環境に来た子猫という組み合わせは、慎重な対応が必要です。

先住猫の4歳雌猫ちゃんは、過去に辛い経験をした可能性があり、警戒心が強く、人間にも猫にもなかなか心を開かない状態のようです。そこに、さらに新しい子猫が加わったことで、ストレスを感じ、威嚇行動に出ているのは当然と言えるでしょう。子猫は元気いっぱいで、先住猫にとってはその行動が刺激的で、脅威に感じる可能性があります。

先輩猫への配慮が第一

まずは、先住猫の気持ちを理解し、落ち着ける環境を整えることが最優先です。新しい子猫の導入は、先住猫にとって大きな変化であり、ストレスの大きな原因となります。

具体的な仲良し作戦ステップ

猫同士の仲良しの過程は、個体差が大きく、数週間から数ヶ月、場合によっては数年かかることもあります。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、以下のステップで進めていきましょう。

ステップ1:徹底的な環境整備と安全確保

  • 子猫のゲージの位置:先住猫が自由に動ける空間を確保し、子猫のゲージは、先住猫が落ち着いて観察できる、しかし、すぐに逃げ込めるような場所を選びましょう。高所が好きな猫なら、高い場所にゲージを設置するのも有効です。
  • 隠れ家:先住猫と子猫それぞれに、安全で落ち着ける隠れ家(猫ハウス、段ボールなど)を用意しましょう。これにより、お互いに距離を置くことができ、ストレスを軽減できます。
  • トイレ・餌場:それぞれの猫に、十分な数のトイレと餌場を用意し、競争にならないように配置しましょう。場所が重なると、ストレスの原因となるため、十分な距離を空けることが重要です。
  • 匂いの共有:子猫の毛布やタオルを、先住猫の近くに置いて、お互いの匂いを徐々に慣れさせるのも効果的です。ただし、先住猫が嫌がるようなら、すぐに撤去しましょう。

ステップ2:フェロモン製品の活用

猫のストレス軽減に効果的なフェロモン製品(フェリウェイなど)を活用しましょう。フェリウェイは、猫が安心感を覚えるフェロモンを模倣した製品で、スプレータイプやディフューザータイプがあります。部屋に噴霧することで、猫のストレスを軽減し、落ち着きを促す効果が期待できます。

ステップ3:ゆっくりと距離を縮める

  • 視覚的な接触:最初はゲージ越しに、お互いをゆっくりと見慣れさせることから始めます。数分間だけゲージを開けて、様子を見てみましょう。先住猫が警戒しすぎているようなら、すぐにゲージを閉じて、落ち着かせましょう。
  • 嗅覚的な接触:ゲージ越しに、お互いの匂いを嗅がせるようにします。子猫がゲージから出ている時間帯は、先住猫が自由に動けるように、十分なスペースを確保しましょう。
  • 徐々に出会いの時間を増やす:先住猫が子猫に対して、攻撃的な行動を示さなくなった段階で、徐々にゲージから子猫を出す時間を長くしていきましょう。最初は数分間だけにし、徐々に時間を延ばしていきます。
  • 遊びの時間:それぞれの猫に、猫じゃらしやボールなどの玩具で遊んであげましょう。遊びを通して、お互いの存在に慣れていくことができます。この時、先住猫が子猫に近づきすぎないように注意しましょう。

ステップ4:専門家のサポート

猫の行動に不安がある場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応方法を見つけることができます。

子供との関係改善

先住猫が子供を嫌がるのは、子供たちの行動が猫にとってストレスになっている可能性があります。子供たちに、猫に優しく接する方法を教え、猫を無理やり触ったり、追いかけたりしないように指導しましょう。猫が落ち着ける場所を確保し、子供たちが猫に近づきすぎないように注意することも重要です。

まとめ

多頭飼いは、猫同士の性格や相性、そして環境によって、成功するかどうかが大きく左右されます。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫たちのペースに合わせて進めていくことが大切です。今回ご紹介した方法を参考に、猫たちが幸せに暮らせる環境づくりを目指しましょう。

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